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J'sGOAL興梠インタビュー

【ひかりTV連動企画:鹿島J1優勝記念】興梠慎三選手インタビュー「3連覇の中で、いちばんうれしかった優勝。たくさん試合に出たからこその達成感があった」(10.01.28)

オフの恒例のようになった「鹿島の優勝インタビュー」。今年も昨年に続いて興梠慎三選手にご登場いただきました。
チームと調子を合わせるようにノーゴールとゴール量産を経験した09年。それは、鹿島での興梠選手の存在感を証明することにもなりました。チームの中心選手として勝ち取った09年の優勝と3連覇を、新シーズンが始動するこの時期に改めて振り返っていただきました。

■良くない時期が長かったから、自己評価は50点くらい

Q:まず3連覇おめでとうございます。これまでの07年、08年の連覇となにか違ったりするところはありますか?
「別にないですけれども、3連覇のなかで09年が出場時間がいちばん長いので、その意味では達成感はすごいありますね。いちばんうれしかったのは去年の優勝です」
Q:シーズンを通して、ほとんどレギュラーとして活躍しましたからね。
「そうですね。良い成績も残せましたし、去年の優勝がいちばんうれしかったですね」
Q:09年のご自分に点数をつけるとしたら何点くらいですか?
「良い時期もあるし悪い時期もありました。誰にでも1年通してみればそういう時期はあると思うんですが、良いときは100%の力を出せたと思うし、悪いときは半分以下のパフォーマンスしかできないときもありました。平均したら50点くらいじゃないですか」
Q:結構厳しい評価ですね。
「そうですね。最後の方で良いインパクトを与えられたから、それまでの悪い時期の印象が薄れていると思うんです。でも、良くなかった時期のことを思い出すと、この1年はそういう時期のほうが長かったかなと思います」
Q:鹿島での優勝報告会の時も興梠選手は「12試合ノーゴールで、すいませんでした」とサポーターに謝っていましたね。
「僕自身は残り5試合では良いゴールも決めましたけど、12試合ノーゴール(17〜28節、29節は出場停止)というイメージのほうが強いので『申し訳ないです』という言葉が出ました」
Q:改めて成績表を見ても、かなり浮き沈みのあったシーズンだと思います。ちょうどチームも調子に合わせるかのように、興梠選手も調子を崩してしまいましたよね。
「そういう時に流れを変えられるような選手になりたいんですけど、チームと同じように自分も悪い状況に行ってしまった。チームには迷惑をかけてしまったと思います」
Q:夏場になると鹿島が勝てなくなるのはいつものことですが、昨シーズンもアウェイでは苦しい試合になってホームに戻って来て勝つという、勝ったり負けたりを繰り返していました。あの時期は選手としてはどう感じていたのですか?
「鹿島は前から守備をして、一人ひとりの運動量が求められますが、夏場もそのままのスタイルでは無理だったのかなとは思います。みんなに疲れもあったと思うし…。でも、そこから立ち直ることができた。そういう意味では良かったかなと。5連敗(24〜28節)した時も、焦りはなかったですしね。優勝できないとは思わなかったです」
Q:第27節の名古屋戦のように、ショッキングな負け方をしたこともありました。負けた試合のあとってどう過ごしてるんですか?
「あのときは1-4で負けたことで、かえって吹っ切れました。0-1とかで負けるより、大差で負けたので。チームの雰囲気も悪かったけれど、誰が責められるということではなく、僕たちFWだったら『そろそろ先取点を取ってあげなきゃ』という気持ちになったし、DFなら『とりあえず失点しないように頑張ろう』という気持ちになれた。誰の責任ということではなく、とりあえず自分たちからきちんとやろうという話もあった。みんなで食事に行ったりとかもしましたね。そういうことで、もう一回、チーム一丸となったというか、そこからよくなりました」

■ガンバ戦の前はワクワクして眠れなかった


Q:勝てない時期、監督は「今までできたのだから、絶対にできるはずだ」と繰り返していたと思うのですが、そういう言葉はやはり力になるんですか?
「基本、あの人が言うことは当たるんです。僕たちも信頼していますし、その通りに動こうと思っています。監督の言葉には、そういうところがありますね」
Q:当たるというのは?
「第29節でフロンターレに首位を奪われた時も『フロンターレはこの後で負ける時が来るから、鹿島が3連勝したら優勝できる!』と言っていた。実際に、フロンターレは第32節で大分に敗れて、その節で再び鹿島が首位を奪い返した…そういうのが本当に当たるんですよね」
Q:取材をしていて印象的だったのは、興梠選手が「この試合では絶対ゴールを決める!」と言っていた第30節の千葉戦。本当にゴールを決めて、良い試合をしたことです。なにか確信めいたものがあったのですか?
「その前が12試合ノーゴールだったんですよね。その時にも『点を取る、点を取る』と言ってたんですけど取れなくて。親が次の第31節の山形戦を初めて見に来ることになっていて、本調子に戻りたいなと思っていました。だから、山形戦の前の千葉戦では、どうにかゴールを決めたいなと思っていました。点を取れて良かったですね。そこからは本調子に戻れましたし、あの一戦が大きかったかなと思いますね」
Q:その後の第33節のG大阪戦でもすごいゴールを決めました。でもゴール以上に「2、3日眠れなかった」という告白に驚いた覚えがあります。
「ガンバ戦が、いちばん大きい山だなと思っていた。もちろんガンバもうちに勝てば首位になるチャンスがあるから必死。うちも、負けたらフロンターレに首位を奪われるし、どちらも負けられない戦いで、本当に山だなと思っていました。その状況の中で、09年でいちばん良い試合ができたと思います」
Q:今までも試合前に眠れないことってあったんですか?
「ないです、ないです。あの頃は、目をつぶってもガンバと鹿島の試合がよぎるというか…緊張というよりワクワク? そういうので眠れませんでした。待ち遠しかったですね。早くやりたかったです」
Q:イメージがボンボンと浮かんでくる感じ?
「というか、シュート決めたらどういうパフォーマンスをしようかな、とか(笑)。ゴールを決めたらスタンドはやばいんだろうな、とか。そんなことばかり考えてました」
Q:そして、実際に素晴らしい試合で勝ちます。優勝できると思ったのは、いつ頃ですか?
「あの試合で優勝を決められれば気持ちよかったですけど、フロンターレも絶対に勝つだろうから優勝決定は最終節になるだろうとは思っていました。また、この1週間が続くのかと思ったらきつかった。見ている人にとっては楽しいと思うんですけどね。やっているうちらは緊張します」
Q:最終節の浦和戦の前は眠れたんですか?
「眠れました。レッズ戦の時は、みんな思うようなプレーができなかったんですけど勝って良かったです。0で抑えるのは鹿島らしいと思いましたね。レッズも『今年いちばんの試合をしてるんじゃないかな』と思うくらい、良い試合をしてました」
Q:決勝点も興梠選手でしたが、あのシーンでは内田篤人選手からクロスが上がった瞬間に「来た!」という感じだったんですか?
「もう1つタイミングを早く上げてくるかなと思ったんですけど、1つ遅いタイミングで良いクロスを上げてくれたと思います。変なところに当たりましたけど、入って良かったです(笑)」
Q:今年はワールドカップもあるから大変なシーズンになりますね。
「日本代表とチームは別ですから。代表に行ったら代表でやるべきことをやるし、チームに戻ったらチームでやらなきゃいけないことがある。代表で結果を残すことも大事ですけれども、チームでのJリーグ4連覇という目標もあるし、ACLでアジアのタイトルを取るという目標もある。そこを第一に考えて頑張っていきたいです」

以上

取材日:1月21日
取材・構成:田中滋



[ ひかりTV連動企画:鹿島J1優勝記念 ]興梠慎三選手インタビュー

オフの恒例のようになった「鹿島の優勝インタビュー」。今年も昨年に続いて興梠慎三選手にご登場いただきました。
チームと調子を合わせるようにノーゴールとゴール量産を経験した09年。それは、鹿島での興梠選手の存在感を証明することにもなりました。チームの中心選手として勝ち取った09年の優勝と3連覇を、新シーズンが始動するこの時期に改めて振り返っていただきました。


興梠のインタビューである。
2009年を振り返り、そして2010年の抱負を語っておる。
今年は興梠が更なる飛躍をすると思われる。
我等も共に飛躍し、成長を見届けようではないか。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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