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鹿島アントラーズが目指す戦術的改革とは

フットボール批評issue27にて戦術解説を寄稿した河治氏である。
欧州トレンドが輸入されJリーグの戦術がとても進化してきた。
そして、今季はその流れに乗り遅れることなく改革に乗り出した鹿島について記しておる。
これまでのザーゴ監督のコメントから、どのようなサッカーをするのかを解説してくれる。
非常にわかりやすい。
また、ここまで結果が出ておらぬことについても、「チームのスタイルが大きく変わるということは困難を伴うものだ」と言い切る。
戦術だけでなく、メンバーも大きく替わった。
ここでいきなり全てが上手くいくなどということはなかろう。
そういった意味では、大きく人員の変わった年はこれまでもすぐには結果が出ておらぬ。
1999年、2007年、2011年、2012年、2017年が記憶に残る。
それがサッカーというものであろう。
戦術とメンバーの連携が熟成され、勝利が日常となる日を待ちたい。
耐えることも必要である。

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Jリーグの戦術はどう変わるか? 必須となった“ポジショナルプレー”とは【Jリーグ戦術の潮流・前編】
昨季、魅力的かつ機能的なサッカーを披露した横浜F・マリノス。彼らがシティ・フットボール・グループと提携し、15年ぶりにJ1優勝を果たしたことで、他のクラブも世界最先端の戦術を知り、チームに落とし込む作業は必須となっていくことだろう。プレシーズン、各チームのキャンプを取材した河治良幸氏がレポートした3/6発売の『フットボール批評issue27』から一部抜粋して前後編で公開する。今回は前編。(文:河治良幸)

2020年03月29日(Sun)9時00分配信
text by 河治良幸 photo Editorial Staff


横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が演じたモダンな一戦


【写真:フットボール批評編集部】

 2020年の新シーズンに向けて「新しいことにトライしている」という言葉を選手から聞くことが多い。そこには基本フォーメーションの変更も含まれるが、概念的なベースにあるのは“立ち位置”で優位性を出して行くこと、そして“再現性”を高めることだ。

 “ポジショナルプレー”や“5レーン”といったワードはJリーグの指導者はもちろん、選手たちにも入ってきているようだが、そうした認識を持って海外のサッカーを観戦することと、チームに落とし込んで行くことでは次元が違う。

 これまでJリーグのスタンダードだったボールに人をかけて、距離感と連動性で崩して行く戦い方そのものも欧州ベースの戦い方に全く通用しないわけではない。それでもJリーグの戦術志向に確かな変化が出て来ているのは単なる流行だけではなく、現場レベルの問題意識や危機感が生まれているからだ。

 “ポジショナルプレー”は本誌で何度も登場して語られているので、基本的な概念の説明は割愛するが、戦術に落とし込む上ではボール周辺に人を常に密集させるのではなく、
ワイドに幅を取りながら自分たちでスペースを作り、そこを活用して攻めるスタイルが多くのチームに共通している。

 いつインサイドのスペースを使うのか、あるいはアウトサイドで攻め切るのか、ウイングとサイドバックの関係性などは様々な形があるが、相手との関係を見ながらチームとして意図的に繰り出せるようにしたいということが基本的なビジョンだ。

 さらに右サイドからチャンスを作るために中央や逆サイドの選手がボールサイドに寄せてしまうことで、最終的に仕留めたいゴール前に人がいなくなる現象が起きないように、ボールの無いサイドの選手は“メインテイン・ポジション”をして我慢することで、相手のディフェンスがストレッチされた状態になり、2列目から中央のスペースに入ってフィニッシュに絡むといった攻撃も意図的に繰り出しやすくなる。

 そうした戦い方のベースにあるのは自分たちでボールを持って、相手から主導権を握るということだ。リーグ王者の横浜F・マリノスと天皇杯チャンピオンのヴィッセル神戸によるゼロックス・スーパー杯はモダンな欧州サッカーの潮流をくんだチーム同士の激突であり、ボールと立ち位置の両方で主導権を奪い合う戦いとなった。

 “シティ・フットボール・グループ”のメソッドを取り入れ、パスワークを主体とする“アタッキングフットボール”を標榜するアンジェ・ポステコグルー監督が率いる横浜F・マリノス。

 バルセロナのスタイルを1つの理想としながら、ドイツ人のトルステン・フィンク監督がタイトなゾーンディフェンスを植え付けているヴィッセル神戸。

 横浜F・マリノスは攻撃の主軸であるマルコス・ジュニオールをトップ下に配置する4-2-3-1、一方のヴィッセル神戸は3-4-2-1のボランチに名手のイニエスタを配する布陣で、具体的な攻め方なども違う。

 しかしながらハイラインをベースに主導権を握り、攻撃の幅を取りながらスペースを作り、突いていくビジョンには共通性がある。ここ最近で注目されるようになった“再現性”のヒントもそこにあり、新しく“ポジショナルプレー”の原理を導入するチームにとっても大いに参考になる要素だ。

(文:河治良幸)

鹿島アントラーズが目指す戦術的改革とは? 批判も覚悟か…新監督が語るその狙い【Jリーグ戦術の潮流・後編】
昨季、魅力的かつ機能的なサッカーを披露した横浜F・マリノス。彼らがシティ・フットボール・グループと提携し、15年ぶりにJ1優勝を果たしたことで、他のクラブも世界最先端の戦術を知り、チームに落とし込む作業は必須となっていくことだろう。プレシーズン、各チームのキャンプを取材した河治良幸氏がレポートした3/6発売の『フットボール批評issue27』から一部抜粋して前後編で公開する。今回は後編。(文:河治良幸)

2020年03月29日(Sun)9時10分配信
text by 河治良幸 photo Editorial Staff


改革と勝利を両立させるには


【写真:フットボール批評編集部】

 新シーズンに向けて改革に踏み出した象徴的なクラブが鹿島アントラーズだ。これまで悲願の初制覇となった2018年のACLを含む“20冠”を獲得してきた名門も昨シーズンは無冠に終わった。

 大岩剛前監督が率いたチームはリーグ戦、ACL、ルヴァン杯、天皇杯の全てでタイトルの可能性を残すなど“鳴かず飛ばず”だった訳ではない。多くのケガ人に悩まされたことも事実だが、伝統的な4-4-2をベースとした良くも悪くもオーソドックスな戦い方だけではシーズンを重ねるほど苦しくなってくることは明白だった。

 柏レイソルに在籍した経験を持つ元ブラジル代表DFのアントニオ・カルロス・ザーゴ新監督は欧州で指導者ライセンスを取得し、監督としては母国ブラジルで『レッドブル・グループ』のブラガンチーノをブラジル・セリエB優勝、セリエA昇格に導いた。

「僕は指導者を始めたときからパスワークを重視している。ただ、相手陣内でのパスワーク、相手ゴールに向かう迫力を要求しています。パスワークと言ってもただ自陣でボールを保持しているという人もいますけど、僕はそれが嫌い。いかに相手陣内に入って、相手のゴールに迫力を持って行くかということをずっとやって来た。それを鹿島でも同じように表現することができればなと思います」

 そう語るザーゴ監督はディフェンスに関しても、レッドブル・グループの“総本山”と言えるブンデスリーガのライプツィヒがそうであるように、高い位置から組織的にプレスをかけて、ボールを奪うことをモットーとしている。

「相手にプレッシングをかけること、相手に圧力をかければ、相手のゴールの近くで攻撃をすることができる。それは重要であるし、ボールを持つ、パスワークをするということも重要です。どっちかを優先するということは、サッカーは数字の計算式とかマニュアル通りには行かないので、両方を100%でできればと思います」

 信念を持って改革にチャレンジする姿勢を打ち出すザーゴ監督だが、同時に鹿島アントラーズが本来持っているべき“勝者のメンタリティ”を取り戻させたいという。しかし、構造的な変革を進めていることと勝利を両立させることはそう簡単なことではない。実際に就任からほとんど準備もままならないまま迎えたACLのプレーオフで、日本勢としては初めて敗戦を喫し、いきなりアジア制覇の道が断たれてしまった。

 仕切り直しでキャンプを経て臨んだルヴァン杯の初戦も、名古屋グランパスに1-0で敗れ、公式戦連敗の船出となった。しかし、チームのスタイルが大きく変わるということは困難を伴うものだ。

 常に目の前の試合で勝利を目指す“ジーコスピリット”を掲げる鹿島アントラーズの伝統から、受け入れ難く思うファンサポーターも少なからずいるはずだが、新監督を招聘した強化部も覚悟を持って決断したはずだ。

 それがいつ、どういう形で身を結ぶのかはわからないが、Jリーグの2020シーズンを見ていくにあたり、大きな注目ポイントの1つであることは確かだ。

(文:河治良幸)

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この記事で紹介されてるポジショナルプレーの数々、アントラーズでは既に取り入れられていますよ。
再現性が高いので狙ってやってる事は確かでしょう。

その上守備面でも文句のつけようの無いプレスサッカーも見せてます。
マンツーとゾーンを切り換えるハイプレスなんて日本ではアントラーズだけでしょう。
強化部長がバルサをモデルケースとしてると言うだけあって、フロントまで一体となって戦術を研究してるのが分かります。

昨年のマリノスを戦術面から完封したのもアントラーズだけです。
川崎ですら餌食にされたクラブを相手にポジション取りとスペースの握り方で勝てるのは鹿島の伝統芸ですね。


近年のアントラーズの不調は過密日程によるものと、相次ぐ移籍に対しての補填が出来てないだけです。
決してアントラーズのサッカーが後進的だからではありません。
みなさんならこの手の記事に踊らされていないと信じてます。

折角今年は降格が無いシーズンなんです。
我々は割り切って楽しみましょう!
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Fundamentalism

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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