鳥栖戦コメント

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「複雑な気持ちがある」と答えた指揮官である。
視点を積み重ねながらも追いつき勝ち越したまでは良かったが、最後の最後に追いつかれるのは納得の行かぬ展開と言えよう。
現地の我らも複雑な気持ちである。
そして「すべての試合が選手たちにとって教訓になる」とこの試合から選手が得たモノは大きいと述べる。
サッカーは様々なことが起こる。
それを体験したことを糧とするのだ。
また固定気味の選手起用については、「言葉で表すのは難しいかな」と言う。
これはこの言葉で納得せざるを得ない。
様々な状況・条件が重なってのこの起用なのである。
全てを説明するには戦術の種明かしとなって、不利益を被ってしまう。
外からは、ここまでで良しとしようではないか。
そしてフル出場の和泉竜司は、「すぐにまた試合が来るので、後半のような戦いを90分間できるように修正したい」と語る。
良い形の継続は重要と言えよう。
また和泉は、右MF、右SB、3バックのCBとポジションを替え、戦術的な起用法に応えて見せた。
これは素晴らしい。
これまでGK以外全てのポジションでプレーしたはず。
まさに戦術兵器である。
そして染野唯月は「ヒーローになりたかった」と素直なコメントを発する。
数分の間はヒーローであっただけで一入であろう。
次は正真正銘のヒーローとなるのだ。
期待しておる。

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2022明治安田生命J1リーグ 第15節
明治安田生命J1リーグ 第15節
2022年5月25日(水)19:00KO
県立カシマサッカースタジアム