永木亮太、普通にやれば結果はついてくる
湘南戦に向けたオンライン取材に応じた永木亮太である。
「自然に、普通のことを普通にやれば、結果がついてくると思う」と自然体を口にする。
気負う必要はない。
普段の練習にて身に付けたものを表現するだけで良いのだ。
そして強い気持ちと高いインテンシティ、この二つが重要である。
誰が出ても鹿島は鹿島を体現するのだ。
勝利を信じておる。

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【鹿島】7連勝へ気負いなし。永木亮太「普通にやれば結果はついてくる」
2020-09-22
サッカーマガジン編集部
鹿島アントラーズのMF永木亮太が湘南ベルマーレ戦を翌日に控え、オンラインで取材に応じた。三竿健斗が累積警告で出場停止のため、7連勝がかかる一戦にボランチで出場することが濃厚だが、「普通にやる」と本人に気負いはない。

上写真=2カ月ぶりの湘南戦へ向けて調整する永木(写真◎鹿島アントラーズ)
みんなが自然にできている
前回、7月22日の対戦では0-1で湘南に敗れた。CKから得点を許した。リーグ戦で開幕4連敗を経て、ホームで横浜F・マリノスに勝利した翌節のゲーム。連勝を飾って勢いに乗りたかったが、かなわなかった。当時はまだ、チームのベースが出来上がっていなかったという見方もできるかもしれない。
しかし、あれから2カ月が経ち、鹿島は大きく進歩を遂げた。ザーゴ監督が押し進めるサッカーが浸透し、結果が出せるようになった。現在チームは6連勝中。明日の湘南戦には11年ぶりの7連勝がかかっている。
そんな重要な試合を翌日に控え、永木亮太が取材に応じた。三竿健斗が累積警告で出場停止であり、明日はボランチでの出場が有力視されている。
「今、6連勝でチームとしてもすごく良くなって来てますし、結果もついてきている。ただ、いつも通りというか、普通の事を普通にやれれば、結果がついてくると思っています。この間は(湘南に)アウェーでは悔しい思いをしましたし、セットプレーでやられているので、そういうところを注意してやれればと」
特別なことは何もない。普段通りで戦うだけーー。裏を返せば、普段通りやり切れば、勝利をつかむ自信があるということだろう。三竿の不在に関して聞かれても「自分としては本当に、いつも通りというか、本当に普通のことを普通にやるだけだと思っています。何かうまいことしようとか、点を取ってやろうとか、そういう気持ちではなくて自然体で、普通でいきたい」と、そのスタンスは変わらなかった。
永木の自信を裏付けるように、キャンプから取り組んできたサッカーを、いまチームは「自然」な形で実践している。試合中に選手がつなぎ場所を探したり、誰もいない場所にパスをするようなミスは減り、攻撃から守備への切り替えも格段に早くなった。その結果、6連勝である。
「ザーゴ監督が掲げるポゼッションだったり、ボールを取られた後の切り替えだったり、そういうところがみんな自然にできている。考えなくても体が自然に動けて、やれているという印象があります」
ベースはできつつある。そして大きいのは、従来の鹿島の強みも発揮されていることだ。
「序盤のほうはルーズボールで行けていなかったのが、ここ最近は行けるようになってきた。そういった小さなところで勝利をもぎ取れるようになってきた」
「コンディションが上がってきて、鹿島のサッカーに慣れてきて、やらなければいけないことが明確に分かってきている。その中で、そういうプレーも表れていると思う。新しく入ってきた選手たちも半年経って、いま勝ち点が取れるようになり、自信にもつながって、そういうプレーが出せるようになってきている」
ボールへのアプローチや球際の激しさ、そして勝利に対する執着心は鹿島の変わらない強みだろう。それがチーム全体で出せていると永木は指摘した。もちろん、「もっとパスミスを減らすこと」や「失点を減らすこと」など課題もあるが、チームが良い方向に進んでいるのは間違いないと。
明日の湘南戦、2カ月前よりも進歩した姿で7連勝を成し遂げられるか。
「いまは誰が出ても連勝でできている状況ですし、自分が出てもその流れに乗っていければ」
永木は7連勝達成に力を尽くし、チームとしてまた一歩、前進することを誓った。

湘南戦へ向けて意気込みを語る永木。気負いは感じられなかった(写真◎鹿島アントラーズ)
【鹿島】内田篤人と共鳴する永木亮太の「いつも通り」。湘南戦も“自然体”で勝ちに行く
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年09月22日
「考えなくても身体が自然に動けてやれている」

湘南戦ではボランチで先発濃厚の永木。攻守両面で持ち前の強度の高いプレーに期待だ。(C)KASHIMA ANTLERS
11年ぶりの7連勝がかかるホーム湘南戦に向け、出場停止の三竿健斗に代わりボランチでの先発が濃厚の永木亮太は、9月22日のオンライン取材で「自然に、普通のことを普通にやれば、結果がついてくると思う」と意気込みを語った。持ち前のインテンシティの高いプレーと優れた戦術眼は、攻守の両局面で大きな助けとなるはずだ。
チームは目下6連勝中と勢いがあり、相手は最下位。しかも自分たちのホームゲームで、ある意味、鹿島有利の材料は少なくない。ともすれば前節のC大阪戦に比べて、与しやすい相手という見方もできるかもしれないが、永木はチームとしても、自身のプレーでも「いつも通り」と“自然体”を強調する。
これまでやってきたことを、これまで通りにピッチ上で正しく表現する。継続による積み重ね。それが“自然体”を支え、今のチームの強みとなっている。
「ザーゴ監督が掲げるポゼッションや、(ボールを)取られた後の切り替えとか、みんな自然にできているというか、考えなくても身体が自然に動けてやれている印象がある。そういったところで、どんどん歯車が噛み合ってきている状態だと思います」
加えて、チーム全体のコンディションが上がり、現在のスタイルに慣れてきて、やるべきことが明確になり、結果が伴って自信がついてきたことで「序盤は球際だったり、ルーズボールのところであまり行けていなかったけど、ここ最近は行けるようになってきた」という。勝敗に直接影響しないプレーかもしれないが、局面ごとの細かい部分が良化し、「勝利をもぎ取れるようになってきた」と永木は感じているようだ。
「自分も含めて、足りないのはポゼッションの精度や、まだパスミスも多い。失点も毎回している」と課題はいくつかあるが、「今のこの状態を落とさずにやる、さらに上積みしていくことが大事」と経験豊富な32歳のボランチは気を引き締める。
今夏にスパイクを脱いだ同い年の内田篤人も、現役時代にこんなことを言っていた。
「いつも通りやろう、いつも通りに勝とう。大事な時こそ平常心。ワールドカップでも、チャンピオンズ・リーグでもそうだから」
「普通に試合をして、普通に勝って帰ろうっていう感じ」
たとえ7連勝を達成できたとしても、通過点に過ぎない。タイトルに近づくための“自然体”の戦いは、まだまだこれからも続く。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「自然に、普通のことを普通にやれば、結果がついてくると思う」と自然体を口にする。
気負う必要はない。
普段の練習にて身に付けたものを表現するだけで良いのだ。
そして強い気持ちと高いインテンシティ、この二つが重要である。
誰が出ても鹿島は鹿島を体現するのだ。
勝利を信じておる。

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【鹿島】7連勝へ気負いなし。永木亮太「普通にやれば結果はついてくる」
2020-09-22
サッカーマガジン編集部
鹿島アントラーズのMF永木亮太が湘南ベルマーレ戦を翌日に控え、オンラインで取材に応じた。三竿健斗が累積警告で出場停止のため、7連勝がかかる一戦にボランチで出場することが濃厚だが、「普通にやる」と本人に気負いはない。

上写真=2カ月ぶりの湘南戦へ向けて調整する永木(写真◎鹿島アントラーズ)
みんなが自然にできている
前回、7月22日の対戦では0-1で湘南に敗れた。CKから得点を許した。リーグ戦で開幕4連敗を経て、ホームで横浜F・マリノスに勝利した翌節のゲーム。連勝を飾って勢いに乗りたかったが、かなわなかった。当時はまだ、チームのベースが出来上がっていなかったという見方もできるかもしれない。
しかし、あれから2カ月が経ち、鹿島は大きく進歩を遂げた。ザーゴ監督が押し進めるサッカーが浸透し、結果が出せるようになった。現在チームは6連勝中。明日の湘南戦には11年ぶりの7連勝がかかっている。
そんな重要な試合を翌日に控え、永木亮太が取材に応じた。三竿健斗が累積警告で出場停止であり、明日はボランチでの出場が有力視されている。
「今、6連勝でチームとしてもすごく良くなって来てますし、結果もついてきている。ただ、いつも通りというか、普通の事を普通にやれれば、結果がついてくると思っています。この間は(湘南に)アウェーでは悔しい思いをしましたし、セットプレーでやられているので、そういうところを注意してやれればと」
特別なことは何もない。普段通りで戦うだけーー。裏を返せば、普段通りやり切れば、勝利をつかむ自信があるということだろう。三竿の不在に関して聞かれても「自分としては本当に、いつも通りというか、本当に普通のことを普通にやるだけだと思っています。何かうまいことしようとか、点を取ってやろうとか、そういう気持ちではなくて自然体で、普通でいきたい」と、そのスタンスは変わらなかった。
永木の自信を裏付けるように、キャンプから取り組んできたサッカーを、いまチームは「自然」な形で実践している。試合中に選手がつなぎ場所を探したり、誰もいない場所にパスをするようなミスは減り、攻撃から守備への切り替えも格段に早くなった。その結果、6連勝である。
「ザーゴ監督が掲げるポゼッションだったり、ボールを取られた後の切り替えだったり、そういうところがみんな自然にできている。考えなくても体が自然に動けて、やれているという印象があります」
ベースはできつつある。そして大きいのは、従来の鹿島の強みも発揮されていることだ。
「序盤のほうはルーズボールで行けていなかったのが、ここ最近は行けるようになってきた。そういった小さなところで勝利をもぎ取れるようになってきた」
「コンディションが上がってきて、鹿島のサッカーに慣れてきて、やらなければいけないことが明確に分かってきている。その中で、そういうプレーも表れていると思う。新しく入ってきた選手たちも半年経って、いま勝ち点が取れるようになり、自信にもつながって、そういうプレーが出せるようになってきている」
ボールへのアプローチや球際の激しさ、そして勝利に対する執着心は鹿島の変わらない強みだろう。それがチーム全体で出せていると永木は指摘した。もちろん、「もっとパスミスを減らすこと」や「失点を減らすこと」など課題もあるが、チームが良い方向に進んでいるのは間違いないと。
明日の湘南戦、2カ月前よりも進歩した姿で7連勝を成し遂げられるか。
「いまは誰が出ても連勝でできている状況ですし、自分が出てもその流れに乗っていければ」
永木は7連勝達成に力を尽くし、チームとしてまた一歩、前進することを誓った。

湘南戦へ向けて意気込みを語る永木。気負いは感じられなかった(写真◎鹿島アントラーズ)
【鹿島】内田篤人と共鳴する永木亮太の「いつも通り」。湘南戦も“自然体”で勝ちに行く
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年09月22日
「考えなくても身体が自然に動けてやれている」

湘南戦ではボランチで先発濃厚の永木。攻守両面で持ち前の強度の高いプレーに期待だ。(C)KASHIMA ANTLERS
11年ぶりの7連勝がかかるホーム湘南戦に向け、出場停止の三竿健斗に代わりボランチでの先発が濃厚の永木亮太は、9月22日のオンライン取材で「自然に、普通のことを普通にやれば、結果がついてくると思う」と意気込みを語った。持ち前のインテンシティの高いプレーと優れた戦術眼は、攻守の両局面で大きな助けとなるはずだ。
チームは目下6連勝中と勢いがあり、相手は最下位。しかも自分たちのホームゲームで、ある意味、鹿島有利の材料は少なくない。ともすれば前節のC大阪戦に比べて、与しやすい相手という見方もできるかもしれないが、永木はチームとしても、自身のプレーでも「いつも通り」と“自然体”を強調する。
これまでやってきたことを、これまで通りにピッチ上で正しく表現する。継続による積み重ね。それが“自然体”を支え、今のチームの強みとなっている。
「ザーゴ監督が掲げるポゼッションや、(ボールを)取られた後の切り替えとか、みんな自然にできているというか、考えなくても身体が自然に動けてやれている印象がある。そういったところで、どんどん歯車が噛み合ってきている状態だと思います」
加えて、チーム全体のコンディションが上がり、現在のスタイルに慣れてきて、やるべきことが明確になり、結果が伴って自信がついてきたことで「序盤は球際だったり、ルーズボールのところであまり行けていなかったけど、ここ最近は行けるようになってきた」という。勝敗に直接影響しないプレーかもしれないが、局面ごとの細かい部分が良化し、「勝利をもぎ取れるようになってきた」と永木は感じているようだ。
「自分も含めて、足りないのはポゼッションの精度や、まだパスミスも多い。失点も毎回している」と課題はいくつかあるが、「今のこの状態を落とさずにやる、さらに上積みしていくことが大事」と経験豊富な32歳のボランチは気を引き締める。
今夏にスパイクを脱いだ同い年の内田篤人も、現役時代にこんなことを言っていた。
「いつも通りやろう、いつも通りに勝とう。大事な時こそ平常心。ワールドカップでも、チャンピオンズ・リーグでもそうだから」
「普通に試合をして、普通に勝って帰ろうっていう感じ」
たとえ7連勝を達成できたとしても、通過点に過ぎない。タイトルに近づくための“自然体”の戦いは、まだまだこれからも続く。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)