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小笠原と共に

小笠原“ピッチ上の監督”で本拠150勝だ

ミニゲームで競り合う小笠原(撮影・下田雄一)  鹿島の日本代表MF小笠原満男(27)が、「ピッチ上の監督」となってJリーグ最速のホーム通算150勝を目指す。今日15日に対戦する清水とは通算12勝2分け18敗で、苦手としている。アウトゥオリ監督は攻守両面で核となる司令塔の判断力を重視し、14日の最終調整後、臨機応変な戦い方ができるように小笠原のポジションを固定しない方針を明かした。指揮官の厚い信頼を力に、首位追撃のメモリアル勝利をつかむ。



 勝負の行方は、ピッチで振るう小笠原の「采配」に委ねられた。天敵・清水との一戦を翌日に控えた最終調整は、時折笑い声が起きるほどリラックスした雰囲気の中で行われた。試合前日に欠かさなかったセットプレーの確認はせず、首脳陣から叱咤(しった)激励の言葉が飛ぶこともない。司令塔を中心に、チームが1つにまとまっていることの表れだった。



 今季公式戦10戦目を迎え、アウトゥオリ監督は決断した。「創造力のある選手には、自由を与えることが大事。小笠原には戦術への理解度、試合展開を読む力、献身的なプレーがある。瞬時に自分の判断でやってもらう」。4−5−1の布陣で、小笠原は基本的に右サイドハーフに入る。だが、状況によってはサイドを入れ替わり、攻撃時はFWを追い越し、守備時はボランチの位置まで下がる。同監督の指示は「動きだしを速く」のみ。ポジション取りはすべて、小笠原の判断に任せられる。



 小笠原は開幕当初から「単独で切り込むより、パスワークや連動したプレーで崩す方が、やってて面白い。それが鹿島らしい」と戦いのイメージを持ち続けてきた。監督の就任当初はポジション取りやマークの受け渡し方など細かな指示を受けたが、試合を重ねるごとに話し合い、選手と指揮官の目指すサッカーが一致してきている。清水戦は通算成績で負け越しているうえ、昨年11月の対戦では痛恨の引き分けで、優勝を逃す原因に。ベンチの指示よりも早く、選手で対処することが重要だった。



 鹿島は96年にホーム通算50勝を、01年に同100勝をJ最速でマーク。節目の勝利を飾ったいずれの年も年間王者となっている。DF新井場は「満男(小笠原)との連係を含めて、全体の戦い方ができつつある。150勝? 早く決めたい」と選手たちの思いを代弁する。熟成された「小笠原のチーム」が、大一番に臨む。
【山下健二郎】

[2006年4月15日6時54分 紙面から]




本山と野沢を併用した上で小笠原満男のポジションを固定しない。

これは恐るべき采配である。

昨季旋風を巻き起こしたファンタスティック4、アレックス・ミネイロ・野沢・本山・満男。

この4人が揃い踏みしたとき、魅力的な攻撃を魅せてくれる。

今季初めて先発した水曜のナビスコ杯では片鱗を見せるだけに留まったが、連携が深まり本来の力を発揮した攻撃力は97年をも彷彿させる。

そして今節から小笠原に託す。

伝説の予感である。

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我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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