牛島真諭スカウト、津久井佳祐くん獲得秘話

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昌平高校・津久井佳祐くん獲得秘話を明かす牛島真諭スカウトである。
「昨シーズンから2年生で中心選手としてCBでプレーしていて、僕らも何回かプレーを見たなかで、ひと言で言えば、昌平のCBらしくない選手。『最後に津久井がいる』みたいな。カバーリングもそうだし、インターセプトもそうだし、なんか最後に嫌な選手がずっといるなと見ていました」、「視察を重ねて獲得の決め手となったのは、インターハイの活躍。もちろん本人は怪我をして不本意な大会になったかもしれませんが、我々としてはそこのパフォーマンスを見て、これは将来鹿島アントラーズで活躍できる選手に成長するんじゃないかなとオファーをさせていただきました」とのこと。
昨年より注視しており、最終的なカバーリング、危機察知能力の高さを買ったことが伝わる。
これは守備的センスの持ち主であることを表しておる。
ACミランにて名を馳せたフランコ・バレージが有しておったことで知られる。
なかなかこの才能を持っておる選手には出会わぬ。
そうした津久井佳祐くんには、期待以外の何者もない。
更に牛島スカウトは、「みなさんの印象からすると、鹿島のCBは強くて対人能力が一番に来ると思います。ただ現代サッカーにおいて、CBはいろんなことをやらなきゃいけないポジション。ビルドアップのスタートでもある。今までの鹿島っぽくないかもしれないですが、これから必要なCB像でもあると思う。ここから体を大きくして強さというのも間違いなく身につけなければいけないですが、クレバーさや状況判断という彼の一番の武器を活かしてしっかりとゲームを支配する力を発揮してもらいたいなというところで獲得に至った」と続ける。
秋田や岩政、植田のようなCBが鹿島の代名詞であったが、津久井佳祐くんには新たな鹿島のカラーを期待させる。
怪我にて鹿島では大成させられなかった羽田憲司のようにクレバーでキャプテンシーを持つ現代CBとして花を開かせたい。
将来が楽しみである。

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