盟友が語る岩政大樹新監督の人間性、常勝軍団進化への期待

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岩政大樹新監督就任に際して、田代有三氏と青木剛氏を取材したスポーツジャーナリストの元川悦子女史である。
三連覇時の主軸であり、同世代の二人のコメントは非常に興味深い。
まず田代は、「周りのやりやすさを第一に考える人」と岩政大樹監督を評する。
気遣いの出来る人物と考えて良かろう。
思い起こせば、スカパー!にてMCを務めておった際も言葉選びが非常に慎重であった。
そういう部分、経験が今回も活きてこよう。
また青木は、「大樹さんは勝利から逆算して考えられるし、戦い方や考え方の引き出しが多い。僕なんかが苦手だと感じるプレーを理解したうえで、隣で献身的にサポートしてくれたんで、安心感を持って守備できましたね。
それに言葉で説明するのが抜群にうまい。当時から『岩政先生』とサポーターから言われてましたけど、僕ら後輩や若手の面倒見がよく、的確なアドバイスをしてくれるんで、すごく助かりました。大樹さんは引退後に本を何冊も出してますけど、あれだけのことを自分で書けるなんて信じられない。さすがの一言に尽きますね」と大絶賛である。
言語化に長けるのは現役時代からのブログでも強く伝わって来ておった。
それを実践してくれよう。
元川女史自身も取材時を思い起こし、「岩政が30分以上、戦術やチームコンセプト、現在の課題などを細かく説明してくれるのが日常茶飯事だった。時には話が1時間以上に及ぶこともあり、多くを学ばせてもらい、記事に書くことができた」と言う。
それだけでなく、「自分の意見を一方的に押し付けてくるわけではなく、こちらの話も聞き、困っていたら面倒も見てくれる」と人芸西も伝える。
鹿島アントラーズFCのファイナルウェポンと読んで良かろう。
この人間性・言語化を兼ね備えた指揮官の下、タイトルを目指す。
支えるのは我らである。

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田代有三&青木剛。「鹿島3連覇」の盟友が語る岩政大樹新監督の人間性、常勝軍団進化への期待