サッカーダイジェスト 大分戦寸評
サッカーダイジェストの広島記者による大分戦の寸評である。
惨敗に酷い採点が並ぶ。
その中で関川郁万と永木亮太には、合格点が与えられた。
数少ない光明と言ったところか。
この守備的なポジションである二人にスポットが当たることでも、攻撃陣に対して低い評価となったことがわかる。
もう一つ良いプレイ、もう一つアイデアが、シュートの精度が、というもどかしい試合であった。
過密日程であったこと、起用されたメンバーの試合勘など、いくつかの要素が重なったせいもあろう。
このあたりを乗り越えて、強いチーム作りをしてもらおうではないか。
まだまだシーズンは半ばである。

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【J1採点&寸評】鹿島0-2大分|勝者のリベロとボランチが「7」。MOMに選んだのは…
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年09月28日
鹿島――好守を見せた沖だが痛恨の2失点

【警告】鹿島=J・アラーノ(62分)、関川(76分) 大分=島川(45分)、ムン・キョンゴン(64分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】長谷川雄志(大分)
[J1第19節]鹿島0-2大分/9月27日/カシマ
【チーム採点・寸評】
鹿島 5
相手を押し込む時間が長かった前半に得点できなかったことがすべて。プレッシングの強度が下がった後半に2失点。途中出場の選手たちも期待に応えられなかった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5.5
いくつかの好守はあったが、痛恨の2失点。1失点目は小塚のシュートが味方DFに当たってコースが変わり、アンラッキーだった。
DF
16 山本脩斗 5.5(67分OUT)
今季初出場。とりわけ前半は機を見て相手ゴール前に侵入し、チャンスに絡んだものの、ゴールには導けなかった。
33 関川郁万 6(78分OUT)
前の選手との連動したディフェンスや的確なカバーリングでピンチを未然に阻止。16分には
28 町田浩樹 5.5
不用意にスペースを空けない守備は悪くなかった。ただ、ビルドアップでは効果的な配給が少なかったか。
14 永戸勝也 5.5
小塚のシュートは身体に当てたが、コースが変わってゴールに吸い込まれる。自慢のクロスは得点に結びつけられず。
MF
6 永木亮太 6
味方へのサポート、セカンドボールの回収などでチームを下支え。後半の途中からは右SBでプレーした。
20 三竿健斗 5
パスの供給源として好プレーも、1失点目はサイドに展開した長谷川を抑えられず、2失点目は髙澤に背後を取られた。
鹿島――前半だけで交代したふたりは厳しく採点

連勝は「7」でストップ。相手の3倍以上のシュートもすべて空砲に終わった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
MF
7 ファン・アラーノ 5.5
柔軟なテクニックを駆使して、局面で“上手さ”を見せたが、決定的な仕事を果たすことはできなかった。
11 和泉竜司 5(78分OUT)
26分の右足で狙ったシュートは惜しくもバーの上。この日は攻撃で“違い”を生み出せず、不完全燃焼だった。
FW
30 名古新太郎 5(HT OUT)
今季初先発。9分には果敢な突破を見せるなど積極性は示したが、相手の脅威にはなりえず、前半だけで交代。
9 エヴェラウド 5(HT OUT)
いつものパワフルなプレーをなかなか表現できず。特筆すべきシーンを演出できないまま、ベンチに下がった。
途中出場
MF
26 荒木遼太郎 5.5(HT IN)
巧みな足技で攻撃に変化を加えて、周囲の良さも引き出し、自らもシュートを打ったが、ゴールには届かず。
FW
36 上田綺世 5.5(HT IN)
58分、91分の好機はモノにできず。前線で身体を張って起点になろうと奮闘を見せたが、思うような成果は得られなかった。
MF
25 遠藤 康 5(67分IN)
要所でプレーに絡み、攻撃の糸口を探り続ける。しかし、大分の堅い守備を最後までこじ開けられなかった。
MF
27 松村優太 ―(78分IN)
84分に右サイドからカットインして左足でシュートを放ったが、相手DFにブロックされてネットを揺らせず。
FW
19 染野唯月 ―(78分IN)
アディショナルタイムに荒木のクロスに飛び込んでヘディングシュート。しかし、これは相手GKにキャッチされる。
監督
ザーゴ 5
久々にリードを許す展開で、次々と攻撃的な交代カードを切ったが、得点へのもう一押しが足りなかった印象だ。
惨敗に酷い採点が並ぶ。
その中で関川郁万と永木亮太には、合格点が与えられた。
数少ない光明と言ったところか。
この守備的なポジションである二人にスポットが当たることでも、攻撃陣に対して低い評価となったことがわかる。
もう一つ良いプレイ、もう一つアイデアが、シュートの精度が、というもどかしい試合であった。
過密日程であったこと、起用されたメンバーの試合勘など、いくつかの要素が重なったせいもあろう。
このあたりを乗り越えて、強いチーム作りをしてもらおうではないか。
まだまだシーズンは半ばである。

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【J1採点&寸評】鹿島0-2大分|勝者のリベロとボランチが「7」。MOMに選んだのは…
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年09月28日
鹿島――好守を見せた沖だが痛恨の2失点

【警告】鹿島=J・アラーノ(62分)、関川(76分) 大分=島川(45分)、ムン・キョンゴン(64分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】長谷川雄志(大分)
[J1第19節]鹿島0-2大分/9月27日/カシマ
【チーム採点・寸評】
鹿島 5
相手を押し込む時間が長かった前半に得点できなかったことがすべて。プレッシングの強度が下がった後半に2失点。途中出場の選手たちも期待に応えられなかった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5.5
いくつかの好守はあったが、痛恨の2失点。1失点目は小塚のシュートが味方DFに当たってコースが変わり、アンラッキーだった。
DF
16 山本脩斗 5.5(67分OUT)
今季初出場。とりわけ前半は機を見て相手ゴール前に侵入し、チャンスに絡んだものの、ゴールには導けなかった。
33 関川郁万 6(78分OUT)
前の選手との連動したディフェンスや的確なカバーリングでピンチを未然に阻止。16分には
28 町田浩樹 5.5
不用意にスペースを空けない守備は悪くなかった。ただ、ビルドアップでは効果的な配給が少なかったか。
14 永戸勝也 5.5
小塚のシュートは身体に当てたが、コースが変わってゴールに吸い込まれる。自慢のクロスは得点に結びつけられず。
MF
6 永木亮太 6
味方へのサポート、セカンドボールの回収などでチームを下支え。後半の途中からは右SBでプレーした。
20 三竿健斗 5
パスの供給源として好プレーも、1失点目はサイドに展開した長谷川を抑えられず、2失点目は髙澤に背後を取られた。
鹿島――前半だけで交代したふたりは厳しく採点

連勝は「7」でストップ。相手の3倍以上のシュートもすべて空砲に終わった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
MF
7 ファン・アラーノ 5.5
柔軟なテクニックを駆使して、局面で“上手さ”を見せたが、決定的な仕事を果たすことはできなかった。
11 和泉竜司 5(78分OUT)
26分の右足で狙ったシュートは惜しくもバーの上。この日は攻撃で“違い”を生み出せず、不完全燃焼だった。
FW
30 名古新太郎 5(HT OUT)
今季初先発。9分には果敢な突破を見せるなど積極性は示したが、相手の脅威にはなりえず、前半だけで交代。
9 エヴェラウド 5(HT OUT)
いつものパワフルなプレーをなかなか表現できず。特筆すべきシーンを演出できないまま、ベンチに下がった。
途中出場
MF
26 荒木遼太郎 5.5(HT IN)
巧みな足技で攻撃に変化を加えて、周囲の良さも引き出し、自らもシュートを打ったが、ゴールには届かず。
FW
36 上田綺世 5.5(HT IN)
58分、91分の好機はモノにできず。前線で身体を張って起点になろうと奮闘を見せたが、思うような成果は得られなかった。
MF
25 遠藤 康 5(67分IN)
要所でプレーに絡み、攻撃の糸口を探り続ける。しかし、大分の堅い守備を最後までこじ開けられなかった。
MF
27 松村優太 ―(78分IN)
84分に右サイドからカットインして左足でシュートを放ったが、相手DFにブロックされてネットを揺らせず。
FW
19 染野唯月 ―(78分IN)
アディショナルタイムに荒木のクロスに飛び込んでヘディングシュート。しかし、これは相手GKにキャッチされる。
監督
ザーゴ 5
久々にリードを許す展開で、次々と攻撃的な交代カードを切ったが、得点へのもう一押しが足りなかった印象だ。