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鹿島、新戦術に挑む“チーム事情”と開始20分の“明るい未来”

開幕戦を落とした鹿島について記すサッカーダイジェストWeb編集部である。
無記名記事らしく、特に目新しい情報も意見もない。
単に今の鹿島は、監督が替わり、新しい選手が多数は入り、新戦術の浸透がまだまだといったところで結果が出ておらぬ。
これに甘えてはならぬ。
聖真の言う「新しいものをゼロから作り上げている。みんなそれは分かっている。でも、それを言い訳にしたくないし、しちゃだめだと思う。現に結果が出せていないのだから」という試合後のコメントから、「結果やサッカーに対し、今まで通りの鹿島らしさで、鹿島らしくないことに取り組んで、初めて新しい鹿島だけの強さが出来上がる」という意見とも取りきれぬ鹿島ならば当たり前という言葉で締めておる。
”鹿島だけの強さ”という聞き心地の良い言葉に幻想を抱いてはならぬ。
他クラブも新しいことにチャレンジし選手・監督にお金をかけておる。
こうなっては、鹿島も”かわる”必要に迫られておるのだ。
”鹿島らしさ”とは何なのかを今シーズンの最後に見えてくると思う。
それを待ちたい。

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「うちっぽくはないよね」開幕戦0-3黒星の鹿島、新戦術に挑む“チーム事情”と開始20分の“明るい未来”
サッカーダイジェストWeb編集部
2020年02月24日


多くの選手が海外に移籍し、小笠原満男が引退した今、大黒柱を作ることが難しくなった


今季新加入のファン・アラーノ。開始早々の彼のシュートが決まっていれば、また展開は変わっていたか。写真:滝川敏之

 チーム内から「うちっぽくはないよね」という声が聞こえ、広島の選手からも「いつもの鹿島との試合ではなかった」との感想が漏れた。Jリーグ開幕で広島に0-3で敗れた鹿島である。単純なミスから先制点、3失点目を与え、序盤の良い時間帯もミスの連続で自分たちから手放した。展開を読み、風を感じ、いつのまにか自分たちのペースに引き込む。それができずともにスコアでは最後に勝る。これまで見せてきた鹿島の姿ではなかったが、彼らの言葉はそれとは違うところを指していた。

 ザーゴ新監督を迎え、ディフェンスラインからの丁寧なビルドアップで攻撃を組み立てることにトライしている。きれいなキックフォームから放物線を描いていたクォン・スンテも自陣で窮屈そうにパスコースを探し、三竿健斗は東京Vの下部組織時代を思い出して、実践していたかもしれない。鹿島の象徴だった中盤も監督からポジションについての指示を細かく受けているそう。他クラブを見回せば珍しくないが、そういった型にはめたクラブ、つなぐことに専心する戦術に対し、判断力と個の能力で「ぶっ壊してやるぜ」と気概を見せていた鹿島がやっているからこそ新鮮に映る。

 多くの選手が海外に移籍し、小笠原満男が引退した今、大黒柱を作ることが難しくなった。鹿島に関わる誰もが、今でも小笠原の後継者は「三竿しかいない。いや土居だ」と願ってやまないが、かつてそう期待をかけた大迫勇也や柴崎岳、昌子源は今のところそうはなっていない。三竿だって海外移籍を目指している。大黒柱システムや個の能力に頼ったサッカーの継続はいずれクラブの危機を招く。個がいなくなっても影響を受けにくい形。それが型であり、戦術であるならば、今のトライはなおさら合点がいく。

 失点するまでの20分、明るい未来を思い描けた。前線に多くの選手が張り、上下に動いて少ないタッチ数で相手の陣形を崩していく。奪われたらすぐに襲い掛かる。守備の位置はとても高い。昨季までのリアクションサッカーを見慣れた目には、やはり刺激的に映り、チームに血液が流れ始めたように感じた。広島の城福浩監督は「選手は鹿島の守備に圧を感じていた。手こずったのは事実」と振り返った。

 ただ、敵将がいくら認めようが、明るい未来が見えた時間帯があろうが、0-3のスタートを切ったことは紛れもない事実。土居聖真は「新しいものをゼロから作り上げている。みんなそれは分かっている。でも、それを言い訳にしたくないし、しちゃだめだと思う。現に結果が出せていないのだから」と話した。結果やサッカーに対し、今まで通りの鹿島らしさで、鹿島らしくないことに取り組んで、初めて新しい鹿島だけの強さが出来上がる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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昨シーズン終盤から続く不振で、苛立つサポーターも多いと思います。
今のチーム状況を中々受け入れられないでいますが、この様なチームの努力をサポーターは理解しなければいけないと感じました。
色々意見はあると思いますがチームの努力を応援したいと思います。

毎年、鹿島から良質の選手が複数移籍し、その補強として他クラブからレギュラークラスを複数補強するという流れは今後も止まらないとフロントが判断。
対応策としてRBライプツィヒの最新戦術を鹿島のクラブの型としてはめれば、選手が次々入れ替わっても鹿島は強いままでキープできる。
これは合理的なフロント判断。
もし、鹿島がこの最新戦術をたった数週間でマスターしあっさり常勝軍団に生まれ変わってしまったら、当然、Jの他強豪クラブも短期間で模倣し始めて、来期には鹿島独占の最新戦術でなくなってしまう。
鹿島がザーゴの最新戦術で生みの苦しみを味わう期間が長いほど、他クラブが簡単に模倣しにくくなる大きなメリットがある。今はその時期、短気は損気。
本家RBライプツィヒさえも上回る完成度に高めてCWCで本家と戦う事を目標にして欲しい。
その準備としてイニエスタ、マリノス、川崎などに通用する高等戦術として、もがきながら、あえぎながら完成度を高めて欲しい。
今、欧州移籍を目標にしている鹿島選手にとっては欧州の最新戦術を国内で練習、実践できてしまうのは大きなメリット、他のJクラブでは絶対に味わえない恩恵だと感じて練習に精進して欲しい。
鹿島は今、負け続けても少しづつ、大きな前進をしている大切な時期。短期的視野でなく中長期的視野で見るべき。

新生鹿島のサッカーをDAZNで初めて観ましたが、鹿島の未来を感じさせてくれる魅力あるサッカーをしていましたね。
序盤のゴールポスト2度直撃など、ゴールまでもう少しのところまで来ている。
連携が深まって、1ゴールあげられるようになればまた強くて新しい魅力あるサッカーの鹿島が見られるんじゃないかと感じています。

幸か不幸か新型コロナウィルスの影響で数試合延期が決まったようで。
この間にグッと連携を深めて公式戦初勝利に繋げましょう!!

12:42さん凄い!納得の内容。なぁるほど…。しかしコロナの影響で5試合くらいが延期になるとしたらどこにあてるのだろう?オリンピック期間中しかないよなぁ。んー微妙だね。
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Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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