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JOMO CUP 2009マルキーニョス・岩政インタビュー

【Jの威信を懸けた闘い!JOMO CUP 2009】マルキーニョス選手(鹿島)インタビュー!(09.07.24)
Q:J-ALLSTARSのメンバーを見た印象はどうですか?
「なかには去年も選ばれた選手もいますよね。メンバーを見る限り、とても良い選手が揃っていると思います。今回、JOMO CUPに選ばれていない選手の中にも、日本国内にはすばらしい選手がたくさんいると思いますが、現時点では、ここに選ばれている選手がベストメンバーなのではないかと思います」

Q:そのなかにマルキーニョス選手も選ばれていますが、感想は?
「正直、JOMO CUPのメンバーに選出されたことは嬉しく思っています。みんな、すばらしい選手だと思いますし、そのなかの一人として参加できることはとても光栄です。出るからにはいいメンバーでいい試合をして、ぜひ勝ちたいと思っています」

Q:昨年のJOMO CUPではK-ALLSTARSに負けてしまったので、オリヴェイラ監督(鹿島)も勝ちたいと思っているようですが?
「去年のこともありますから、今年はぜひ勝ちたいですね。そのためにも、僕たちが持っているものを出して、おもしろいサッカー、綺麗なサッカーができたらいいなと思います。それはつまり、見ていて楽しいサッカーですね。それと同時に勝ちにいきたいと思います」

Q:監督もまったく同じことを仰ってました。
「削り合いとかじゃなくて、まわりの人が楽しめるようなサッカーをして勝ちたいです」

Q:K-ALLSTARSのなかには、ACLでも対戦した水原三星ブルーウイングスやFCソウルの選手がいますが覚えていますか?
「そこまで覚えてないです。キーパー(イ・ウンジェ)は覚えてます。エドゥー(水原三星ブルーウイングス)ももちろん知っています。チェ・テウク(全北現代モータース)は清水で一緒にやっていました。他にも試合が速く流れていることもあって、顔は良く覚えていないのですが、よく見れば思い出す選手もいますね。だけど、とても良い選手たちだったことは覚えています」

Q:マルキーニョス選手にとって監督はどういう印象の人ですか?
「監督は、日本でとてもすばらしい功績を残していますから、このようにオールスターに選ばれることは当然だと思います。個人的にもとてもすばらしい監督だと思います。(尊敬できる監督だと?)はい、そうです。彼は、インテリジェンスの部分でとてもすばらしい監督だと思います」

Q:それは、サッカーの戦術的な指示ということですか?
「そうです。戦術の部分もそうですが、あとは監督のコミュニケーション能力、それに哲学ですね。そうしたものを明確に伝えているからこそ、選手はそれをピッチのなかで表現できていると思います。いま試合の中で、どういう状況が起きているのか的確に判断し、それを伝えているからこそ、選手たちはそれを表現してプレーできているのではないかと思います」

Q:すごく特徴を出しやすい監督ですか?
「そうですね。監督がいるからこそ、自分の特徴を出しやすいということもありますし、やはり監督が私のことをしっかりと見ているからこそ、表現ができていると思います。それは私だけではなく、他の日本人の選手についても同じだと思います。プラスαを引きだしてくれる監督だと思います」

Q:J-ALLSTARSの中には、ジュニーニョ選手(川崎F)とジウトン選手(新潟)が選ばれていますが、仲はいいですか?
「ジュニーニョはとても仲の良い友だちのひとりですし、対戦相手としてよく試合もしていますからね。ジウトンとは一度アウェイで新潟に行ったときに会いました。とても感じのいい選手でした。まだ、彼が日本に来てからはその一度しか会ってないので、日は浅いですけどね」

Q:先発メンバーは誰になるかはわかりませんが、一緒にやってみたい選手はいますか?
「それはちょっと難しいですね。このメンバーはほんとにすばらしい選手ばかりなので、このチームでJリーグを戦いたいくらいです(笑)。だから、どの選手とやりたいかというよりも、いる選手全員がすごい選手です。とても能力が高い選手が揃っています。誰が出てもとても良い試合ができるのではないかと思います。どの選手でも一緒にプレーができれば光栄ですね」

Q:いま、鹿島ではFWを組むのは、興梠選手と大迫選手が多いと思うのですが、二人ともよく「マルキはすごい」と口癖のように言ってます。それについてはどう感じていますか?
「二人は高い能力を持った、とても素晴らしい選手です。慎三は、彼がプレーしているのを見るのがとても好きで、憧れてもいます。大迫とはまだ知り合って間もないですけど、彼がとても質の高い選手であることは、他の人が見ていても証明されていることです。彼らにすごいと言われるのは嬉しいですね。そう言ってもらえるので、私の中から吸収してもらえることがもっとあればと思って、日頃の練習から一生懸命やっています」

Q:いつも試合を見ていて、あれだけ動くマルキーニョス選手をすごいと思っているのですが、なにか秘訣はあるんですか?
「負けず嫌いだし、サッカーが好きです。『好きこそものの上手なれ』と言いますが、それが私の哲学でもあります。ですので、一生懸命トレーニングしていますし、常にプレーできるように努力しています。あとはしっかりと休むこともひとつのトレーニングではないかと思います。自分の現状をしっかり把握して、ケアをするからこそ、良い状態でグランドに入れると思うので」

Q:J-ALLSTARSのなかでもマルキーニョス選手が最年長(1976年生れ)なんですが。
「見ていただけばわかると思いますが、歳は本当にに関係ありません。気持ちの問題、やる気の問題、そこがいちばん重要なのではないかと思います。強い気持ちをもっていれば、自分が達成したいことでもなんでも可能だと思います。自分が叶えたいと思って、それに一生懸命取り組めばきっと叶うはずです。だから、年齢は関係ありません」

Q:JOMO CUPでは鹿島以外のサポーターも応援してくれると思います。こういうプレーを見て欲しいというところがあれば教えてください。
「他チームのサポーターに見て欲しいところは、鹿島では常にみんなに言っているんですが、試合に入ったときの強い気持ちです。オールスターでプレーするときは、鹿島のユニホームを着てグランドに入ったときと同じように戦いますので、その辺を見て欲しいと思います」


以上

インタビュアー:田中滋
インタビュー:2009年7月21日実施


【Jの威信を懸けた闘い!JOMO CUP 2009】岩政大樹選手(鹿島)インタビュー!(09.07.24)
Q:J-ALLSTARSのメンバーをご覧になった印象は?
「オリヴェイラ監督(鹿島)も去年負けてますから本気度を増している気はします。でも、去年出てる人は意外と少ないんですね。篤人(内田・鹿島)はいなかったし」

Q:K-ALLSTARSで印象に残っているのは?
「FCソウルのキ・ソンヨン選手のキックは印象に残ってますね。あと、エドゥー(水原三星ブルーウイングス)もうまかったです。
(今年のメンバー表を見ながら)韓国人FWの選手は大きいですね!お、チェ・テウク(全北現代モータース)だ、懐かしい!速いのかなあ(笑)。
まあ、このメンバーなら手強いでしょうね。でも、J-ALLSTARSもヤットさん(遠藤保仁・G大阪)が入ってるし、かなりパスはまわせるメンバーですからね。基本的にはJ-ALLSTARSの方がキープして、K-ALLSTARSはカウンターなりサイド攻撃なり、という展開にはなるんじゃないですか?」

Q:岩政選手から見てJ-ALLSTARSのキーマンになりそうな選手は誰でしょう?
「どうでしょうね〜(笑)とりあえず中盤の構成は流動的にやると思うので、その辺がどこまでヒットするかじゃないですか?
多分、監督だとヤットさんも憲剛くん(中村・川崎F)も満男さん(小笠原・鹿島)も一緒に使うでしょうから、3人が入れ替わり立ち替わりやるんだと思います。だから、その3人と誰が組むのかでしょうね。その一人がだいぶ気を使わないと、多分、僕らセンターバックの横のサイドバックも大変になると思います。僕はその選手との関係を築くことが大事になるかな、と思いますね」

Q:そうすると明神選手(G大阪)あたりが適任なんでしょうか?
「そうですね、あとは阿部ちゃん(勇樹・浦和)とか。そこにもう一枚、攻撃的な前の選手が入ってくるとちょっとキツイかも。両サイドにも攻撃的な選手が多いですしね。でも、これは監督の好みですけどね」

Q:今回FWはジュニーニョ(川崎F)、マルキーニョス(鹿島)、大久保嘉人(神戸)という顔ぶれですね。
「去年はフィジカルで勝負する系統の選手だったので、韓国としてはやりやすかったんじゃないかな。こういう選手の方が嫌でしょうね。向こうは、ロングボール主体というか、フィジカル主体のことが多いので、こういうスピードで勝負するFWの選手の方がやりづらいと思います」

Q:岩政選手ご自身は、自分のどういうプレーを見て欲しいと思っていますか?
「去年のJOMO CUPに行ったときに、いままでのお祭り的なイメージで行ってみたら虚を突かれたところがありました。もともとあまり魅せるプレーもできないですが、今年は準備からすべて、いつもの公式戦のイメージで入ってみようかと思っています」

Q:去年のJOMO CUPはどんな雰囲気だったんでしょうか?
「僕はいろんな様子を見ながらだったんですけど、真剣勝負をしようという空気はもちろんありましたし、がんばろうぜという空気もありました。でも、多少オールスターという華やかな舞台という印象が僕にもあったし、みんなにもあったと思います。それで、この前は負けてしまった気もするんですよね。K-ALLSTARSの選手も、(勝利して)かなり喜んでいたのでね、ちょっと悔しいなと思いました。その辺の本気度は、向こうの方が上だったのかなということを、試合が終わったあとに思いましたね」

Q:先ほどもちょっと仰っていましたけど、監督もかなり悔しがっていましたよね?
「そうですね。監督は結構本気でしたからね。準備から、ミーティングも含めて。公式戦さながらでしたから」

Q:ミーティングのやり方も鹿島のときと同じようにやっていたのですか?
「結構、いろんなことを喋ってました。全部じゃないですけど、ある程度『こういう戦術でいくから』ということは話をしてましたね。それを聞いたとき、結構、マジなんだと思いましたよ」

Q:いままでいろいろな監督の指導を受けた経験があると思いますが、そのなかでもオリヴェイラ監督は細かな指示まで出す監督ですか?
「いや、細かいところまでというか、自分の中であるんでしょうね、『ここは言うべき、ここは言うべきではない』というのが。言う数はあまり多くないんです。バリエーションは自分たちで生み出すことはできるんですが、強調したいところがいくつかあって、それは必ず抑えなきゃいけないという感じだと思います」

Q:試合前に、選手がゲームプランをイメージしやすくしてくれる監督なのかな、と思うのですが?
「結構、話はしますからね。相手のことは特に多く喋りますね。試合で注意すべきことだけじゃなく、こういうタイプの選手だということも含めて、敵の情報は多い方だと思います。去年は、キム・ナミル選手(神戸)がいたので、彼にかなり詳しく聞いて、タイプや特徴を調べて、それでミーティングをしてました。まわりの選手は『オールスターでこんなにやるのは珍しい』と、言ってました」

Q:今回は鹿島の選手が6人いて、チームの中心として期待されていると思うのですが?
「監督が鹿島から6人も選んだということで、僕たちには責任もあるでしょうね。僕たちがしっかりプレーして、結果を出さないと。僕たちが一番監督のサッカーを知っているということもありますし、6人をベースにしたいという思いが監督にはあるでしょうから」

Q:他のクラブの選手とプレーすることは刺激になりますか?
「代表にあまり入らないので、そういう面で、楽しみというか一緒にやらないとわからない部分もありますしね。人間性なり、特徴なり、やりたいことなど、外から見てても多少わかる部分もありますけど、細かいところはやっぱりわからない。特に闘莉王(浦和)なんかは、僕は代表で入れ違いですから。彼の考え方を話というより、プレーで感じられたらまたひとつおもしろいかなと思います」

Q:今回は韓国(仁川文鶴競技場)で試合をやりますけど、個人的には好きな国ですか?
「この前、負けましたからね(笑)。でも、別に嫌いじゃないですよ、僕のイメージは良い方ですね。ユニバーシアードで優勝してますし。だから、印象はいいですね。ただ、(ACLの)水原三星ブルーウイングスのときは体調を崩していたので、ちょっと食事とかは気を付けたいなと思ってます」

Q:韓国料理はどうですか?
「うまいんですけど、脂っこいんで。肉系も脂がけっこうある。最近、脂ものは取らないようにしてて、胃もたれしちゃうんです。それがこの前は出ちゃったので、今回は気を付けようと思います」

Q:最後に、JOMO CUPに向けての抱負をいただけますか?
「公式戦さながらと言いましたけど、自分の中では経験というよりも、ひとつのアピールの場だと思っています。いろんな選手と組んだとき、そこでも自分の力を発揮できるということが、またひとつのアピールの機会になると思いますし、その日はJリーグもやってないし、多くのサッカー関係者が見ると思うので、そこでしっかり印象づけられるようなプレーをしたいですね。目立つプレーということではなくて、CBとして要求されるプレーをしっかりやりたいと思います」


以上

インタビュアー:田中滋
インタビュー:2009年7月21日実施


本気度が伺え、それなりに楽しみになってきた。
明神に注目である。

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狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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