満男と慎三
小笠原VS小野 ボランチ直接対決
鹿島のMF小笠原満男(27)は7日の浦和戦で、今季初めてボランチとして先発することが確実となった。浦和のボランチにはユース世代からともに代表入りし、ジーコジャパンでも中盤のポジション争いをしている同世代のMF小野伸二(26)が入る見込み。キリン杯を前に、まずはJリーグで“決着”をつける。
小笠原はこの日の紅白戦で主力組のボランチとしてプレー。アウトゥオリ監督は堅守の浦和に対してサイド攻撃を仕掛ける狙いで、2列目にスピードのあるMF興梠を入れ、小笠原には1列下の位置でゲームメークするよう指示をした。
3日の大分戦では手痛い黒星を喫し、3位から暫定4位に陥落。小笠原は「力を出して負けるならしょうがないけど、出し切れていない。優勝したい気持ちが出ていない。勝ちたい気持ちを持ってプレーするのが大切」と強い口調で話した。
小野との直接対決はプロデビューした98年4月、小野がフェイエノールトに移籍する前の01年4月に続き、今回が3度目だ。「いつも(代表で)会っているから久々という気はしないけど楽しみ。いい試合になればいい」と、ジーコ監督が見守る中での5年ぶりの対戦を心待ちにしていた。
≪柳沢週明け合流≫右足第5中足骨骨折からの復帰を目指すFW柳沢は、リハビリ最終段階のこの日も午前、午後と精力的にメニューをこなした。週明けの9日からフィジカルメニューなどチーム練習に部分合流する予定だ。7日の浦和戦はスタンドに足を運ぶ。「残留争いをしているわけではなく優勝を目標としているのだから、ここぞというときに勝っていかないと」と仲間にエールを送った。
[ 2006年05月06日付 紙面記事 ]
小笠原満男を一列下げ興梠慎三を起用する。
トニーニョ・セレーゾ前監督が昨季の後半から採用した小笠原満男のボランチ。
黄金のカルテットでボランチを担った彼は後に雑誌インタビューで日本最高のボランチは小笠原満男である、(他の日本代表と比べても)と評している。
小笠原選手の運動量は下げた方が活きるということかもしれない。
そして今季初先発となる興梠慎三である。
これまでこのような場合、起用されるのは深井であった。
元来FWの深井はスピードを生かしMF起用されるようになっていた。
その深井を押しのけポジションを得た興梠。
潜在能力は小笠原以上とされる彼に期待が高まる。
これまでFW起用され続けてきたこの男のメンタルが停滞している攻撃の起爆剤となるであろう。
前節も途中出場ながらスピードある突破を図りチャンスを作っていた。
そのプレイが認められたのであろうか。
上へ抜けて行くには若手の奮起が重要である。
メンタルと潜在力でリーグ中断前に良い結果を残しておきたい。
鹿島のMF小笠原満男(27)は7日の浦和戦で、今季初めてボランチとして先発することが確実となった。浦和のボランチにはユース世代からともに代表入りし、ジーコジャパンでも中盤のポジション争いをしている同世代のMF小野伸二(26)が入る見込み。キリン杯を前に、まずはJリーグで“決着”をつける。
小笠原はこの日の紅白戦で主力組のボランチとしてプレー。アウトゥオリ監督は堅守の浦和に対してサイド攻撃を仕掛ける狙いで、2列目にスピードのあるMF興梠を入れ、小笠原には1列下の位置でゲームメークするよう指示をした。
3日の大分戦では手痛い黒星を喫し、3位から暫定4位に陥落。小笠原は「力を出して負けるならしょうがないけど、出し切れていない。優勝したい気持ちが出ていない。勝ちたい気持ちを持ってプレーするのが大切」と強い口調で話した。
小野との直接対決はプロデビューした98年4月、小野がフェイエノールトに移籍する前の01年4月に続き、今回が3度目だ。「いつも(代表で)会っているから久々という気はしないけど楽しみ。いい試合になればいい」と、ジーコ監督が見守る中での5年ぶりの対戦を心待ちにしていた。
≪柳沢週明け合流≫右足第5中足骨骨折からの復帰を目指すFW柳沢は、リハビリ最終段階のこの日も午前、午後と精力的にメニューをこなした。週明けの9日からフィジカルメニューなどチーム練習に部分合流する予定だ。7日の浦和戦はスタンドに足を運ぶ。「残留争いをしているわけではなく優勝を目標としているのだから、ここぞというときに勝っていかないと」と仲間にエールを送った。
[ 2006年05月06日付 紙面記事 ]
小笠原満男を一列下げ興梠慎三を起用する。
トニーニョ・セレーゾ前監督が昨季の後半から採用した小笠原満男のボランチ。
黄金のカルテットでボランチを担った彼は後に雑誌インタビューで日本最高のボランチは小笠原満男である、(他の日本代表と比べても)と評している。
小笠原選手の運動量は下げた方が活きるということかもしれない。
そして今季初先発となる興梠慎三である。
これまでこのような場合、起用されるのは深井であった。
元来FWの深井はスピードを生かしMF起用されるようになっていた。
その深井を押しのけポジションを得た興梠。
潜在能力は小笠原以上とされる彼に期待が高まる。
これまでFW起用され続けてきたこの男のメンタルが停滞している攻撃の起爆剤となるであろう。
前節も途中出場ながらスピードある突破を図りチャンスを作っていた。
そのプレイが認められたのであろうか。
上へ抜けて行くには若手の奮起が重要である。
メンタルと潜在力でリーグ中断前に良い結果を残しておきたい。