神戸戦コメント

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「選手たち全員が戦って、インテンシティ高くプレーしてくれた。勝ち点1を取ることができて良かった」と振り返る指揮官である。
ビハインドの状態で退場者が出てはプランの変更は致し方がない。
その中で追いつく力を見せたところは悪くない結果と言わざるを得ない。
そして、明らかに運動量の落ちておる鈴木優磨を残した采配も、これは評価するところ。
外から観ておれば、優磨の動きは精彩を欠いておった。
いつ代えるのだろうと思っていたが、残した結果、アシストし、さらに逆転かと思わせるファールゲットなど、多大な働きを見せてくれた。
これこそ監督しての慧眼なのであろう。
素人には及びも付かないところ。
その優磨は、「また同じことの繰り返しになった」と悔しさを滲み寄せる。
まさに同じ気持ちである。
もう一工夫で大量得点や、大逆転があり得ただけに、ドローで潰えた結果は許されざるものがある。
この気持ちを次に繋げよ。
また殊勲の同点ゴールを決めた和泉は、「10人になってからもゴール前に顔を出す意識があったので、それが得点につながって良かった」と言う。
最後の最後も決めておれば、ヒーローであっただけにもったいなかった。
とはいえ、指揮官の覚えよく大きな戦力となっておる。
そして途中出場の安西は、「気持ちが前向きになったことで(途中出場で)攻撃を活性化できたと思う。今日は勝つことができなかったが、少しずつ自分のプレーを出せている実感がある」と振り返る。
良いプレーが見られ、同点弾の起点となった。
復活を強く感じさせられる。
試合結果は納得の行かぬものであったが、前を向いて捉えれば、この勝ち点1が効いてくるはず。
前を向いてまずは休養を。
重要である。

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2022明治安田生命J1リーグ 第22節
[ レネ ヴァイラー監督 ]
明治安田生命J1リーグ 第22節
2022年7月16日(土)18:04KO
県立カシマサッカースタジアム