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鹿島、新体制発表、挑戦者としてのリスタート

鹿島の2020年シーズン新体制発表を報じる各紙である。
監督以下スタッフの大人数入れ替え、新加入選手11人とあり大きく紙面が割かれる。
それぞれの意気込みが強く伝わってくる。
皆がタイトルを口にしており、鹿島が”タイトル”を獲るクラブであるとイメージしておることがわかる。
昨季は無冠に終え非常に悔しい思いをした。
そのエネルギーをこの新しいメンバーと共に今季にぶつけタイトルを得たい。
新しいシーズンの始まりである。

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「責任感ある番号」「成長しないと五輪で…」常勝軍団・鹿島を選んだ5人の“決断”
20/1/23 19:17


DF奈良竜樹、DF杉岡大暉、MF和泉竜司、DF永戸勝也、DF広瀬陸斗(写真左から)

 昨季無冠の鹿島アントラーズは今オフ、J1リーグで実績を残してきた選手を次々と補強し、悲願のタイトル奪還に向けてスタートを切った。新加入選手たちは23日、新体制発表会で深紅のユニフォームをお披露目。記者会見で加入を決断した理由を問われた選手は「伝統」「歴史」「タイトル」「常勝軍団」というクラブを象徴するようなフレーズを次々と口にしていた。

「日本で一番タイトルを取っているクラブに必要とされたのは光栄に思う。そのタイトルをさらに増やしていかないといけない責任感で身が引き締まる」。そう語ったのは一昨季まで2連覇を果たした川崎Fから加入のDF奈良竜樹。昨季は負傷で9試合の出場にとどまったものの、J1通算100試合出場が目前に迫る26歳のセンターバックだ。

「鹿島とは何度か対戦してきて、本当に勝ちに対して執着が強いチームだと感じていた。川崎F時代は対戦成績が良かったけど、鹿島が勝ちに強いこだわりを持っているからこそ、勝った時の達成感や喜びは他のクラブより大きかった」。その印象は加入後も変わらない様子。「練習からタフだし、戦うところが常にベースにある」と手応えを語る。

 奈良は加入初年度ながら秋田豊氏、岩政大樹氏、DF昌子源が背負った伝統の背番号3を任された。「特別な番号であるというのは分かっているし、着けてきた選手も偉大な選手ばかりだと分かっている。責任感ある番号をいただいて嬉しさとプレッシャーもある」。率直な思いを明かした奈良は「素晴らしい選手が作り上げてきた歴史に恥じない選手になりたい」と決意を述べた。

 またU-23日本代表のDF杉岡大暉(←湘南)は五輪を目前にしての移籍となった。厳しいレギュラー争いも予想され、「半年後にオリンピックがあってリスクはある」と現実を見据える。それでも「成長しないとオリンピックで活躍できないと思うので決断した」と思いを明かした。練習では「厳しいところを求め合う」という環境を体感し、成長できる感触があるようだ。

 DF広瀬陸斗はJリーグ王者の横浜FMを離れてやってきた。「伝統ある常勝軍団、鹿島に来ることができて嬉しい」。加入の喜びを語った24歳は「昨年対戦してみて、デュエルのところで激しく来るチームだし、加入して練習する中でも一つ一つのボールへの執着心を強く持っている」と鹿島のイメージを述べた。

 昨季自身キャリアハイの31試合6得点を記録し、名古屋から加入したMF和泉竜司は「全てのタイトルを取るために来ました」と高らかに宣言。「鹿島は内容が良くなくても勝ちを持ってこられる印象。一緒にトレーニングしていても体を張ったり勝負にこだわる部分は名古屋より高い。自分もそれ以上のプレーをしていければ」と意気込みを述べた。

 昨季のJリーグアシスト王のDF永戸勝也(←仙台)も鹿島を選んだ。「昨年は1年でどれだけ成長できるんだろうという思いができた。このチームなら僕が考えられないようなことも起こると思って移籍した」と語る25歳の武器は左足。「10アシストは全部左足で特長があるので、そこでチームに貢献できれば」と活躍を誓った。

「このクラブの伝統に恥じないようタイトルを取ること。そして選手として成長して中心選手になれるよう頑張る」(奈良)。「4つのタイトルを取るために日々集中してやっていきたい」(永戸)。新加入選手と言えども、タイトル奪還のための即戦力。この5人がどれだけレギュラーに定着できるかが、無冠に終わった昨季からの欠かせない積み上げとなる。

(取材・文 竹内達也)

“21世紀元年”4選手が覚悟の新卒鹿島入り「何事も一番に」「足りないものばかり」
20/1/23 20:10


FW染野唯月、MF松村優太、MF荒木遼太郎、GK山田大樹(写真左から)

 21世紀元年世代を代表する4選手がプロ生活のスタート地点に鹿島アントラーズを選んだ。Jリーグ最多20冠を誇る常勝軍団は、レギュラー争いの激しさもリーグ屈指。18歳でシーズンインを迎える4選手はプロの世界の厳しさを自覚しながらも、それぞれの決意を語った。

 鹿島は今季、鹿島ユースのGK山田大樹、東福岡高のMF荒木遼太郎、静岡学園高のMF松村優太、尚志高のFW染野唯月をそれぞれ獲得した。2001年度に生まれた有望株たちは、いずれも年代別代表の経験者。将来は日の丸を背負うことも期待される選手たちだ。

 唯一、育成組織から昇格の山田はU-18日本代表。正守護神として臨むことも期待された昨年のU-17W杯は負傷の影響もあって選外に終わったものの、186cmの長身を活かしたプレーで世代屈指の評価を獲得してきた。自らの武器を「カウンターのキックやスローイングで攻撃の起点になること」と語る。

 また小学生の頃から鹿島のカルチャーと間近に接してきた経験も活きる。「今年はGKが4人いる。その4人の中で誰よりも練習で集中して、何事も一番にならないと鹿島のゴールは守れないと思う。練習の中の一つのプレーを大事にしてやっていくことが試合に出るために必要になる」。力強く語った18歳はACLの話題で、さらなるプライドをのぞかせた。

「鹿島は一昨年チャンピオンになったけど、自分も練習の雰囲気や試合を見ていた。その時の雰囲気はそのときに経験した選手にしか分からない。優勝したメンバーも残っているので、そういった選手たちがACLを戦う上での気持ちを伝えられたらと思う。自分も出場のチャンスを自分で掴んでいかないといけない」。すでに常勝軍団のメンタリティーが息づいている。

 もう一人、育成組織で過ごした経験があるのが中学時代まで鹿島つくばジュニアユースに在籍していた染野。高校最後の全国選手権は腰椎分離症の影響でメンバー入りを辞退し、プロ生活にモチベーションをかけてきた。「自分が目指しているものに向かい、成長の糧になるようにここで頑張っていきたい」。記者会見で意気込みを求められた際には、未来への野望もほのめかした。

 染野不在の高校選手権を沸かせたのは松村だ。圧倒的なスピードを活かし、日本一となった静岡学園高を右サイドで牽引。「練習では足りないものばかりだと感じている。日々吸収して学んで、少しでも早く試合に出場できるよう厳しいポジション争いに貪欲に頑張りたい」。キャンプではプロの厳しさと真っ向から向き合い、「常にタイトルと結果を求められるクラブだと思うので結果で貢献したい」と闘志を燃やす。

 荒木は2002年1月29日生まれのため、現時点で唯一の17歳。それでも今季最初のトレーニングマッチ・テゲバジャーロ宮崎戦で得点を挙げるなど、早々に結果を残している。「何回か練習してきて、プレースピード、闘うところは鹿島アントラーズの凄さだと感じた。闘うところを自分もやっていかないと試合に出られない」。持ち味はキックや戦術眼だが、そうしたベースの部分を鍛えようとしているところも頼もしい。

 近年の鹿島はAFCチャンピオンズリーグやクラブワールドカップに出場を続けたことで、FW鈴木優磨、FW安部裕葵ら高卒加入の選手が次々と海外挑戦を果たした。活躍すれば世界のスカウト網にもかかる可能性もある。今秋に控えるAFC U-19選手権など、世代別代表の活動も予定される中、まずは厳しいレギュラー争いに身を投じて存在感を発揮したいところだ。

(取材・文 竹内達也)

【鹿島|新体制】挑戦者としてのリスタート。「華麗なサッカー」でタイトル奪還を期す
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年01月23日

〝見せる〞と〝魅せる〞


今季の新戦力は11人。前列左から松村、染野、和泉、永戸、荒木、広瀬。後列左から奈良、杉岡、エヴェラウド、ザーゴ監督、J・アラーノ、山田。写真:滝川敏之

 1月23日、鹿島アントラーズが新体制発表会を行なった。

 冒頭で小泉文明代表取締役社長は、2020年シーズンのスローガンを発表。恒久的なメインスローガンの『Football Dream』は変わらず、今季のテーマは『みせる』に設定。昨季を経て、形になりつつある様々な変化を〝見せる〞こと、ポジティブなフットボールで〝魅せる〞ことを追求していく。

 今季の目標はもちろん、タイトルの獲得だ。無冠に終わった昨季を踏まえて今季は挑戦者としてリスタートを切ることになるが、伝統の勝ちにこだわる姿勢はブレずに、「国内3大タイトル、さらに二度目のACL制覇を一丸となって目指していく」(小泉社長)。

 続いて、ザーゴ新監督ほか、今季の新戦力11人が登壇。新たにチームを率いることになった指揮官は、「タイトルの数を増やしたい」と意気込みを口にする。そのためには、ポゼッション重視の「良いサッカー、華麗なサッカー」で勝利を掴みにいく所存だ。

 また、注目の新戦力のひとり、川崎フロンターレから獲得したCB奈良竜樹は「このクラブの伝統に恥じないよう、しっかりタイトルを獲ることと、選手として成長して、中心選手になれるように頑張りたい」と言葉に力をこめた。

 28日にはメルボルン・ビクトリーとのACLプレーオフが控える。今季最初の公式戦で確実に勝利を収めて、良いスタートを切りたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島入りのDF杉岡「成長しないと」移籍理由明かす
[2020年1月23日19時33分]


鹿島の新加入会見に臨んだDF杉岡大暉(左から2人目)。左からDF奈良竜樹、1人おいてMF和泉竜司、DF永戸勝也、DF広瀬陸斗


鹿島のザーゴ新監督(撮影・杉山理紗)


ブラジル人のザーゴ新監督(50)を迎えた鹿島アントラーズの新体制発表会が23日、鹿嶋市近郊で行われ、同氏と新加入選手11人が登壇した。

湘南から移籍したDF杉岡大暉(21)は東京五輪世代だが、「その先のサッカー人生を考えた上で、成長しなければと危機感を感じていたのも事実。半年後に五輪がありリスクもあるかもしれないが、それを考えてもこのチームに来たかった」と移籍の理由を明かした。

チームは昨季に続き全タイトル獲得を目指す。ザーゴ新監督は「ボールを握りながらゲームをコントロールする、自分たちのタイミングで攻撃や守備をする」と主導権を握ったサッカーを約束。また今季始動後チームに合流していないMFセルジーニョは現在、海外移籍へ向けた交渉中であることも明らかになった。

鹿島目標変わらず「4冠」ザーゴ監督キャンプ手応え
[2020年1月23日20時18分]


鹿島のザーゴ新監督(撮影・杉山理紗)


鹿島の新体制発表会見に登壇したザーゴ新監督(後列右から3人目)ら


鹿島の新加入会見に臨んだDF杉岡大暉(左から2人目)。左からDF奈良竜樹、1人おいてMF和泉竜司、DF永戸勝也、DF広瀬陸斗


鹿島アントラーズは23日、鹿嶋市近郊で新体制発表会見を行った。

チームの目標は、19年シーズンと変わらず「4冠」。小泉文明社長(39)は「積極的に主導権を取りに行くスタイルで、全てのタイトルを目指す」と明言した。

ザーゴ新監督(50)は「一番の理想はつなぐサッカー、相手に何もさせず得点をすること。ボールを握りながらゲームをコントロールして、自分たちのタイミングで攻撃や守備をする。ボールを持っていないときはアグレッシブにプレスをかけて、もう1度ボールを握る」と、目指すスタイルについて具体的に言及した。

1日に天皇杯決勝を戦ったチームは、短いオフを挟み、10日から20日まで宮崎でキャンプを行った。28日にはさっそくACLプレーオフで今季初戦を迎える。ここまでの準備期間は短いが、指揮官は「素晴らしいキャンプができた。選手が練習で見せる意欲、伝えたものをトライして成功させようとする意欲はすばらしい」と手応えを口にした。

また「大事なプレーオフを突破しなければ、1つのタイトルを失う。まずはこの試合に全員で集中したい。突破できたらチーム作りを高める余裕ができてくるので、そこからは違う取り組み方でやっていきたい」と、5日後に控えた重要な一戦に照準を定めた。

鹿島DF奈良「偉大な選手ばかり」背番3への思い
[2020年1月23日20時50分]


鹿島の新加入会見に臨んだDF杉岡大暉(左から2人目)。左からDF奈良竜樹、1人おいてMF和泉竜司、DF永戸勝也、DF広瀬陸斗


鹿島の新体制発表会見に登壇したザーゴ新監督(後列右から3人目)ら


鹿島アントラーズは23日、鹿嶋市近郊で新体制発表会見を開催した。川崎フロンターレから移籍したDF奈良竜樹(26)は「背番号3」への思いを述べた。

18年までDF昌子源(現トゥールーズ)が付けていた番号で、過去を振り返れば秋田豊氏、岩政大樹氏といったレジェンドたちが背負ってきた歴史ある番号でもある。

奈良は「鹿島にとって特別な番号なのは分かっているし、今まで付けてきた選手は偉大な選手ばかりだとも分かっている。責任感のある番号を頂いたことにうれしさ、プレッシャーもあるし」と、鹿島の3番の重みを認識。その上で「イメージだけにとらわれすぎないで、自分が目指すべき選手像も同時に作り上げて、新たな背番号3を作っていけたら」と、自分らしく鹿島の歴史に名を刻むことを誓った。

鹿島永戸「泥臭く体を張る」/新加入全選手コメント
[2020年1月24日7時0分]


鹿島の新加入会見に臨んだDF杉岡大暉(左から2人目)。左からDF奈良竜樹、1人おいてMF和泉竜司、DF永戸勝也、DF広瀬陸斗


前列左からMF松村優太、FW染野唯月、MF和泉竜司、DF永戸勝也、MF荒木遼太郎、DF広瀬陸斗、後列左からDF奈良竜樹、DF杉岡大暉、FWエヴェラウド、1人おいてMFファン・アラーノ、GK山田大樹


鹿島アントラーズは23日、鹿嶋市近郊で新体制発表会見を行った。

無冠に終わった昨季からは、大幅に選手が入れ替わった。期限付き移籍を含めて12人の選手がチームを去り、新卒を含めて11人の選手が新たに加わった。

新加入選手のコメントは以下の通り。

・DF奈良竜樹(26=川崎フロンターレ) センターバックとして目の前の相手に仕事をさせないこと、声や姿勢でチームをまとめて引き締めていくことは、責任をもってやりたい。

・DF杉岡大暉(21=湘南ベルマーレ) サイドバックなので攻守にハードワークして、チームに活力を与えたり、なくてはならない存在になれるよう頑張りたい。

・MF和泉竜司(26=名古屋グランパス) チームの勝利のために、攻守においてハードワークすることもそうだし、自分の特徴であるドリブル、シュート、パス、全てを使って得点に多く関わりたい。

・DF広瀬陸斗(23=横浜F・マリノス) 自分には特徴という特徴はないと思っているが、基礎である戦うところをピッチ内で表現したい。

・DF永戸勝也(24=ベガルタ仙台) 決してうまい選手ではないので、泥臭く体を張るところをプレーの基本にしている。去年10アシストをしたのは全部左足。そういうところで勝利に貢献できたら。

・FWエヴェラウド(28=ケレタロ) 特徴はパワーと瞬発力と決定力。ゴールを求められていると思うので、チームをゴールで助けたい。

・MFファン・アラーノ(23=インテルナシオナル) 特徴は機動力で、ラストパスが武器。FWの手助けになるようなパスを出したい。ゴール前に行くのが好きなので、得点でも貢献できれば。

・GK山田大樹(18=鹿島アントラーズユース) 今まではアカデミーという守られた立場でプレーや生活をしてきたけど、これからは1人の社会人として、自覚と責任をもってピッチ内外で過ごしていきたい。特徴はカウンターのキックやスローインで攻撃の起点になること。練習の中で磨きながら、試合で出せるようにしていきたい。

・MF荒木遼太郎(17=東福岡) 鹿島で何回か練習をして、プレースピードや戦う部分で鹿島のすごさを感じた。戦うところをやっていかないと試合に出られないと思う。持ち味はキックを生かしたプレーなので、出していきたい。

・MF松村優太(18=静岡学園) 何回か練習をやってみて、まだまだ自分に足りないところばかりだと感じている。日々吸収して、学んで、少しでも早く試合に出場できるように、貪欲に頑張っていきたい。ストロングポイントであるスピードに乗ったドリブルで、シュートやアシストなど、ゴールに直結するプレーをしていきたい。

・FW染野唯月(18=尚志) FWは層が厚い印象。その中でスタメンを取って試合に出るというのを目指して頑張りながら、今年1年間やっていければ。持ち味であるシュートやパスを見てほしい。

鹿島が新体制発表 ザーゴ新監督「新たな歴史を」

新体制発表記者会見で記念写真に納まるJ1鹿島のザーゴ新監督(後列右から3人目)ら=23日、茨城県神栖市

 J1鹿島は23日、茨城県神栖市で新体制を発表し、ブラジル人のザーゴ新監督は「鹿島の歴史に恥じないように、新たな歴史を刻みたい」と抱負を語った。28日にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を懸けてメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)とのプレーオフに臨む。

 昨季はJ1の3位など無冠に終わり、川崎からDF奈良や湘南から東京五輪世代のDF杉岡らを補強。杉岡は「攻守にハードワークして活力を与えたい」と意気込んだ。全国高校選手権で静岡学園の優勝に貢献したMF松村らも加わった。

 MFセルジーニョは中国クラブへの移籍が決まる見込みで登録選手から外れた。

鹿島 新加入11選手意気込み 奈良「クラブの中心に」 杉岡「ここで成長する」
[ 2020年1月24日 05:30 ]


新体制会見に出席した(前列右から)広瀬、荒木、永戸、和泉、染野、松村、(後列右から)山田、ファン・アラーノ、ザーゴ監督、エヴェラウド、杉岡、奈良
Photo By スポニチ


 鹿島は23日に鹿嶋市内で今季の新体制発表会を行い、ザーゴ新監督と11人の新加入選手が出席した。
 新加入の11選手がそれぞれ意気込みを示した。川崎Fから加入し、背番号3をつけるDF奈良は「このクラブの中心になっていきたい」と力を込めた。湘南から加入したU―23日本代表DF杉岡は「五輪半年前でリスクがあるかとも思ったが、それでも鹿島に行きたかった。ここのチームで成長しないと五輪もない」と半年後の東京五輪代表入りを見据え、成長を期した。

鹿島・ザーゴ新監督 ポゼッションサッカーでタイトル奪回目指す「歴史に名を残したい」
[ 2020年1月24日 05:30 ]


新体制発表会に臨んだザーゴ監督(中央)
Photo By スポニチ


 鹿島は23日に鹿嶋市内で今季の新体制発表会を行い、ザーゴ新監督と11人の新加入選手が出席した。現役時代に柏でプレーした経験のある指揮官は「理想のサッカーはシンプル。ボールを握りながらゲームコントロールし、自分たちのタイミングで攻撃、守備をしたい」とポゼッションサッカーを落とし込んでいく考えを示した。
 国内では3季連続で無冠に終わり、タイトルの奪取は命題となる。かつてトニーニョ・セレーゾ氏、オズワルド・オリヴェイラ氏らクラブが招へいしたブラジル人監督は、手腕を発揮し多くのタイトルをもたらした。その魂を継ぐザーゴ監督は「鹿島の歴代ブラジル人に負けないように、僕も歴史に名を残したい」と力を込めた。

 28日にはACL本戦出場を懸けメルボルンV(オーストラリア)と対戦する。相手はシーズン中でコンディション面では不利となるが「鹿島はアジアでNo・1に近いクラブ。そのクラブがACLに出られないということがあってはならない」と力強く話した。

【鹿島】ザーゴ新監督「勝ちきる」 スローガンは「Football Dreamみせる」
2020年1月23日 20時2分スポーツ報知


新体制発表会見に臨むザーゴ新監督(2列目中央)と11人の新加入選手

 鹿島は23日、茨城・鹿嶋市内のホテルで新体制発表会見を開き、今季から指揮を執るザーゴ監督(50)と新加入のDF奈良竜樹(26)ら11選手が出席した。チームスローガンは「Football Dreamみせる」に決まった。ザーゴ監督は「勝ち切る」サッカーを目指し、多くのタイトル獲得に貢献することを目標に掲げた。同監督の会見要旨は以下の通り。

 ―鹿島の監督になっての感想を。

 一生懸命やっている中で評価されて、うれしい。それを結果に結び付けなきゃいけない。鹿島は歴史があって、ブラジル人であれば、日本のクラブで知っているクラブと言われたら迷わずアントラーズと答える。世界に知れわたっているクラブの歴史に恥ないように、そして新たな歴史を作っていきたい。良いサッカー、華麗なサッカーをしたい。

 ―目標を。

 (初戦のACLプレーオフ、メルボルンV戦=28日まで)理想の日数ではないが、試合がある。まずは結果を出して、本戦へと行くこと。フロントを含め融合するように意見交換して、周りにも慣れてもらって、自分の仕事を発揮したい。素晴らしいキャンプができた。チームの形が徐々にできた。僕にとっての誇りは、選手がキャンプで意欲的に取り組んでくれたこと。この意欲のまま取り組んだらもっと素晴らしいチームになる。

 ―初戦のACLプレーオフは間近に迫っている。

 理想のチームを作るための時間はない。そこで助かっているのは選手の意欲で、伝えたものをできるだけトライして成功させようとする意欲が素晴らしい。初戦までにチームとしてのオーガナイズは100%にはできないが、今できることを精いっぱいやり遂げて、全員でタイトルを取りたい。アントラーズは常にタイトル取らなきゃいけないことは理解している。初戦を勝つことはタイトルではなく、グループリーグに入ると言われるかもしれないが、その先にタイトルがある。成し遂げたいし、突破が決まれば、チーム作りを固める余裕が出てくる。そこからはまた違う取り組み、形でやっていきたいと選手に話している。

 ―理想とするサッカーを。

 まず理想は、ファンであればつなぐサッカーで、相手に何もさせずに得点を重ねていく。シンプルであるけど、、それを難しくしてしまう人がいる。私はシンプルかつ効率を求めていく。ボール握りながらゲームコントロールをする。主導権を握って自分たちのタイミングで攻撃する。ボールを持っていないときはアグレッシブに守備をして、プレッシャーをかけて、もう一度自分たちのボールにする。

 ―ジーコからの言葉。

 特別に彼からの言葉はないけど、彼は生き字引であり、成功者である。現役時代もそうだし、監督としても。彼はアントラーズを知り尽くしている。話ができればなと思っています。彼が教えてくれることは多々ある。チーム作りはそう簡単ではない。ご存じの通り、クラブ内は変更が色々あったので、自分ひとりで成功することはできないと話した。大変な部分はあるだろうけど、全員で微調整しながら、成功に導けるようにしていけたらなと思う。年末にはタイトルかかった多くの試合があると思うので、最近取れていない結果を出すことができれば。全員で手にできればなと思っています。

 ―柏に所属していた時と比べて、Jリーグの印象の違いがあるか。

 僕がプレーした時代とは、Jリーグ発足から間もない時期だった。選手の質も全然違う。当時は海外でプレーする選手も少ない、あるいはいなかった。今は国境の壁がなくなって評価され、選手としての打診が海外からくる。当時とはまったく違う時代。サッカーも違う。

 鹿島の話をもらった時には、日本人、日本の文化、国民性に共感を持っていて、僕に似ているところがあった。いつか日本へと思っていたから、即決した。他のリーグに比べて、そん色あるかっていったら、そうは考えていない。スピーディーで魅力あるサッカーがここにはある。見るのも楽しいJリーグになっているのではないかと思う。アントラーズは歴代ブラジル人が多かった。彼らは歴史を残した。僕も彼らに負けないように、歴史を刻んでいきたいと思う。

 ―ACLへの意気込みを。

 まず1月28日を勝ち抜かなければいけない。それを突破していないので、発言することは難しい。相手がメルボルン。相手は4か月、5か月活動している。フィジカル要素では相手が上回っている状態だ。身長差がある。我々としては技術能力が、非常に高い。選手たちが意欲的にやっているプラスがある。簡単に戦える試合ではないと思う。何が何でも突破しないといけない。突破できれば、そこから余裕をもって準備ができると思う。鹿島は当然アジアでNo.1に近い、トップ5のクラブではないかと思っている。そのクラブがACLに出ないことはありえない。第一目標をクリアして、ステップバイステップでやっていければなと思います

J1鹿島が新体制発表 ザーゴ新監督「新たな歴史刻みたい」

 新体制発表を行うJ1鹿島のザーゴ新監督(後列右から3人目)と新加入選手ら

 サッカーのJ1鹿島は23日、神栖市内のホテルで新体制発表会見を行った。

 J1湘南から加入したU-23代表DF杉岡大輝(21)は東京五輪イヤーの移籍について「半年後に五輪、その先のサッカー人生を考えた上で、自分自身、一回り二回り成長しないといけないと思っていた。五輪に向けてリスクはあるかもしれないが、それでもここで成長したいと思って決めた」と覚悟を示した。

 今季からザーゴ新監督(50)が指揮を執る。現役時代は中田英寿氏と共にローマでプレーし、柏にも在籍経験がある。指揮官は「鹿島では歴代のブラジル人監督が結果を残した。新たな歴史を刻みたい」と所信表明。28日のACL・プレーオフでのメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦に向け「まずはそこを全力で突破したい」と語った。

鹿島、全冠制覇を 新体制発表
杉岡や奈良、7人完全移籍


新体制発表を行ったJ1鹿島の小泉文明社長(中央)とザーゴ新監督、新加入の選手たち=神栖市大野原、吉田雅宏撮影

J1鹿島の新体制が23日、神栖市内のホテルで発表された。4年ぶりのリーグ制覇を含む国内3冠と、2年ぶりのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を目標に掲げる。

ザーゴ新監督を含めて10人のスタッフが入れ替わり、11人の新加入選手を迎えた。登録選手は昨季始動時より1人多い33人で編成する。

移籍加入はJ1湘南からDF杉岡大暉(21)、J1川崎からDF奈良竜樹(26)、J1仙台からDF永戸勝也(25)ら7人をいずれも完全移籍で獲得。新人は4人で、静岡学園高のMF松村優太(18)、ユースから唯一昇格したGK山田大樹(18)らがプロの舞台に飛び込む。

セルジーニョについて、小泉社長は「海外クラブへの移籍を前提とした交渉を行っている」と説明した。

チームは8日に始動。昨季出場機会の多かった選手が宮崎キャンプ中の16日から合流するなど、異例のスタートとなっている。24日は鹿嶋市内で必勝祈願を行い、28日にはACLプレーオフのメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦が控える。 (藤谷俊介)

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No title

オズも三連覇は果たしたけど最初から上手くいってた訳では無い
ザーゴ監督も自身のビジョンは曲げずに采配して欲しい
アントラーズというクラブもサポも「優勝」の二文字を欲してる
アントラーズらしいサッカーであろうとなかろうと結果を出してくれれば
サポも納得してくれるはず
ジーコの教えは根底にあってもジーコや満さんがザーゴ監督に求めてるのは
現代らしいサッカーなのだろうし
茨城新聞の記事で満さんのコメントで「リフォームではなくて新築」という所にも
そういう思いがあるのだと思ってる
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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