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2019年を振り返って

まだ天皇杯決勝戦が残っておるが、2019年を振り返ってみたい。

・Jリーグについて
今季より外国人出場枠が5人、保有枠が無制限となった。
表向きは、他国リーグとの差別化であったり、プレミア感のようにメディアは報じておる。
しかしながら、Jリーグのスポンサーである楽天が親会社をしておる神戸を優遇するためにルールが変えられたことは明らかである。
昨年も、神戸のためにシーズン中に背番号が変えられるように変更された。
リーグのスポンサーにクラブの親会社がなっておるという歪な形が良いものなのか非常に疑問に思う。
結果的に神戸はJ1残留を成し遂げ、またJリーグは助っ人5人を当てるリーグになり果てた。
また、優勝したFマリノスは提携枠も当てて、6人の助っ人が当たったが故のリーグタイトルと言えよう。
こうなってしまっては、J1は助っ人をどのように外さないかになっていく。
若手選手は積極的にレンタルで貸し出されていくこととなろう。
この変革にどのようにに対応していくかが肝要となる。

・新戦力
ルーキーとして大卒の名古新太郎、高卒の関川郁万、ユースから有馬幸太郎・佐々木翔悟、レンタルバックにて平戸太貴・ブエノ、清水より白崎凌兵・Fマリノスより伊藤翔がシーズン前に加入した。
ブエノとシラ、伊藤翔はレギュラーポジションを得、補強が成功したことを示した。
ルーキーとしては名古が気を吐き、将来を託すに十分な存在感を表した。
ただ、平戸は夏に町田へ完全移籍してしまったことは残念であった。
親会社の替わった町田としては、将来を託すクラブの顔として白羽の矢を立てたのであろう。
途中加入としては、3月に小池裕太がレンタルにて、夏には相馬勇紀・小泉慶・上田綺世を補強した。
これは、後述するが欧州移籍を果たした選手の穴埋め的な部分が大きい。
その働きはしてくれたように思う。

・PSM水戸戦
シーズンを占うこの試合、中村充孝のゴールにて辛勝した。
この時点で怪我人がおり、シーズン中の負傷者続出を予感させられた。
また、後半途中から沖がゴールマウスを守っており、これも年末の川俣放出を暗示しておるようであった。

・シーズン序盤
開幕戦にJ2からの昇格組である大分に敗れるもACLとの並行開催を上手にマネージメントしておったように思う。
ただ、怪我人が多く、特に内田篤人がジュビロ戦にて負傷交代し長期離脱したことによりSBに困ったことがシーズンを通じて痛かった。

・夏の移籍
鈴木優磨がシントトロイデンへ、安西幸輝がポルティモネンセへ、安部裕葵がバルセロナBへ、それぞれ移籍した。
これほど力のある選手がシーズン途中で抜けるのは大きな痛手である。
特にSBに怪我人が続出したこともあり、両SBで期待しておった安西の穴はとてつもなく大きかったように感じさせる。

・ACL
GSは劇的なアウェイ勝利あり、不甲斐ないホームでの敗戦などがあり2位通過した。
突破が目的のため特に問題は無かろう。
Round16は国内対決の広島戦、アウェイゴールにて勝ち上がった。
このあたりは、鹿島の経験が活きたように思う。
準々決勝は2引き分けだがアウェイゴールにて敗退。
負けたわけではなかったので、本当に悔しい結果であった。

・ルヴァン杯
準々決勝は浦和相手に勝ち上がり。
準決勝にて川崎相手に涙を飲んだ。
アウェイの第1戦で、篤人を交代し、ボランチが替わった際の隙にて2失点したことが痛かった。
第2戦を完敗のように思う輩は多かったが、戦い方を顧みれば、さほど悪くはなかったように思う。

・リーグ戦
序盤こそ過密日程もあって不安定な結果であったが、夏場より無敗を続け、10月には首位に立った。
この勢いを持続させられれば、至福の時を過ごせたが、川崎戦にて敗れ首位を陥落すると、その勢いは全く止まり、最終的に3位にて終えた。
実際には、川崎戦は準備がしっかり出来ており、チャンスは十分にあり、守備も機能しておった。
それを落としたことで精神的にポッキリ折れたように感じさせられた。
それは鹿島らしさとは遠く離れたものと言えよう。
これもまたサッカーという競技の妙とも考えられる。
メンタルをコントロールするのはプロと言えども完璧には出来ぬ事がよくわかった。
また、ACLもルヴァン杯もリーグ終盤も三竿の負傷離脱後に落としておる。
それほどこのボランチがチームに及ぼす影響は大きかった。
怪我との戦いが今季を象徴しておったように思う。

・天皇杯
3年ぶりの決勝進出。
優勝してACLストレートインを成し遂げたい。

・監督交代
リーグ日程終了後に今シーズン終了後に大岩監督が退任することが発表された。
2017年シーズンには最多勝ち点を記録し、2018年にはクラブ初のACLタイトルをもたらせた。
今季は怪我人と海外移籍による選手流出に泣かされ、思った結果がもたらせなかったことは悔いが残る。
叩く民がいることはわからないでもない。
全勝、それも全て快勝ではないと納得出来ぬ者がおるのもサッカーを応援する人間の常であろう。
もう少し現実を見て欲しいと願う。
ただ、この鹿島を率いて結果を出したことは紛れもない事実である。
多数の怪我人、夏の主軸選手移籍と監督の力ではどうにもならないことが多かったように思う。

・来季に向けて
公式発表こそないが、助っ人としてボランチのファン・アラーノとセンターFWのエヴェラウド、日本人補強として、右SBの広瀬陸斗・左SBの永戸勝也・CBの奈良竜樹が獲得濃厚とされておる。
DFラインとアタッカーに強力な補強がなされる様子。
監督はアントニオ・カルロス・ザーゴ氏にほぼ決まったと噂される。
欧州にて修行を積んだブラジル人監督の手腕にてリーグタイトルとアジア制覇の両獲りを狙いたい。
そして、現行仕様の最後のCWCに是非とも出場したい。
楽しい一年にしようではないか。

良いお年を。

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No title

いつも楽しみに拝見しております。
今年一年お疲れさまでした。

加入選手が噂通りになるのであれば、同程度の選手がレンタルや放出されるということ。
監督交代も含めて、来年は変革の年となりそうですね。

鹿島以外のクラブであれば、大岩監督の実績は申し分なしだと思います。
怪我人や主力の放出がある中、よく頑張ったとも思います。
しかし鹿島というクラブにはタイトル以外は不要です。
そういう意味では今シーズンは0勝3敗。


最後に1勝して、新しいシーズンを気持ちよく迎えたいですね。

ありがとうございます。

原理主義様
長いシーズンお疲れ様でした。
今年も的確且つ愛情溢れる情報をありがとうございます。
今シーズンもリーグタイトルを逃し、悔しい思いをしましたがまだ天皇杯が残っております。
明日は私もスタジアムで応援したいと思います。
またどうぞ来シーズンも宜しくお願いします。

今年一年、楽しく拝見させていただきました。明日は現地にて応援してまいります。色々と報道されてはおりますが。明日は勝ちましょう!

頑張れアントラーズ!

選手、コーチ、スタッフ、チームに関わるすべての皆さん、今年一年も本当にお疲れ様でした!2020も変わらず応援します!令和初の天皇杯、何としても…。
頑張れアントラーズ!

今年も一年、お疲れ様でした。日々、楽しみにしております。今年は色々と悔しい思いもしましたが、天皇杯を獲り、良い一年を迎えることができればと思います。

来年もよろしくお願い致しますm(_ _)m

一年間お疲れ様でした!
また来年もよろしくお願いします!

一年間有難うございました!
もう何年も記事を読むことが生活の一部です。お体に気をつけて、良いお年を

もう15年くらい原理主義者さんのブログにお世話になっています。

2019年も1年間ありがとうございました。

また、来年もよろしくお願いします。

原理様

いつもありがとうございます。
タイトルなしでは終われませんね。
神戸に筋書きを書かれているような気もしますが、明日勝つのは鹿島です。

また来年もよろしくお願いいたします。
どのような状況でも4冠を目指すのが鹿島アントラーズ。
頑張りましょう!

1年間ありがとうございました。
来年も鹿島アントラーズ!

今年もありがとうございました‼️

毎日原理さんのサイトを見ない日はありません。いつも前向きであたたかく且つ的を射たコメントだからこそ、たくさんの人からのコメントも集まり、素晴らしい交流の場となっていて、アントラーズサポーターの集いの場としての貢献度は抜群。他のブログやサイトより圧倒的な吸引力はもう他の追随を許さぬ高みに昇華しております。もちろん言わずもがな、それは皆さんご承知のことでもあります。
どうぞお身体ご自愛くださり、また来年も楽しいコメントをよろしくお願い申し上げます。
今年一年ありがとうございました。よい新年をお迎えください。

3連覇したときの原理さんの「仮面ライダーV3」に感動しました。(笑)もしかして同世代!!と親近感がわきそれ依頼10年間楽しませてもらってます。今回優勝したら懐かしの曲を使って楽しい表現して下さい!期待してます。
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狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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