本田が語るジーコの素顔

「勝負にこだわれ」「プロフェッショナルであれ」「謙虚であれ」
ジーコの教え三箇条である。
世界の頂点を見ることのできた偉人の言葉は重い。
突っ込みどころのない正論である。
結果を重んじ、すべきことをし、おごり高ぶるな。
端的でわかりやすい、しかし実践するのは難しい。
先日の田代のコメントも理解できる、自分の浅はかな意見に赤面した。
やはり鹿島アントラーズの一員として人間性が重視されることがよく理解できる。
結局、最後は人間性なのだ。
前回のワールドカップメンバー選考でトルシエ監督の発した「人間性で選んだ」というコメントにも繋がる。
当時トルシエ本人の人間性にも疑問を感じたモノだが、二人の(タイプの違う)日本代表監督が同じことを言うのは、世界と戦うには技術・体力以上に人間性であるという認識の裏付けを実証しているのではないか?
その人間性を勝者へ昇華させるのが精神ということになるのであろう。
精神論という言葉で片づけてしまっては先へは進めない。
より人間性の高い選手が精神を鍛えた上で勝利する。
それが鹿島の戦いである。