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ザーゴ監督、持論語る

オンラインにてFC東京戦に向けた前日会見を行ったザーゴ監督である
「もっと落ち着いてプレーをしなければいけない。選手にはそれぞれ持ち場があり、その持ち場で自分の特長を発揮しなくてはなりません。マリノス戦は10回があって4点取りましたが、ベルマーレ戦は4回明らかなチャンスがありながら1点も取れなかった。ここ3試合はセットプレーからの失点も多い。練習はしているが、集中力や注意力がないところがある。
「いずれの試合でも自分たちが落ち着いてプレーできている状況がありながら、自分たちから冷静さを失ってミスが続き、相手に良い流れを渡してしまった。作ったチャンスをしっかりものにすることが重要です」、「データでもペナルティーエリアの横のスポットに進入する回数が一番多いチームでありながら、クロスの精度が良くない。グラウンダーか浮き球かの選択で、出し手と受け手の要求とタイミングが合わなかったり。それを合わせるためのトレーニングはやっているものの、試合ではそこで落ち着きが足りず、ミスキックになってしまうケースがある。ファイナルサードに行けば、当然、相手が密集しているので、そこで判断と動作のスピードが必要。ワンタッチプレーやワンツーなどでほかのゾーンよりもスピードを上げなければいけないが、練習しているものの、なかなか実践できていない。一番足りないのは、落ち着き。練習ではできているのに、試合になると過度の緊張をしてしまう」と語ったとのこと。
要するに“自滅する形で、勝利をつかみ損ねている”と考察しておる様子。
これに対する答えはどのようなものなのだろうか。
明日のFC東京戦にて見えると良いと思う。
そして、「(今後は鹿島に対して)ほぼ全チームが守ってカウンターするような状況になってくるでしょう。でも、私はサッカーを愛する者として、それはサッカーに違反する心構えではないかと思う。これは日本だけではなくて世界中でそうですが、能力のある選手たちがただ守って、相手のミスを待って、相手ゴールに迫るというのは見ていて楽しくないと思います。勝つことは非常に重要なのですが、サッカーというスポーツを殺してしまっている一つの要因ではないかと思っています。
 選手たちは今、一生懸命に私のアイディア、コンセプトを理解し、実行してくれています。私はサッカーを愛する者として、つないでいきたい。個々の選手が自分の持っているポテンシャルをボールを持っているときに発揮していく、それこそがサッカーの醍醐味であるし、当然、そこからゴールが生まれ、勝利を手にすることが一番目指すところです。選手たちがボールを持ったときに見せる技術やアディア、駆け引きがサッカーの醍醐味だと思っています」、「(相手は)しっかりと守ってカウンターを狙ってくるでしょう。前線のスピードを生かしてくると思います。明日のFC東京だけではなくて、ほとんどのチームがそういうやり方をする。
 他の指導者の批判ではありません。ただ、サッカーにはパスという言葉があるわけで、私はそれをしっかりやろうと思っています。当然、私はビッグクラブにいるので、結果を求められる立場です。残念ながらここまで連勝をできていないので、明日からスタートを切ることができればと思っています」とサッカー観について言及しておる。
高尚な考えであり、理想と言えよう。
かつて宇宙一強いと称されたバルセロナが、CL準決勝にてモウリーニョ率いるインテルに敗れた際にシャビが語った言葉に重ね合わせられる。
去年までの鹿島とはかなり異なる考えであるところに、選手の戸惑いがあるのであろう。
これを乗り越え、理想のチームを造りあげて欲しい。
それまで辛抱強く待つ。
耐えるときである。

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【鹿島】「私はサッカーを殺さない」ザーゴ監督が言及したつなぐ理由
2020-07-25
サッカーマガジン編集部


鹿島アントラーズのザーゴ監督は25日、オンライン取材に応じて明日26日にホームで開催されるFC東京戦への意気込みを語った。継続を強調しつつ、指導者の心構えと自身が信じるサッカーについても言及した。

一番足りないのは落ち着き

 前回のホームゲーム、横浜F・マリノス戦で5戦目にしてようやく今季初勝利を挙げたが、続く湘南ベルマーレ戦で0-1と惜敗。ここまで1勝5敗と調子が上がらない。これまでも「手応えを得ている」とザーゴ監督も繰り返し話してきたが、現状の問題点はどこにあるのか。あらためて、言及した。

「もっと落ち着いてプレーをしなければいけない。選手にはそれぞれ持ち場があり、その持ち場で自分の特長を発揮しなくてはなりません。マリノス戦は10回があって4点取りましたが、ベルマーレ戦は4回明らかなチャンスがありながら1点も取れなかった。ここ3試合はセットプレーからの失点も多い。練習はしているが、集中力や注意力がないところがある。
 いずれの試合でも自分たちが落ち着いてプレーできている状況がありながら、自分たちから冷静さを失ってミスが続き、相手に良い流れを渡してしまった。作ったチャンスをしっかりものにすることが重要です」

 なぜ冷静さを失ってしまうのか。前日、FW伊藤翔は「回すことにいっぱいいっぱいになっていて、相手にとって危険な場所にボールを入れられていない」と話したが、うまく「つなぐ」ために「位置取り」を優先し、その次の「ゴール」という段階まで進めていないのが現状と言えるかもしれない。

「データでもペナルティーエリアの横のスポットに進入する回数が一番多いチームでありながら、クロスの精度が良くない。グラウンダーか浮き球かの選択で、出し手と受け手の要求とタイミングが合わなかったり。それを合わせるためのトレーニングはやっているものの、試合ではそこで落ち着きが足りず、ミスキックになってしまうケースがある。ファイナルサードに行けば、当然、相手が密集しているので、そこで判断と動作のスピードが必要。ワンタッチプレーやワンツーなどでほかのゾーンよりもスピードを上げなければいけないが、練習しているものの、なかなか実践できていない。一番足りないのは、落ち着き。練習ではできているのに、試合になると過度の緊張をしてしまう」

 スピードアップの段階でミスが出てゴールは生まれず、結局、流れを相手に渡してしまう悪循環。言わば自滅する形で、勝利をつかみ損ねているというのが、ここまでの指揮官の見立てだ。実際、そうしたケースは散見しているが、それでもなお、「つなぐこと」を押し進めるのは、なぜなのか。それは、自身のサッカー観にも起因する。「今後、対戦相手に引いて守れるケースが増えるのでは?」と問われたときに答えた。

「(今後は鹿島に対して)ほぼ全チームが守ってカウンターするような状況になってくるでしょう。でも、私はサッカーを愛する者として、それはサッカーに違反する心構えではないかと思う。これは日本だけではなくて世界中でそうですが、能力のある選手たちがただ守って、相手のミスを待って、相手ゴールに迫るというのは見ていて楽しくないと思います。勝つことは非常に重要なのですが、サッカーというスポーツを殺してしまっている一つの要因ではないかと思っています。
 選手たちは今、一生懸命に私のアイディア、コンセプトを理解し、実行してくれています。私はサッカーを愛する者として、つないでいきたい。個々の選手が自分の持っているポテンシャルをボールを持っているときに発揮していく、それこそがサッカーの醍醐味であるし、当然、そこからゴールが生まれ、勝利を手にすることが一番目指すところです。選手たちがボールを持ったときに見せる技術やアディア、駆け引きがサッカーの醍醐味だと思っています」

 現在のスタイルが完成すれば、恒常的にゲームの主導権を握って勝利をつかめる、そして世界に伍していける、というのが、これまで何度も説明されている、スタイルチェンジを求める理由だ。明日、ホームに迎える相手、FC東京はJリーグでも屈指のカウンターを誇るチーム。さて、どう戦うのか。

「(相手は)しっかりと守ってカウンターを狙ってくるでしょう。前線のスピードを生かしてくると思います。明日のFC東京だけではなくて、ほとんどのチームがそういうやり方をする。
 他の指導者の批判ではありません。ただ、サッカーにはパスという言葉があるわけで、私はそれをしっかりやろうと思っています。当然、私はビッグクラブにいるので、結果を求められる立場です。残念ながらここまで連勝をできていないので、明日からスタートを切ることができればと思っています」

 むろん、カウンターを全否定しているわけではない。最短距離でゴールを目指すことができれば、そうするべきなのは言わずもがな。指揮官が強調したのは、ハナからボールを持つことを放棄し、自陣に引きこもってミス待ちするような後ろ向きな戦い方を好まないということ。その点で言えば、アグレッシブに戦うFC東京は、引きこもることはないだろう。勝負のポイントは、前からプレスをかけてくる相手を、鹿島がいかにいなしていくかになるはずだ。そして、アタッキングゾーンで冷静にプレーできるかどうか。鹿島が狙うは、今季2勝目。FC東京戦は明日、カシマスタジアムで18時30分にキックオフされる。

鹿島ザーゴ監督「サッカーに反する心構え」持論語る
[2020年7月25日15時1分]

鹿島アントラーズのザーゴ監督(51)が25日、FC東京戦の前日練習後、オンライン取材に応じ、理想とするサッカーについて言及した。

リーグ戦6試合を終えて1勝5敗。攻撃的なスタイルの横浜F・マリノスに勝利したのみで、引いた相手を崩しきれない状況が続いている。

これをふまえてザーゴ監督は「ほぼ全チームが、守ってカウンターをするような状況になってくると思う」と話し、続けて「サッカーを愛する者として、それはサッカーに反する心構えだと思う。選手の能力がありながら、守ってカウンター、あるいは相手のミスを待ってゴールに迫るのは、見ていて楽しくない。選手がボールを持ったときの技や駆け引きを見るのが、サッカーを愛する者として一番の醍醐味(だいごみ)だと思う」と持論を述べた。

主導権を握るサッカーを掲げるザーゴ監督らしい言葉だ。指揮官は「他の指導者の批判ではないが、そろそろ指導者は結果だけでなく、サッカーをする、プレーをするところへ考えを変えていかないといけないと思う。カウンター1本で勝ってもうれしいが、見ていて楽しくはない」とも話した。

しかし試合では、ポゼッションで優位に立ちながらも結果が出ない苦しい状況。「チャンスは多いのに決めきれないのが問題。落ち着いて攻撃しないといけない。ファイナルサードでは相手が密集してくるので、判断やプレーのスピードを上げないといけない」とまとめた。

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