大宮戦コメント
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
今のチームの状況というのは、急激にチームが良くなってきたわけではない。1年目から取り組んできた意識が結果として結び付いている。今はまだリーグ戦折り返しにたどりついたばかりで、我々の目標は12月5日の最終戦に(この状況)を結びつけていかなければならない。今の状況に満足せずに謙虚さを持って1試合1試合を戦っていきたい。
(Q:興梠について)
今日の1点目については、守備的なところで背後を狙っていたなかであの場面で興梠はいい判断をしてくれた。自分でもシュートを打てた状況だったが、落ち着いてマルキーニョスを見てパスを出したのは彼がチームのためにプレーを心がけているのが伝わってくる場面だった。彼も成熟してきているという証拠。これからは守備の部分でも成熟してくれればと期待している。
【J1:第17節 鹿島 vs 大宮】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.07.11)
7月11日(土) 2009 J1リーグ戦 第17節
鹿島 2 - 0 大宮 (18:03/カシマ/17,903人)
得点者:16' マルキーニョス(鹿島)、89' 大迫勇也(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日の勝利も完璧に近いもののように見受けられました。最近、すごく充実した戦いぶりが見られると思います。チームのポテンシャルを考えたとき、いわゆるゲーム運びや決定力やスキのなさ、メンタル面といったものは、もしチームのポテンシャルが完璧なチームがあるとして、いまどれくらいのレベルまで来ていると感じていますか?また、このチームにもし必要なものがあれば、それはなんでしょうか?
「まず、それだけの言葉をいただいて本当に光栄と思うと同時に、選手たちに感謝しないといけないし、それだけのコメント、評価をいただいているということは、選手あってのことだと思います。
もうひとつは、急激に昨日今日とこのチームがこうやってよくなってきたということではなく、やはり1年目から取り組んできた意識を変える作業があります。例えば、選手に提案することはいろいろあります。ただし、提案された側が提案されたことについて『それをやってみよう』あるいは『受け入れてみよう』という心構えを持っていなければ、僕が、もしくは僕でなくてすごく優秀な監督がいたとしても、成功したり良くなることはないと思います。いろいろ話し合いをするなかで、選手たちがいい心構えを持って、そこから高い意識で練習に取り組んだり、ひとつひとつ意欲的に取り組むことを改善してきたものの積み重ねが、いま頂いている言葉につながっていってると思います。ただし、完璧なチームは存在しないと思います。今日も、自分たちのミスからリズムを失いかけた場面が何度もありましたし、ミスを犯しました。選手たちは謙虚さを忘れてはいけないといっています。自分たちは機械ではなくて人間であり、ミスをすることもあるだろう。ミスをしたからと言って、それを批判するということは僕はしたくありません。しかし、それを試合中にいかにして完全にするのか、あるいはそれを繰り返さない方法、あるいは相手にミスをするように追い込まれているのであれば、それをどうやって打開するのかということは各自で考えなければならない。また試合中にも、こちらから指示を出します。それを謙虚に受け止めて実行に移すということが必要であり、選手たちが理解して試合中などで実行してくれているのではないかと思います。ただ、前半の折り返し地点にたどり着いただけであって、タイトルが取れたということではない。いままでホームで戦ってきた相手に対して、アウェイで戦わなければならないし、またアウェイで戦った相手にはホームで戦わないといけません。なにかを得たわけではなく、折り返しにたどり着いただけです。我々の目標は12月5日、そこで良い形の結果に結びつけて、なおかつ皆さんからいまこの時期にいただいている言葉を、また12月5日にもらえるようにしなけてはいけないと思います。ここで我々が満足せず、謙虚さを持って、ひとつひとつの試合に真剣に取り組んでいかないといけないと思います。
欲を言えば、ゲームマネジメント、遅攻と速攻をどのタイミングでやっていくのかということを、もう少し高めなければいけない。それだけボールを保持できる選手が多くいるわけです。そこで今日もそうですけど、何度か狙いすぎてしまってボールを失い、今日に関してはDF陣が奮闘してくれて相手にチャンスらしいチャンスを与えませんでしたけど。ただし試合に置いては、いまの時間は無理をして狙うときではないのに狙ってしまうことがあるので、もう少しボールを保持して、もう少し溜めてから、あるいは状況をもう少し揺さぶってから、仕掛けることができる展開を我々の場合はできる。そこを焦りすぎてしまう選手がいるので、もう少し落ち着いてやれるのではないかと思っています」
Q:82分から続けざまに3人の選手を代えていますが、そこには試合を決めに行くというメッセージもあったのでしょうか?
「ひとつは、当然ながら入った3人には守備の狙いを与えました。どうしても相手の一番牽制しなければいけない部分は高さだったので、それはセットプレーだったりロングボールですが、それ以外、そういう危険性を感じていませんでした。相手はかなり前がかりできたのでスペースもかなり出来ていました。センターバックもセットプレーなりで前に出て行こうという意志で、または同点に追いつこうという気持ちで前に出て行ったわけですから、そうするとボールを失って戻ってくれば、その体力を消耗していくわけです。それを何度か繰り返しやっていたので、そろそろ判断や足も遅れてくるだろうと。あとはもう、スペースがあるわけなので、そこをうまく突いて行ければチャンスが作れると思いました。ただ、基本的には守備を安定させる高さ対策を取ってから、あとは様子を見て攻撃に出るチャンスがあれば行こうという考えでしたし、それは選手もわかっていることでした。そのスキを相手が与えてくれたのではないかと思います」
Q:相手が守備的だったと思うのですが、監督は日頃から瞬時の判断ということをおっしゃっていると思います。その視点で1点目のシーンをふり返っていただけますか?
「当然ながら相手が与える条件によって自分たちが狙う部分は変わってきます。あの場面に関しては、相手が守備の部分でかなり高い位置に押し上げてきたので、背後を狙うという形がいちばん良い形になってくるし、背後を狙うことで相手が引いていくわけですからラインを深く保つようになります。そうすると中盤が空くようになってきます。ただ、あの場面では興梠選手が非常に良い判断をしてくれたのではないかと思います。ゴールエリア付近で自分がゴールを前にして、ボールも落ち着いた形で持っていましたので、極端にいえば自分でもシュートが打てる場面。そこでチームのため、チームの勝利のためにの選択をしてくれました。DFももう少しで寄せられる場面でしたし、GKもいましたし、あそこでシュートを打ってもおかしくない状況だった。そのなかで、彼がフリーのマルキーニョス選手を見て、そこに合わせたということに関しては非常にチームのためにプレーをしよう、心がけよう、という気持ちを僕自身は感じました。選手が自分個人が目立とう、自分個人が脚光を浴びようと考えれば、自分でシュートを打つことが多いのですが、ただよりよい選択肢を試合中にどうやってしていくのかということを僕は何度も言っています。そういった気持ちも僕自身を感じたし、彼自身も成長してきている、あるいは成熟してきている部分だと思います。今後は攻めの部分だけでなく守備の部分でも成熟していくようになれば、さらなる飛躍が興梠選手には期待できるのではないかと思います」
以上
【J1:第17節 鹿島 vs 大宮】試合終了後の各選手コメント(09.07.11)
●本山雅志選手(鹿島):
「先制点をとれたので、簡単に取ってしまうとその後悪い時間が出てきてしまう。そこだけ気を付けた。後半はほとんど主導権を取られたけど勝てて良かったですね。
(Q:悪かった原因は?)
サイドチェンジがうまくいかなかった。ボールは回せるけどサイドで起点が作れなかった。僕とかがしっかり走らないといけなかった。ヤマザキナビスコカップでは僕が走るようにしたい。サイドチェンジについては、もうちょっと徹底してやれば良かった。良い形でサイドチェンジできたときは上手く攻められたし。
(Q:疲労については?)
後半はちょっと疲れましたね。僕らが走るのではなく、相手を走らせられたらと思う。
(Q:リーグの前半をふり返って)
4試合勝てていないので反省点はいっぱいある。少しでも気持ちが入らないとその4試合のような試合になってしまう」
●大迫勇也選手(鹿島):
「出られない時期が長かったけど今日は少しプレーの時間が多かった。
(Q:シュートについて)
イメージ通り。ふかさないことだけ考えました。
(Q:出られない時期は?)
大樹さん(岩政)とかにDFとして嫌な動きをアドバイスしてもらった。それを意識して、こういう結果が出たと思う。これを続けていきたいです。焦っても何も起こらないので、自分が出来ることをしっかりしました。ひとつふたつ上に行かないとダメだと思っていた。ベンチにいる間、チームのゲーム運びとかを学んだ。あとは慎三さん(興梠)とマルキ(マルキーニョス)のコンビネーション。すごいと思う。
(Q:ゴールに向かうプレーが増えた?)
つねにゴールを意識している。それが自分の特徴だと思うので、そういうのを出していきたい。ホッとしてますけど、これからがんばらないと。
(Q:手応えは掴んできた?)
そうっすね。いまは自分を出せてきてる。自分のプレーを出せれば通用すると思う。また一からです。
(Q:2点目は遅かった?)
遅かったですね。1点で終わるという思いもありました。でも、あまりマイナスには考えない。プラス思考なんで」
●小笠原満男選手(鹿島):
「たたみ掛けてスムーズにいければ良いんですけど今日はみんなが我慢した。交代選手が入ってフレッシュになったところで得点できた。
(Q:大迫選手がいいゴールを決めましたが?)
誰が決めたとかは関係ないけど、守備もがんばっているし良いこと。11人だけじゃなく、ポコッと出て結果を出せる。他の選手も集中出来ていると思う」
●伊野波雅彦選手(鹿島):
「大迫が決めてくれて一番嬉しかった。なかなか苦しんでいたし、それは知っていたから。あまり抱きつきにはいかないけれど今日は行きました」
●新井場徹選手(鹿島):
「自分が思っていた感覚と違ってて、正直最初は戸惑った。チームがうまく入ってくれて良かった。言うほどじゃないけど久々の90分だったし、相手もイケイケできたので、もう少し効果的なことが出来たと思う。後半に入って少し慣れてきましたけど、監督に求められていること+αを出していかないといけない」
[ J1:第17節 鹿島 vs 大宮 ]

前半16分、興梠からの浮いたパスをマルキーニョスがヘッドで押し込み鹿島が先制!得点を演出した二人が駆け寄って喜びを分かち合う。マルキーニョスは今季6得点目となった。
[ J1:第17節 鹿島 vs 大宮 ]

1点リードの鹿島は後半44分、右サイドを突破したダニーロからの折り返しを途中出場の大迫がダイレクトボレーで決めてダメ押し点をゲット!中田浩二と抱き合って喜ぶ。大迫は今季リーグ戦2得点目。
[ J1:第17節 鹿島 vs 大宮 ]

リーグ戦15戦負け無し!ホームゲームでは4連勝を飾った鹿島の選手たちがサポーターに勝利の挨拶。今日もきっちりと勝点3を積み上げ、首位を独走する。
難点はサイドチェンジにあると本山の弁。
克服して苦手・日本平に備えたい。
今のチームの状況というのは、急激にチームが良くなってきたわけではない。1年目から取り組んできた意識が結果として結び付いている。今はまだリーグ戦折り返しにたどりついたばかりで、我々の目標は12月5日の最終戦に(この状況)を結びつけていかなければならない。今の状況に満足せずに謙虚さを持って1試合1試合を戦っていきたい。
(Q:興梠について)
今日の1点目については、守備的なところで背後を狙っていたなかであの場面で興梠はいい判断をしてくれた。自分でもシュートを打てた状況だったが、落ち着いてマルキーニョスを見てパスを出したのは彼がチームのためにプレーを心がけているのが伝わってくる場面だった。彼も成熟してきているという証拠。これからは守備の部分でも成熟してくれればと期待している。
【J1:第17節 鹿島 vs 大宮】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.07.11)
7月11日(土) 2009 J1リーグ戦 第17節
鹿島 2 - 0 大宮 (18:03/カシマ/17,903人)
得点者:16' マルキーニョス(鹿島)、89' 大迫勇也(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日の勝利も完璧に近いもののように見受けられました。最近、すごく充実した戦いぶりが見られると思います。チームのポテンシャルを考えたとき、いわゆるゲーム運びや決定力やスキのなさ、メンタル面といったものは、もしチームのポテンシャルが完璧なチームがあるとして、いまどれくらいのレベルまで来ていると感じていますか?また、このチームにもし必要なものがあれば、それはなんでしょうか?
「まず、それだけの言葉をいただいて本当に光栄と思うと同時に、選手たちに感謝しないといけないし、それだけのコメント、評価をいただいているということは、選手あってのことだと思います。
もうひとつは、急激に昨日今日とこのチームがこうやってよくなってきたということではなく、やはり1年目から取り組んできた意識を変える作業があります。例えば、選手に提案することはいろいろあります。ただし、提案された側が提案されたことについて『それをやってみよう』あるいは『受け入れてみよう』という心構えを持っていなければ、僕が、もしくは僕でなくてすごく優秀な監督がいたとしても、成功したり良くなることはないと思います。いろいろ話し合いをするなかで、選手たちがいい心構えを持って、そこから高い意識で練習に取り組んだり、ひとつひとつ意欲的に取り組むことを改善してきたものの積み重ねが、いま頂いている言葉につながっていってると思います。ただし、完璧なチームは存在しないと思います。今日も、自分たちのミスからリズムを失いかけた場面が何度もありましたし、ミスを犯しました。選手たちは謙虚さを忘れてはいけないといっています。自分たちは機械ではなくて人間であり、ミスをすることもあるだろう。ミスをしたからと言って、それを批判するということは僕はしたくありません。しかし、それを試合中にいかにして完全にするのか、あるいはそれを繰り返さない方法、あるいは相手にミスをするように追い込まれているのであれば、それをどうやって打開するのかということは各自で考えなければならない。また試合中にも、こちらから指示を出します。それを謙虚に受け止めて実行に移すということが必要であり、選手たちが理解して試合中などで実行してくれているのではないかと思います。ただ、前半の折り返し地点にたどり着いただけであって、タイトルが取れたということではない。いままでホームで戦ってきた相手に対して、アウェイで戦わなければならないし、またアウェイで戦った相手にはホームで戦わないといけません。なにかを得たわけではなく、折り返しにたどり着いただけです。我々の目標は12月5日、そこで良い形の結果に結びつけて、なおかつ皆さんからいまこの時期にいただいている言葉を、また12月5日にもらえるようにしなけてはいけないと思います。ここで我々が満足せず、謙虚さを持って、ひとつひとつの試合に真剣に取り組んでいかないといけないと思います。
欲を言えば、ゲームマネジメント、遅攻と速攻をどのタイミングでやっていくのかということを、もう少し高めなければいけない。それだけボールを保持できる選手が多くいるわけです。そこで今日もそうですけど、何度か狙いすぎてしまってボールを失い、今日に関してはDF陣が奮闘してくれて相手にチャンスらしいチャンスを与えませんでしたけど。ただし試合に置いては、いまの時間は無理をして狙うときではないのに狙ってしまうことがあるので、もう少しボールを保持して、もう少し溜めてから、あるいは状況をもう少し揺さぶってから、仕掛けることができる展開を我々の場合はできる。そこを焦りすぎてしまう選手がいるので、もう少し落ち着いてやれるのではないかと思っています」
Q:82分から続けざまに3人の選手を代えていますが、そこには試合を決めに行くというメッセージもあったのでしょうか?
「ひとつは、当然ながら入った3人には守備の狙いを与えました。どうしても相手の一番牽制しなければいけない部分は高さだったので、それはセットプレーだったりロングボールですが、それ以外、そういう危険性を感じていませんでした。相手はかなり前がかりできたのでスペースもかなり出来ていました。センターバックもセットプレーなりで前に出て行こうという意志で、または同点に追いつこうという気持ちで前に出て行ったわけですから、そうするとボールを失って戻ってくれば、その体力を消耗していくわけです。それを何度か繰り返しやっていたので、そろそろ判断や足も遅れてくるだろうと。あとはもう、スペースがあるわけなので、そこをうまく突いて行ければチャンスが作れると思いました。ただ、基本的には守備を安定させる高さ対策を取ってから、あとは様子を見て攻撃に出るチャンスがあれば行こうという考えでしたし、それは選手もわかっていることでした。そのスキを相手が与えてくれたのではないかと思います」
Q:相手が守備的だったと思うのですが、監督は日頃から瞬時の判断ということをおっしゃっていると思います。その視点で1点目のシーンをふり返っていただけますか?
「当然ながら相手が与える条件によって自分たちが狙う部分は変わってきます。あの場面に関しては、相手が守備の部分でかなり高い位置に押し上げてきたので、背後を狙うという形がいちばん良い形になってくるし、背後を狙うことで相手が引いていくわけですからラインを深く保つようになります。そうすると中盤が空くようになってきます。ただ、あの場面では興梠選手が非常に良い判断をしてくれたのではないかと思います。ゴールエリア付近で自分がゴールを前にして、ボールも落ち着いた形で持っていましたので、極端にいえば自分でもシュートが打てる場面。そこでチームのため、チームの勝利のためにの選択をしてくれました。DFももう少しで寄せられる場面でしたし、GKもいましたし、あそこでシュートを打ってもおかしくない状況だった。そのなかで、彼がフリーのマルキーニョス選手を見て、そこに合わせたということに関しては非常にチームのためにプレーをしよう、心がけよう、という気持ちを僕自身は感じました。選手が自分個人が目立とう、自分個人が脚光を浴びようと考えれば、自分でシュートを打つことが多いのですが、ただよりよい選択肢を試合中にどうやってしていくのかということを僕は何度も言っています。そういった気持ちも僕自身を感じたし、彼自身も成長してきている、あるいは成熟してきている部分だと思います。今後は攻めの部分だけでなく守備の部分でも成熟していくようになれば、さらなる飛躍が興梠選手には期待できるのではないかと思います」
以上
【J1:第17節 鹿島 vs 大宮】試合終了後の各選手コメント(09.07.11)
●本山雅志選手(鹿島):
「先制点をとれたので、簡単に取ってしまうとその後悪い時間が出てきてしまう。そこだけ気を付けた。後半はほとんど主導権を取られたけど勝てて良かったですね。
(Q:悪かった原因は?)
サイドチェンジがうまくいかなかった。ボールは回せるけどサイドで起点が作れなかった。僕とかがしっかり走らないといけなかった。ヤマザキナビスコカップでは僕が走るようにしたい。サイドチェンジについては、もうちょっと徹底してやれば良かった。良い形でサイドチェンジできたときは上手く攻められたし。
(Q:疲労については?)
後半はちょっと疲れましたね。僕らが走るのではなく、相手を走らせられたらと思う。
(Q:リーグの前半をふり返って)
4試合勝てていないので反省点はいっぱいある。少しでも気持ちが入らないとその4試合のような試合になってしまう」
●大迫勇也選手(鹿島):
「出られない時期が長かったけど今日は少しプレーの時間が多かった。
(Q:シュートについて)
イメージ通り。ふかさないことだけ考えました。
(Q:出られない時期は?)
大樹さん(岩政)とかにDFとして嫌な動きをアドバイスしてもらった。それを意識して、こういう結果が出たと思う。これを続けていきたいです。焦っても何も起こらないので、自分が出来ることをしっかりしました。ひとつふたつ上に行かないとダメだと思っていた。ベンチにいる間、チームのゲーム運びとかを学んだ。あとは慎三さん(興梠)とマルキ(マルキーニョス)のコンビネーション。すごいと思う。
(Q:ゴールに向かうプレーが増えた?)
つねにゴールを意識している。それが自分の特徴だと思うので、そういうのを出していきたい。ホッとしてますけど、これからがんばらないと。
(Q:手応えは掴んできた?)
そうっすね。いまは自分を出せてきてる。自分のプレーを出せれば通用すると思う。また一からです。
(Q:2点目は遅かった?)
遅かったですね。1点で終わるという思いもありました。でも、あまりマイナスには考えない。プラス思考なんで」
●小笠原満男選手(鹿島):
「たたみ掛けてスムーズにいければ良いんですけど今日はみんなが我慢した。交代選手が入ってフレッシュになったところで得点できた。
(Q:大迫選手がいいゴールを決めましたが?)
誰が決めたとかは関係ないけど、守備もがんばっているし良いこと。11人だけじゃなく、ポコッと出て結果を出せる。他の選手も集中出来ていると思う」
●伊野波雅彦選手(鹿島):
「大迫が決めてくれて一番嬉しかった。なかなか苦しんでいたし、それは知っていたから。あまり抱きつきにはいかないけれど今日は行きました」
●新井場徹選手(鹿島):
「自分が思っていた感覚と違ってて、正直最初は戸惑った。チームがうまく入ってくれて良かった。言うほどじゃないけど久々の90分だったし、相手もイケイケできたので、もう少し効果的なことが出来たと思う。後半に入って少し慣れてきましたけど、監督に求められていること+αを出していかないといけない」
[ J1:第17節 鹿島 vs 大宮 ]

前半16分、興梠からの浮いたパスをマルキーニョスがヘッドで押し込み鹿島が先制!得点を演出した二人が駆け寄って喜びを分かち合う。マルキーニョスは今季6得点目となった。
[ J1:第17節 鹿島 vs 大宮 ]

1点リードの鹿島は後半44分、右サイドを突破したダニーロからの折り返しを途中出場の大迫がダイレクトボレーで決めてダメ押し点をゲット!中田浩二と抱き合って喜ぶ。大迫は今季リーグ戦2得点目。
[ J1:第17節 鹿島 vs 大宮 ]

リーグ戦15戦負け無し!ホームゲームでは4連勝を飾った鹿島の選手たちがサポーターに勝利の挨拶。今日もきっちりと勝点3を積み上げ、首位を独走する。
難点はサイドチェンジにあると本山の弁。
克服して苦手・日本平に備えたい。