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小笠原にとって、ハードが整ったことによる新たな期待が大きく膨らんだ

小笠原満男AAを取材したNumberWebの池田氏である。
小笠原氏は、自らの高校時代のエピソードを語ると共に完成したユース寮や今後のことについて語る。
これほどの施設が整い、育成年代の強化は良くなる。
そこに小笠原満男ほどの人材を投入したことで、更に強化されよう。
サッカーが上手くなることも重要であるが、人間・人格の育成がなされよう。
これから鹿島のアカデミーよりより良い人材が巣立ってく行く事となる。
楽しみである。

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小笠原満男が子供達に薦める親離れ。
大船渡での下宿とチャーハン選手権。

posted2019/10/08 11:30


大船渡高校時代、小笠原満男は全国高校サッカー選手権に出場した。その力の土台となったのが下宿生活だった。

text by
池田博一
Hirokazu Ikeda

photograph by
Kyodo News


 朝からウニやイクラなど、旬な海産物が並ぶ。食べ盛りの高校生は、ご飯の上に乗っけて一気にかきこむ。

 豪勢な朝メシだが、海沿いの漁港がある街ではめずらしい光景ではない。岩手県大船渡市は、サンマやホタテ、ムール貝など、豊富な海産物が漁獲される。

「齋藤先生が買ってきてくれるのはもちろん、他にもお裾分けでいろんな食べ物が届けられるんです。ウニやイクラもそう。大船渡ではいつも当たり前に食卓に出てきて食べていたから、大人になってからあんなに高級なものだってことを知りました(笑)」

 現在、鹿島アントラーズのアカデミー・アドバイザーとして育成部門の全カテゴリーに対してサポートを行う小笠原満男は、岩手県大船渡高校時代に下宿を経験した。今でも恩師と慕う、齋藤重信先生の自宅で高校3年間を過ごした。

「高校年代は多感な時期で、いろいろあるもの。そんなときに、いろいろ管理してもらえる。サッカーのためにみんなで共同生活をして“すべてをサッカーに向けましょう”という生活は、すごくいい経験になった」

練習後の「チャーハン選手権」。

 齋藤先生が不在のときは、ともに下宿する先輩後輩と自炊することもあった。焼きそば、肉野菜炒め、ときにチャーハン。学校での練習を終えて帰宅すると、簡単にできる炒め物を中心に、さっと食事の準備をする。「チャーハン選手権」と題し、誰が一番美味しく作れるかを争ったのは良き思い出だ。

「みんなと食べていれば、誰が何をどれだけ食べているのかを見られる。“あいつが食べているから、俺ももっと食べないといけない”とか。上級生がどういう行動をして、どういう発言をしているかを見ることもできる。集団生活も大事なこと。それに、親から離れることにもなる。自分のことを自分でできるようになるために、寮生活はすごくいいことだと思う」

 人として生きていくために、何をすべきか。当たり前のことを、当たり前にできるようになるために。下宿生活は、自然と小笠原自身の自立を促した。

「食べた後は自分で食器を洗っていたし、食事も洗濯も自分たちでやっていた。風呂やトイレも交代で洗う。基本は先生が食事を作ってくれていたけど、“手伝います”と言ってよくやっていたし、先生がいないときは、スーパーでの買い出しから“自分たちでメニューを決めてやれ”と言われて、自分たちで作った。いろんなことを覚えることができた。実家にいたら掃除も洗濯も料理も、全部、親がやってくれちゃうからね」

新たに完成した鹿島ユース寮。

 2019年9月、鹿島アントラーズのユース選手たちが寮生活を行う、アカデミーハウスが完成した。

 1階廊下の壁面には、アカデミーに関わるアントラーズの歴代選手たちがシルエットのデザインで描かれている。



 こだわったのは、スパイク置き場と洗濯物置き場。これまでスパイクと洗濯物が山積みになることがあったため、広く見やすいスペースを取り、最大500足のスパイクを壁にかけられるようにした。





「施設が整っているのは理想です」

 さらに、10個のシャワー、大人数で使用することを想定して3つの浴槽が設置された。設計の段階から必要スペースを提示し、その上で進めた賜物だ。実は26年前にできた鹿島アントラーズのクラブハウスもそうだったが、最初に作ったときに想定していた使い方は、年月を経ると変化していくもの。その経験も踏まえ、時代に合った使い方をフレキシブルにできるような作りにした。

 食堂のテーブルにクラブエンブレムがあしらわれ、内外観全体にクラブカラーを統一して使うことで、クラブへの帰属意識を高めることも意図している。

 土のグラウンドで育ち、アフリカのブルキナファソへの遠征も経験した小笠原は、「何事も経験」とよく言う。はたして、下部組織の最新施設をどう見たのか。

「個人的に、なんとなく今まで環境が整い過ぎていても良くないという考えがあったけど、やっぱりいい施設があるに越したことはない。今やヨーロッパや南米では施設をしっかりするのは当たり前のこと。本当に体のことを考えたら、施設が整っているというのは理想ですよね」

トップの練習をすぐ見られる幸福。

 今や情報社会。インターネットを検索するだけで、ある程度の情報は簡単に手にはいる時代になった。

「自分の進路を考えたとき、どこに進みたいかといえば、環境面も見ますよね。練習グラウンドが一定の場所ではなく、点々としているところもあれば、決まったロッカーがないところもある。それがアントラーズでは、ロッカーや寮が整っていて、トップチームがすぐ隣で練習している。ジュニア、ジュニアユース、ユースとどのカテゴリーでもトップをすぐに見られる環境にある。これほどうらやましいものはない。

 そこに、さらに新しい寮ができる。練習グラウンドから自転車で5分と、今まで以上に近くなるから、練習が終わってすぐに食事がとれるようになる。すごくいいと思うし、なによりうらやましいですよね」

 1991年、住友金属工業蹴球団へ加入したジーコは、常に言い続けてきた。

「施設が整うことでチームは強くなる」

 アントラーズ発足当初のロッカールームは、床がコンクリートで個別のロッカーもなく、パイプ椅子がある程度だった。そこから床にシートが敷かれ、フックを買ってきて壁に取りつけたりと、順々に体を成し、結果に結びついていった。

環境が整うことで、結果につなげる。

 2011年にできた、アントラーズ下部組織の専用施設である「つくばアカデミーセンター」にしても同じことが言える。それまで決まった練習場やロッカーがなかった状況で、施設が整った。つくばジュニアユースは、'15年に初の全国大会出場を決めて以来、今では頻繁に全国大会出場を重ねるまでになった。

「これだけうらやましい環境はない。サッカーに集中できる環境が整ったわけだからね。親から離れて集団生活をすることで、俺自身が経験したことだけど、学ぶことは多くあると思う。人として何をしないといけないのかを学ぶことはもちろん、精神的にも自立することにつながっていく。

 さらに僕らの立場から言えば、環境が整うことで、結果につなげないといけない。これだけ整えてくれたクラブのためにも、よりこれまで以上にトップで活躍する選手を輩出していかないといけない。僕たちスタッフはよりやりがいが出てきますよね」

 環境が強化に与える影響は大きい。トップで活躍する選手を生み出すために。小笠原にとって、ハードが整ったことによる新たな期待が大きく膨らんだ。

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