練習試合 水戸ホーリホック戦

ファビオ!
曽ケ端の怒号が響き渡る。
この男が帰ってきた。
ファビオ!
今季初のスタメンである。
ファビオ!
ここまで怒られ続ける外国人も珍しい。
ファビオ!
持ちすぎるという噂ほどではなかった、左サイドのアリなのかと思っていたが、そんなことはなく、フェルナンドのコピーのような選手であった。
背格好がとてもよく似ていて、背番号も18と16で遠目には見間違えてしまう。
攻撃的MFとしての適正もフェルナンドのコピーと言えるであろう。
このままでは本山を押しのけてスタメンに起用する必要はないと言わざるを得ない。
確かに引いた水戸は堅かった。
だが、そこをこじ開けてこそのスタメンであろう。
セットプレイもほぼ任されていたが不発。
前半の最後はフェルと満男が蹴っていた。
逆に後半から登場した本山は絶好調。
突き放す2点目もデルピエロを思わせる綺麗なシュートであったし、随所にクリエイティブでファンタジー溢れるプレイを魅せていた。
10番の片鱗をサブ落ちして自覚したと言うことなのか。
野沢もFKから岩政の先制点をアシスト。
飛び出しもあり魅惑のMFであった。
前半
敦 アレックス・ミネイロ
FS 満男
フェル 青木
新井場 大岩 岩政 篤人
曽ケ端
後半
敦→深井、FS→本山、満男→野沢、篤人→中後
アレックス・ミネイロ
深井 本山 野沢
フェル 青木
新井場 大岩 岩政 中後
曽ケ端
大岩→羽田、フェル→本田、アレックス・ミネイロ→田代
深井 田代
本山 野沢
青木 本田
新井場 羽田 岩政 中後
曽ケ端
得点
後半 岩政、本山
小笠原&柳沢、鹿島初実戦は得点絡めず
鹿島が8日、水戸との練習試合に2−0で勝った。主力組中心の前半には、W杯に出場したMF小笠原、FW柳沢が出場。チーム合流後初の実戦ということもあってやや動きは重く、ともに得点に絡むことはできなかった。それでも前半39分には小笠原のロングパスから柳沢がシュートを放つなど、さすがと思わせるシーンもつくった。
[2006年7月8日20時1分]
日刊スポーツが取材に来ていたらしい。
しかしこの記事では前半で帰ったとしか思えない。
残念である。
今日の試合のポイントは曽ケ端に怒られるFSと半袖の柳沢敦である。
特に半袖を着た柳沢は、何年ぶりであろうか?
たぶん今世紀初である。
20世紀以来、長袖で通してきたこの男が半袖を着ることで何かを表現したいと考えていることが手に取るように感じられる。
心を入れ替えたのである。
再開後に期待しようではないか。