栃木・有馬幸太郎、自分が結果を出してチームを勝利に導きたい
有馬幸太郎にスポットを当てるJ's GOALの鈴木氏である。
今季のここまでを振り返っておる。
藻掻き苦しみ成長してきた。
それを見守った田坂監督のコメントは、「(有馬)幸太郎はコンディションや守備の強度、インテンシティが落ちた苦しい時期がありましたが、苦しかった時期を経験することで、自分で何かしらを掴むと思うんです。今は自分で何をしなければいけないのか。それが気持ちなのか、技術なのか、コンディションなのか。それらと向き合い、乗り越えられた若い選手はその後にもっと伸びていくんです」である。
有馬は更に成長して行くであろう。
プロ2年目のシーズンも残り6試合。
爪痕を残して終えたい。
楽しみにしておる。

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【栃木 vs 山口】“乗り越えた”有馬幸太郎「自分が試合に出て、自分が結果を出してチームを勝利に導きたい」
2020年11月28日(土)
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前節岡山戦の61分、ペナルティエリア内でボールを受けた有馬幸太郎は、二人に囲まれながら一人の相手DFを背中でブロックし、左足でちょこっとボールに前へと転がし、もう一人の相手DFを誘い出すようにしながら鮮やかに股下を抜いてゴールを決め切った。
「ボールを受けたときに、相手はここ、ゴールはここ、というイメージはできていました」
練習で重ねてきたシュートのイメージどおり。それがチームにとって千金同点弾、有馬にとってJリーグ初ゴールとなった。
今季、鹿島から期限付き移籍で加入した二十歳は苦しんでいた。開幕節こそスタメン出場したが、その後は途中出場を中心にチャンスを覗ったものの、ここまで数字としての結果は2本のアシストだけだった。夏過ぎには調子を落としてしまい、10月10日の25節大宮戦を境にベンチ入りもできなくなっていた。
「自分の中ではもっと試合に出ているイメージでしたが、現実はそう甘くはなかった。試合に出られないなかで自分の足りない部分を考え、どうすれば試合に出られるのか毎日考えていました」
「何か大きなきっかけがあったわけではないんです。ただ、シンプルに試合に出られないことがものすごく悔しかった。何としても成長して試合に出てやるという気持ちが強かったし、それは今も変わりません」
毎日の練習グラウンドには居残りでシュート練習を繰り返す有馬の姿があった。その有馬の練習時のプレーにキレが戻ってきたのはこの一カ月のこと。そうして迎えた前節岡山戦。ひと月半ぶりに掴んだチャンスを有馬は逃さなかった。
田坂和昭監督は言う。
「(有馬)幸太郎はコンディションや守備の強度、インテンシティが落ちた苦しい時期がありましたが、苦しかった時期を経験することで、自分で何かしらを掴むと思うんです。今は自分で何をしなければいけないのか。それが気持ちなのか、技術なのか、コンディションなのか。それらと向き合い、乗り越えられた若い選手はその後にもっと伸びていくんです」
今季も残すは6試合となった。一つ明確な結果を残した有馬だが、ここからが本当の勝負だと考えている。
「自分はスタメンでバリバリ出ているわけでもないし、なかなか試合に絡めていませんが、試合に出たときには、自分の良さであるドリブルだったりゴール前のクオリティだったりを絶対に出したいんです。自分が試合に出て、自分が結果を出してチームを勝利に導きたい、という強い思いがあります」
二十歳の俊英は今季、どこまで結果を伸ばすことができるか。
文:鈴木康浩(栃木担当)
今季のここまでを振り返っておる。
藻掻き苦しみ成長してきた。
それを見守った田坂監督のコメントは、「(有馬)幸太郎はコンディションや守備の強度、インテンシティが落ちた苦しい時期がありましたが、苦しかった時期を経験することで、自分で何かしらを掴むと思うんです。今は自分で何をしなければいけないのか。それが気持ちなのか、技術なのか、コンディションなのか。それらと向き合い、乗り越えられた若い選手はその後にもっと伸びていくんです」である。
有馬は更に成長して行くであろう。
プロ2年目のシーズンも残り6試合。
爪痕を残して終えたい。
楽しみにしておる。

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【栃木 vs 山口】“乗り越えた”有馬幸太郎「自分が試合に出て、自分が結果を出してチームを勝利に導きたい」
2020年11月28日(土)
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前節岡山戦の61分、ペナルティエリア内でボールを受けた有馬幸太郎は、二人に囲まれながら一人の相手DFを背中でブロックし、左足でちょこっとボールに前へと転がし、もう一人の相手DFを誘い出すようにしながら鮮やかに股下を抜いてゴールを決め切った。
「ボールを受けたときに、相手はここ、ゴールはここ、というイメージはできていました」
練習で重ねてきたシュートのイメージどおり。それがチームにとって千金同点弾、有馬にとってJリーグ初ゴールとなった。
今季、鹿島から期限付き移籍で加入した二十歳は苦しんでいた。開幕節こそスタメン出場したが、その後は途中出場を中心にチャンスを覗ったものの、ここまで数字としての結果は2本のアシストだけだった。夏過ぎには調子を落としてしまい、10月10日の25節大宮戦を境にベンチ入りもできなくなっていた。
「自分の中ではもっと試合に出ているイメージでしたが、現実はそう甘くはなかった。試合に出られないなかで自分の足りない部分を考え、どうすれば試合に出られるのか毎日考えていました」
「何か大きなきっかけがあったわけではないんです。ただ、シンプルに試合に出られないことがものすごく悔しかった。何としても成長して試合に出てやるという気持ちが強かったし、それは今も変わりません」
毎日の練習グラウンドには居残りでシュート練習を繰り返す有馬の姿があった。その有馬の練習時のプレーにキレが戻ってきたのはこの一カ月のこと。そうして迎えた前節岡山戦。ひと月半ぶりに掴んだチャンスを有馬は逃さなかった。
田坂和昭監督は言う。
「(有馬)幸太郎はコンディションや守備の強度、インテンシティが落ちた苦しい時期がありましたが、苦しかった時期を経験することで、自分で何かしらを掴むと思うんです。今は自分で何をしなければいけないのか。それが気持ちなのか、技術なのか、コンディションなのか。それらと向き合い、乗り越えられた若い選手はその後にもっと伸びていくんです」
今季も残すは6試合となった。一つ明確な結果を残した有馬だが、ここからが本当の勝負だと考えている。
「自分はスタメンでバリバリ出ているわけでもないし、なかなか試合に絡めていませんが、試合に出たときには、自分の良さであるドリブルだったりゴール前のクオリティだったりを絶対に出したいんです。自分が試合に出て、自分が結果を出してチームを勝利に導きたい、という強い思いがあります」
二十歳の俊英は今季、どこまで結果を伸ばすことができるか。
文:鈴木康浩(栃木担当)