清水戦コメント

FOOTBALL UNIVERSE
「選手たちにとって、非常に大きな試合だった」と言い切る指揮官である。
ここまで仕込んできたサッカーがないように羽根井されたと手応えを感じておる。
また、「目まぐるしく展開が変わる試合の中で、順番をはっきりしておかなければブレてしまう」と考え方を仕込んでおることも語られる。
ボールの位置により、視野をどう決めて、どのように行動するかを順序立てて選手に指導しておることがわかる。
これは、これまでの日本式のサッカーにはない概念であろう。
正しい視野、正しい身体の向きを身に付け、上を目指す。
これが今後の方向性であろう。
また、三竿について「リーダーの1人。できるだけピッチに立たせておきたい選手の1人だと思っている。どんな時も僕の意向を汲みながら、チームを引っ張ってくれる。そういう姿勢が最後のところでボールを掻き出したり、今日のようなゴールに結びついたりしていると思う。他の選手への影響もある選手だと思っている」と評する。
三竿が軸であることは、キャプテンマークを渡されたことからも伝わってきた。
その三竿は、「僕がここ2、3年やってきて、新しいことに取り組みながら結果が出ないときは、言われたことをみんなやっているんですけど、それが先に来てしまって、動くとか、走る、戦うということがおろそかになって、勝点を取れない経験をしてきた」と新たな戦術、やり方について語る。
まずは、泥臭さ。
それが第一であることを大きく語る。
それを三竿が体現したことで、他の選手も追随してくれよう。
また松村は、「個人としてもチームとしても重要な一戦だった。中断期間の3週間でやってきたことを各所に出せたと思う」とこの試合の重要性と結果を口にする。
二度のビッグチャンスを作ったのは大きな収穫であった。
決めきれなかったことは課題であるが、このサッカーを続けていけば、松村は主軸となって行くであろう。
そして急遽ピッチに立った和泉は、「出るタイミングは急だったけど、今週の練習で準備していた部分もあったので、練習通りにプレーできた」と振り返る。
広瀬の出場停止でこのケースがあると岩政大樹監督は準備しておったことがわかる。
このあたりも采配として信頼に値しよう。
来季に向けた一筋の光が見えた試合であった。
このサッカーも次節も続け来年に繋げる。
信頼関係である。

FOOTBALL UNIVERSE
2022明治安田生命J1リーグ 第33節
[ 岩政 大樹監督 ]
明治安田生命J1リーグ 第33節
2022年10月29日(土)15:03KO
IAIスタジアム日本平
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No title
マツは面白い。
厳しいかな、と思うボールに余裕で追いついてしまう。
今オフにスピードを殺さないで当たり負けしない身体を作れば、慎三やカイオのようになるかも。
厳しいかな、と思うボールに余裕で追いついてしまう。
今オフにスピードを殺さないで当たり負けしない身体を作れば、慎三やカイオのようになるかも。