柴崎岳、自分たちが目指す方向は他のチームとは違うのかなと
Fマリノス戦後に柴崎岳を取材したゲキサカの竹内達也記者である。
「いわゆる“ゲーム体力”は万全ではなかった」と評す。
岳がピッチに立っておる状況で逆転されたことがそれを表しておるように感じさせられる。
なかなかサッカーは難しいモノと改めて思う。
また、「全体的には周囲の様子をうかがいながらの黒子役に徹しており、本領発揮はこれからになりそうだ」との評も付け加える。
チームに融合していくにはもう少し時間が必要といったところであろうか。
そして現在のJリーグを見て岳ならではのコメントを発す。
「スタイルが確立されているクラブだったり、長年積み重ねてきたサッカーの花が咲いている状態を見ると、みんな同じようなサッカーを目指したり、こういったサッカーが善であるとか、良いサッカーのように見えてくる。そうした同じようなビジョンのサッカーを目指しているチームが結構あるんじゃないかなというのが、帰ってきてJリーグを何試合か見ての一つの傾向だと感じています」
と他クラブの傾向とトレンドの述べた上で、
「ただ、鹿島がそれに当てはまるかというと僕はそうではないと思っています。そういうふうにスタイルを持ったチームというのも、勝てば官軍、負ければ賊軍みたいな感じなので。鹿島の歴史やアイデンティティにおいて、そういうサッカーを目指すべきかというとそうではないのかなと。岩政監督もおそらく同じことを感じていて、自分たちが目指す方向は他のチームとは違う方向にあるのかなというのが僕の見立てです。そういった位置関係から見ると、マリノスや他のチームなど結果を出しているチームももちろんあって、そういうサッカーを否定しているわけではなく、いまはまだ漠然としているけど、鹿島はそういうところではないのかなというのが僕の意見です」
と鹿島アントラーズFCが目指す方向性についてはっきりと口にした。
非常に興味深い。
天下を席巻した20ー22の川崎フロンターレや両ウイングにタレントを置いたサイドアタックで勝利を積み重ねるFマリノスのような"型"を持つことを是とせず、クラブのアイデンティティにて勝負していく方向性と受け取れる。
更に、「僕はサッカーのスタイルや戦術に関してはいろんな形があっていいという意見なので、チャンピオンズリーグでやっていたり、優勝しているチームのやり方が全ていいのかというとそうではないと思う。世界のトレンドがそうだからそうならないといけないわけでもない。実際、自分たちに近いやり方をしているチームがチャンピオンになっているところもあるし、鹿島らしさという点でいえばいま作っているものは間違いではないと思う。現にいろんな顔を見せ始めているなと。それは途中から入った選手の一意見ですけど、やっていて面白くなりそうだなという感じではあるので、それをこれからもうちょっと紐解いていけたらと思います」とサッカーの多様性について語る。
世界で戦ってきたからこそ語れる言葉と言えよう。
今の鹿島アントラーズFCに必要なピースが岳だと強く感じさせられる。
岳と共に鹿島アントラーズのサッカーを完成させようではないか。
楽しみである。
約7年ぶりJ先発も王者・横浜FMに敗戦…柴崎岳が見つめる鹿島の現状と未来「自分たちが目指す方向は他のチームとは違うのかなと」
「いわゆる“ゲーム体力”は万全ではなかった」と評す。
岳がピッチに立っておる状況で逆転されたことがそれを表しておるように感じさせられる。
なかなかサッカーは難しいモノと改めて思う。
また、「全体的には周囲の様子をうかがいながらの黒子役に徹しており、本領発揮はこれからになりそうだ」との評も付け加える。
チームに融合していくにはもう少し時間が必要といったところであろうか。
そして現在のJリーグを見て岳ならではのコメントを発す。
「スタイルが確立されているクラブだったり、長年積み重ねてきたサッカーの花が咲いている状態を見ると、みんな同じようなサッカーを目指したり、こういったサッカーが善であるとか、良いサッカーのように見えてくる。そうした同じようなビジョンのサッカーを目指しているチームが結構あるんじゃないかなというのが、帰ってきてJリーグを何試合か見ての一つの傾向だと感じています」
と他クラブの傾向とトレンドの述べた上で、
「ただ、鹿島がそれに当てはまるかというと僕はそうではないと思っています。そういうふうにスタイルを持ったチームというのも、勝てば官軍、負ければ賊軍みたいな感じなので。鹿島の歴史やアイデンティティにおいて、そういうサッカーを目指すべきかというとそうではないのかなと。岩政監督もおそらく同じことを感じていて、自分たちが目指す方向は他のチームとは違う方向にあるのかなというのが僕の見立てです。そういった位置関係から見ると、マリノスや他のチームなど結果を出しているチームももちろんあって、そういうサッカーを否定しているわけではなく、いまはまだ漠然としているけど、鹿島はそういうところではないのかなというのが僕の意見です」
と鹿島アントラーズFCが目指す方向性についてはっきりと口にした。
非常に興味深い。
天下を席巻した20ー22の川崎フロンターレや両ウイングにタレントを置いたサイドアタックで勝利を積み重ねるFマリノスのような"型"を持つことを是とせず、クラブのアイデンティティにて勝負していく方向性と受け取れる。
更に、「僕はサッカーのスタイルや戦術に関してはいろんな形があっていいという意見なので、チャンピオンズリーグでやっていたり、優勝しているチームのやり方が全ていいのかというとそうではないと思う。世界のトレンドがそうだからそうならないといけないわけでもない。実際、自分たちに近いやり方をしているチームがチャンピオンになっているところもあるし、鹿島らしさという点でいえばいま作っているものは間違いではないと思う。現にいろんな顔を見せ始めているなと。それは途中から入った選手の一意見ですけど、やっていて面白くなりそうだなという感じではあるので、それをこれからもうちょっと紐解いていけたらと思います」とサッカーの多様性について語る。
世界で戦ってきたからこそ語れる言葉と言えよう。
今の鹿島アントラーズFCに必要なピースが岳だと強く感じさせられる。
岳と共に鹿島アントラーズのサッカーを完成させようではないか。
楽しみである。
約7年ぶりJ先発も王者・横浜FMに敗戦…柴崎岳が見つめる鹿島の現状と未来「自分たちが目指す方向は他のチームとは違うのかなと」