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篤人の疲労

【Jリーグ】超過密日程でパフォーマンスが落ち気味の内田篤人(鹿島)
今季はJリーグ3連覇とアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のダブルタイトルを狙っている鹿島アントラーズ。22日のシンガポール・アームド・フォーシズ戦を現地で見たが、実力差は明らかだった。3月の水原三星戦で4失点の大敗を喫し、直後のJリーグ・アルビレックス新潟戦でも連敗した時には何が起きたのかと思ったが、ショックはすぐ癒えたようだ。4月のACLは連勝で、Jリーグも敗戦以来3勝2分。チームの調子自体は上向いているように感じられた。

ところが、25日のモンテディオ山形戦では連戦の疲労が如実に出てしまった。キャプテン・小笠原満男の出場停止も大きく響いたが、中2日のアウェイゲームとあって、パフォーマンスが大きく低下した模様だ。

中でも心配されたのが、右サイドバック・内田篤人の動きの悪さ。シンガポール戦の途中には嘔吐して途中交代を強いられたが、ピッチに立っている間もオーバーラップの回数がかなり少なく、体が重そうだった。本人は「連戦? 気にしてません」と淡々としていたが、山形戦のパフォーマンスも決してよくなかったようだ。疲労蓄積がひとつの要因なのは間違いない。

2006年に鹿島入りし、17歳にして開幕スタメンを座を射止め、そのままU−20ワールドカップ、北京五輪、日本代表と順調に階段を駆け上がってきた内田篤人。2008年1月のキリンチャレンジカップ・チリ戦(東京・国立)で国際Aマッチデビューを果たした時には「さすがに早すぎるのではないか」という声も上がったが、岡田武史監督は彼の非凡なサッカーセンスに惚れ込んだ。ジーコジャパン時代から不動の右サイド・加地亮(G大阪)を外して、内田をレギュラーに据え、そのまま1年が過ぎた。

昨季はA代表と北京五輪、Jリーグを休まず戦い、1ヶ月足らずのオフを経て、今年は1月10日の日本代表・指宿合宿から始動。熊本でイエメンと2011年アジアカップ予選に帯同し、バーレーンへ遠征。自らの頭を超されて失点し、敗れるという苦い経験をした。帰国後はオーストラリアと重要な南アワールドカップ最終予選天王山を戦い、直後には鹿島の宮崎合宿へ駆けつけた。その勢いで3月のJリーグ開幕を迎え、ACLとの日程も消化。3月下旬にはバーレーンとの重要な最終予選に挑まなければならなかった。そして4月はシンガポールへ遠征するなど、休む間もなければ、まともにコンディション調整をする暇もない。鹿島の奥野僚右コーチも「これだけの過密日程だから、チームに戻ってきても体調を整えるような練習しかさせられない。他チームの代表選手を見てもコンディションが悪いので、篤人も本当にこの先がかなり心配」と気を揉んでいた。

このまま行けば、1年間で75試合を消化することになってしまう。鹿島の鈴木満取締役強化部長は「トップ選手ならこのくらいは乗り越えないといけない」と話しているという。それも確かに一理ある。欧州強国の一流選手たちはタフな戦いに慣れている。内田もまだ21歳なのだから、そのくらいの強行軍をこなしてほしい。鹿島首脳陣がそう考えるのは決して不自然なことではない。

しかしながら、超過密日程でコンディションを崩した例が、日本サッカー界にいくつかあることもまた事実だ。今から10年前、内田と同じ静岡県出身で早熟だった右サイドバック・市川大祐(清水)がJリーグとユース、五輪、A代表を全てかけ持ちした結果、オーバートレーニング症候群に見舞われた。日本が準優勝した99年ワールドユース(ナイジェリア)に出場できなかったばかりか、復帰までかなりの時間を要した。「若いから」と内田は口癖のように言うが、その過信が深刻な事態を招くこともありえるのだ。

昨季も2007年のフル稼働が響いて鈴木啓太(浦和)が長期離脱を余儀なくされ、遠藤保仁(G大阪)もウイルス性感染症にかかるなど、いかに代表とJリーグの掛け持ちが大変かを痛感させるアクシデントが頻発した。内田も「代えの利かない存在」だけに、大いに気がかりだ。

鹿島のオリヴェイラ監督は最近、増田誓志を右サイドバックでテスト。少しずつプレー時間を長くしている。これも内田を休ませるための秘策だろう。日本代表の岡田監督も内田の代役探しをしているはずだ。1月の指宿合宿に石櫃洋祐(神戸)を召集したのもその一環だろう。駒野友一(磐田)も最近は所属クラブで徐々に調子を上げているようだ。こうしたバックアップ選手を使いながら選手層を厚くしていくことも、内田の負担を軽減する1つの方策といえる。

ただでさえ、日本代表の右サイドは人材難だ。浦和レッズで活躍するベテラン・山田暢久、すでに代表引退を表明している加地亮の復帰なども視野に入れなければいけないかもしれない。若手ばかりに目を向けず、経験ある選手にチャンスを与えることも、もしかしたら必要かもしれない。

いずれにしても、内田には疲れをためない工夫をしてほしい。

元川 悦子

篤人の疲労に関する悦っちゃんのコラムである。
鈴木満強化部長の鉄人指令もそうであるが、クラブでは篤人を休ませることは可能なのである。
問題は日本代表である。
鹿島としては、代表へのフルサポートを誓っておるだけに、召集令状が届いてしまえば差し出さざるを得ない。
苦しいところである。
そして篤人本人は若さという言葉でやる気満々である。
このままでは、篤人の試合数が70を大幅に超えることとなってしまう。
昨季は負傷で休むことも適ったが、それは避けたいところ。
せめて、代表の花試合では起用せずにお願いしたい。
我等も誓志の起用や新井場の右を検討する故、日本代表も考慮して欲しい。

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我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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