アントラーズのリーダーとしての誇りを胸に、犬飼智也は勝利のために戦う
犬飼智也をピックアップするFreaks+である。
マチのコメントから犬飼の頼もしさが伝わってくる。
鹿島の移籍してきた当時とは雲泥の差と言えよう。
まさに"呉下の阿蒙にあらず"。
人は成長するものを体現してくれた。
これもまた育成の鹿島と言ったところ。
そして更なる成長が見込まれる。
楽しみである。

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直近の横浜FM戦は2-0と完封勝利を飾り、これで今季のリーグ戦の無失点試合は11を数えた。
好調の守備陣を統率するのは、アントラーズ4年目を迎えた犬飼智也だ。今季も自陣での空中戦勝利数でリーグ屈指の数値を記録し、攻撃面ではすでにリーグ戦で5ゴールをマークする。さらに、足元の技術を活かしたビルドアップや緻密なラインコントロールなど、数字に残らない部分での貢献度も非常に高い。
CBでコンビを組むことの多い町田浩樹によれば、「自分が前に行こうとしたときに、止めてくれるのはワンくんで、『そこは行っちゃダメだ』、『今は行くな』とか言ってくれる。バランスを見てコントロールしてくれるので助かる」と話す。ピッチの外からはわかりづらい部分だが、同じピッチに立つ仲間からの証言が、彼の存在の大きさを物語る。
「試合中にワンくんとは場面、場面で目が合うことが多い。プレーが切れたタイミングでアイコンタクトじゃないけれど、目が合ってそれで意識を共有できるところがある。結構、試合中に目が合うと『OK!OK!』とか『良かった!』という反応をしてくれる。わざわざ話をするわけではないけれど、目線が合う機会があるのとないのでは、大きく違うように思う」

町田の語るとおり、ピッチ上における犬飼の存在感は、試合を重ねるごとに増している。特に相馬監督が就任してからは、これまでよりもさらにDFリーダーとしての風格が感じられるようになった。本人も監督交代による変化を次のように語る。
「最終ラインの設定が高くなり、全員が守備の意識を高く持つようになったことで、CBが難しい状況で守るような機会は減ったと思う。チーム全体がコンパクトになったことで、みんなの距離が近くなった。後ろから前までの距離が近い分、前も思い切ってプレスにいける。前からしっかりとプレッシャーをかけてくれることで、後ろにいる選手たちもボールを奪うときに、的(位置)を絞りやすくなった」
ハイラインを保つことは、CBにとって決して簡単なことではない。最終ラインを高くすれば、背後に広大なスペースが生じることを意味し、そのなかで裏への抜け出しを防ぐためには、緻密なラインコントロールと相手との巧みな駆け引きが求められる。非常に難しいタスクだが、犬飼は変化にうまく対応した。

そんな今の守備戦術に確かな手応えを得たのは、5月12日の明治安田J1第21節。名古屋と前回対戦したときだった。この試合は名古屋のシュートを0本に抑え込み、犬飼のゴールもあって、2-0で完封勝利を収めた。犬飼も「自分たちがやりたい守備をやり続けたうえで勝つことができた」と試合を振り返り、「毎試合、名古屋戦くらいの戦いを見せたいと思えるくらい、チームとして基準になるような試合だった」と話す。大会は変わるが、今回のルヴァンカップでも前回対戦の再現を狙う。
「優勝するには失点数を減らすことが大切。だからボールを奪い切る力を伸ばしたい。たとえ数的不利だったとしても、“残っているのが犬飼だから大丈夫だ“と思われる存在になりたい」

加入当初と比べれば、その差は一目瞭然だ。顔つきは精悍さを増し、プレーに貫禄が感じられるようになった。
「年齢的にはCBで一番上になった。試合にも多く出させてもらっているので、今季も自分がチームを引っ張っていくという気持ちがある。本気でタイトルを獲れると思っている。アントラーズに来て一番と言えるくらい。チームにも自分にも期待している」
自身初のタイトル獲得へ。アントラーズのリーダーとしての誇りを胸に、犬飼智也は勝利のために戦う。
マチのコメントから犬飼の頼もしさが伝わってくる。
鹿島の移籍してきた当時とは雲泥の差と言えよう。
まさに"呉下の阿蒙にあらず"。
人は成長するものを体現してくれた。
これもまた育成の鹿島と言ったところ。
そして更なる成長が見込まれる。
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直近の横浜FM戦は2-0と完封勝利を飾り、これで今季のリーグ戦の無失点試合は11を数えた。
好調の守備陣を統率するのは、アントラーズ4年目を迎えた犬飼智也だ。今季も自陣での空中戦勝利数でリーグ屈指の数値を記録し、攻撃面ではすでにリーグ戦で5ゴールをマークする。さらに、足元の技術を活かしたビルドアップや緻密なラインコントロールなど、数字に残らない部分での貢献度も非常に高い。
CBでコンビを組むことの多い町田浩樹によれば、「自分が前に行こうとしたときに、止めてくれるのはワンくんで、『そこは行っちゃダメだ』、『今は行くな』とか言ってくれる。バランスを見てコントロールしてくれるので助かる」と話す。ピッチの外からはわかりづらい部分だが、同じピッチに立つ仲間からの証言が、彼の存在の大きさを物語る。
「試合中にワンくんとは場面、場面で目が合うことが多い。プレーが切れたタイミングでアイコンタクトじゃないけれど、目が合ってそれで意識を共有できるところがある。結構、試合中に目が合うと『OK!OK!』とか『良かった!』という反応をしてくれる。わざわざ話をするわけではないけれど、目線が合う機会があるのとないのでは、大きく違うように思う」
町田の語るとおり、ピッチ上における犬飼の存在感は、試合を重ねるごとに増している。特に相馬監督が就任してからは、これまでよりもさらにDFリーダーとしての風格が感じられるようになった。本人も監督交代による変化を次のように語る。
「最終ラインの設定が高くなり、全員が守備の意識を高く持つようになったことで、CBが難しい状況で守るような機会は減ったと思う。チーム全体がコンパクトになったことで、みんなの距離が近くなった。後ろから前までの距離が近い分、前も思い切ってプレスにいける。前からしっかりとプレッシャーをかけてくれることで、後ろにいる選手たちもボールを奪うときに、的(位置)を絞りやすくなった」
ハイラインを保つことは、CBにとって決して簡単なことではない。最終ラインを高くすれば、背後に広大なスペースが生じることを意味し、そのなかで裏への抜け出しを防ぐためには、緻密なラインコントロールと相手との巧みな駆け引きが求められる。非常に難しいタスクだが、犬飼は変化にうまく対応した。
そんな今の守備戦術に確かな手応えを得たのは、5月12日の明治安田J1第21節。名古屋と前回対戦したときだった。この試合は名古屋のシュートを0本に抑え込み、犬飼のゴールもあって、2-0で完封勝利を収めた。犬飼も「自分たちがやりたい守備をやり続けたうえで勝つことができた」と試合を振り返り、「毎試合、名古屋戦くらいの戦いを見せたいと思えるくらい、チームとして基準になるような試合だった」と話す。大会は変わるが、今回のルヴァンカップでも前回対戦の再現を狙う。
「優勝するには失点数を減らすことが大切。だからボールを奪い切る力を伸ばしたい。たとえ数的不利だったとしても、“残っているのが犬飼だから大丈夫だ“と思われる存在になりたい」
加入当初と比べれば、その差は一目瞭然だ。顔つきは精悍さを増し、プレーに貫禄が感じられるようになった。
「年齢的にはCBで一番上になった。試合にも多く出させてもらっているので、今季も自分がチームを引っ張っていくという気持ちがある。本気でタイトルを獲れると思っている。アントラーズに来て一番と言えるくらい。チームにも自分にも期待している」
自身初のタイトル獲得へ。アントラーズのリーダーとしての誇りを胸に、犬飼智也は勝利のために戦う。