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常勝への階段はひとつではない

鹿島アントラーズについてサッカーダイジェストWebに寄稿した報知新聞の内田キャップである。
昨季よりのザーゴ監督招聘の背景と現状について記す。
「まったく違うプロセスでタイトルを目指す。個で支えられなくなったサッカーを、今は全くの別角度から組み立てている」という方針について、これまでのやり方で鹿島が勝ってきた経緯を深く知る者は、不調の今を観ると拒否感持つことであろう。
ここはコンサバティブで良いのか、ドラスティックに舵を切ったことを良しとするのかで判断の分かれるところ。
ここでこの改革が成功すれば、「新しい奇蹟」と内田キャップは綴る。
目先の結果に囚われず、先を見据えたクラブの方針を信じたい。
挑戦の時である。

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「再現」ではなく「新しい奇跡」。常勝への階段はひとつではない。鹿島が初めてそれを証明する挑戦

内田知宏
2021年04月07日

今度はまったく違うプロセスでタイトルを目指す


上位安定だった鹿島が下位に甘んじている。その姿をどう見るか。写真:滝川敏之

 鹿島アントラーズはリーグ戦3連敗中で、1勝1分4敗の16位に低迷している。上田綺世、土居聖真、和泉竜司ら主軸に負傷者が重なった影響はあるだろう。2試合(福岡戦、名古屋戦)で退場者が出たこともスコアの見栄えを悪くしている。

 不調の理由をアクシデントに求めるのは簡単だが、たとえ主軸が離脱しなかったとしても良い結果ではなかったのではないか、と思わされるようなシーンは少なくない。

 開幕の清水戦では先制後、3失点。クラブ内から「こんな逆転負けは見たことがない」と溜め息混じりの声が聞こえてきた。先日の浦和戦ではプレスを受け、GKまたは最終ラインからビルドアップできずに、長いボールを蹴った後にピンチを招く。試合を通して改善されなかった。時に自ら、時に相手の誘導で穴に落ち、そこから抜け出せずに終了のホイッスルを聞く。これまで鹿島が強みとして仕掛けていたことを、相手にやられている印象がある。

 鹿島はJリーグで最も多くのタイトルを獲得してきた。理由はたくさんある。練習の緊張感が正当な競争を生み出し、試合に負けることへのアレルギーは他クラブよりもあると確信している。フロントは、優勝争いができる戦力値を過去の経験からはじき出し、編成に反映する。

 最も特別だと感じる瞬間は試合中。自分たちの形をいつでも変えられ、どんな戦い方でもできた。内田篤人さんは「個の能力」と「サッカーをよく知っていた」からと言っていた。つまり鹿島のサッカーは組織ではなく、個の能力が実現させていたと捉えられる。

 クラブは昨年ザーゴ監督を招くにあたり、明確な狙いを持った。戦術で勝たせられる監督――。海外移籍などで選手が入れ替わるサイクルが短くなり、個の質を保つことが難しくなった。打破する手立てとして、ある程度の期間計算できる戦術でチームの土台を支える方針を打ち出した。

 現状に見合うやり方に変えることは、クラブ判断として正しい。ただ、失うこともある。そのひとつが、鹿島が他クラブとの違いを生み出した「変幻自在さ」。この道を選んだ以上、致し方ないことである。

 30年近く最も浮沈が小さく、上位安定だった鹿島が下位に甘んじている。その姿をどう見るか。「優勝しないと意味がない」という厳しい目で見ることも、クラブを強くするだろう。強さを保つクラブ、国に厳しいサポーターが必ずいる。

 一方で「99・9999パーセント不可能」と言われたJリーグ加盟を成し遂げてから30年で、20個ものタイトルを獲得してきた奇跡に一区切りをつける、という見方もある。今度はまったく違うプロセスでタイトルを目指す。個で支えられなくなったサッカーを、今は全くの別角度から組み立てているのだから。

 結果を残してきた伝統的なやり方、考えを継続したほうが安全で納得する人も多い。しかし、実現できないと判断した今、プレーヤー、チームを作る側、そして見る側も「再現」ではなく、「新しい奇跡」を目指す意識を持ったほうが、強さを生み出せる気がしてならない。常勝への階段はひとつではない。Jリーグでは鹿島が初めてそれを証明する挑戦だと捉えている。

取材・文●内田知宏(報知新聞社)

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長文失礼します。
ただ単に選手の力に頼ってきたように書かれますが監督の力は偉大です。
石井さんはゾーンとマンツーを使い分ける最先端のハイプレスを仕掛け世界の頂点に挑みました。
攻撃でも当時増やしたボランチがSBを追い越す動きや、SB→逆SBのゴールなんかは今も世界の主流です。

剛さんは石井さんのプレスを残しつつ源とナオの足元と機動力を活かしたビルドアップを整備して近年のJリーグでは最もスケールの大きなサッカーを見せました。
2人の高速パス交換はアンカーいらずボランチいらず。
ボランチとサイドを押し上げ前に厚みを持たせる事で繋ぎにもハイプレスにも好循環が生まれる支配的なチームを作りました。
またレーンを意識したりサイドでロンボを形成する動きも見て取れました。

これらを選手の判断力と言ってのけるのは簡単でもあり、難しくもあります。
確かに選手の力で成し遂げた事ですが、選手を育てたのは指揮官と練習メニューを組んだスタッフです。
かける言葉や起用法でも成長したでしょう。
特に今のアントラーズとは関係ない部分ですが、過去の認識であっても誤ったまま広がると悔しいので書かせてもらいます。
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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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