はじめの一歩
脱柳沢 小笠原まずイタリア語勉強
セリエAに残留確実となったメッシーナへの1年間のレンタル移籍が内定したMF小笠原満男(27=鹿島)が28日、鹿嶋市内のクラブハウスであいさつを済ませ、成田発の航空機でイタリアに旅立った。今後に向けては、2年半イタリアでプレーしたFW柳沢敦(29)から語学の重要性を説かれ、イタリア語習得のために家庭教師の準備をメッシーナ側に要請。柳沢の貴重な失敗談を基にして“脱柳沢”を図り、成功を収めて恩返しする。
決意の旅立ちだった。Tシャツとジーンズというラフな姿で成田空港に現れた小笠原は、晴れ晴れとした表情で搭乗ゲートに向かった。「向こう(メッシーナ)に行ってやりたいという気持ちが強くなった。攻撃的なポジションにいるんで、得点に絡むことが大事」。口にした抱負も力強かった。
27歳で経験する初の海外移籍にも不安は全くない。メッシーナは柳沢が今年2月まで在籍したチームで、鹿島とも太いつながりがあるからだ。住居は2月まで柳沢が住んでいたエリアの住宅が用意される予定で、通訳も柳沢の担当者と同じと環境面では十分配慮される見通しだ。
さらに柳沢からはイタリアで勝ち残るためのアドバイスも受けた。セリエAでノーゴールに終わった柳沢の反省材料の1つに“イタリア語の早期習得”がある。この日の練習後も、柳沢は「(イタリア語を)しゃべろうとするかどうかで評価されると思う」と大きなポイントであることを強調した。もちろん、小笠原も柳沢と同じテツを踏まないよう、そのアドバイスに従って、すでにメッシーナ側にはイタリア語の家庭教師を依頼済み。「語学はこれから」と習得に意欲を見せた。
柳沢がプレーしていた時代のメッシーナの試合もビデオでチェックし、さらにフィジカルを押し出すセリエAのスタイルも柳沢を通じて頭に叩き込んでいる。柳沢がイタリアで経験した“失敗談”が何よりも確かな教材というわけだ。出発前には鹿島のクラブハウスを訪れ、同僚に「ちょっと行ってきます」とあいさつすると、笑いが起こった。柳沢は「力は問題ない。技術が高く、イタリアには少ないタイプ」と成功を確信していた。「違う国に行くのは興味があるし、新たな発見があれば面白い」と小笠原。国内屈指の司令塔がイタリアでの飛躍を目指す。
≪肉離れ・本山も離脱≫鹿島MFの本山が茨城県内の病院で精密検査を受け、左腓(ひ)腹筋(ふくらはぎ)肉離れで全治4週間と診断された。ベンチスタートとなった26日の広島戦のアップ途中に左ふくらはぎを痛め、出場しなかった。最近はスーパーサブとしてFWでの起用が多かった。小笠原の移籍に続き、主力である本山の離脱はチームに与える影響も大きい。9月下旬の復帰を目指して、29日からリハビリを開始する予定だ。
[ 2006年08月29日付 紙面記事 ]
なんと甘い男なのだろう。
これからイタリア語を始めるのか。
"仕事"をしに渡伊したのではないのか?
言葉はその第一歩で、出来て当然ではないか。
もう、片言なれど喋れる状態だと思っていた。
「これからインサイドキックを覚えます」と言っているようなモノである。
前途多難とはこのことであろう。
これを世の中では物見遊山と言う。
もう4年もタイトルから見放され疲れてしまい、精神的に参ってしまった為と好意的に受け取ってやろう。
ごゆるりと静養なさいませ。
セリエAに残留確実となったメッシーナへの1年間のレンタル移籍が内定したMF小笠原満男(27=鹿島)が28日、鹿嶋市内のクラブハウスであいさつを済ませ、成田発の航空機でイタリアに旅立った。今後に向けては、2年半イタリアでプレーしたFW柳沢敦(29)から語学の重要性を説かれ、イタリア語習得のために家庭教師の準備をメッシーナ側に要請。柳沢の貴重な失敗談を基にして“脱柳沢”を図り、成功を収めて恩返しする。
決意の旅立ちだった。Tシャツとジーンズというラフな姿で成田空港に現れた小笠原は、晴れ晴れとした表情で搭乗ゲートに向かった。「向こう(メッシーナ)に行ってやりたいという気持ちが強くなった。攻撃的なポジションにいるんで、得点に絡むことが大事」。口にした抱負も力強かった。
27歳で経験する初の海外移籍にも不安は全くない。メッシーナは柳沢が今年2月まで在籍したチームで、鹿島とも太いつながりがあるからだ。住居は2月まで柳沢が住んでいたエリアの住宅が用意される予定で、通訳も柳沢の担当者と同じと環境面では十分配慮される見通しだ。
さらに柳沢からはイタリアで勝ち残るためのアドバイスも受けた。セリエAでノーゴールに終わった柳沢の反省材料の1つに“イタリア語の早期習得”がある。この日の練習後も、柳沢は「(イタリア語を)しゃべろうとするかどうかで評価されると思う」と大きなポイントであることを強調した。もちろん、小笠原も柳沢と同じテツを踏まないよう、そのアドバイスに従って、すでにメッシーナ側にはイタリア語の家庭教師を依頼済み。「語学はこれから」と習得に意欲を見せた。
柳沢がプレーしていた時代のメッシーナの試合もビデオでチェックし、さらにフィジカルを押し出すセリエAのスタイルも柳沢を通じて頭に叩き込んでいる。柳沢がイタリアで経験した“失敗談”が何よりも確かな教材というわけだ。出発前には鹿島のクラブハウスを訪れ、同僚に「ちょっと行ってきます」とあいさつすると、笑いが起こった。柳沢は「力は問題ない。技術が高く、イタリアには少ないタイプ」と成功を確信していた。「違う国に行くのは興味があるし、新たな発見があれば面白い」と小笠原。国内屈指の司令塔がイタリアでの飛躍を目指す。
≪肉離れ・本山も離脱≫鹿島MFの本山が茨城県内の病院で精密検査を受け、左腓(ひ)腹筋(ふくらはぎ)肉離れで全治4週間と診断された。ベンチスタートとなった26日の広島戦のアップ途中に左ふくらはぎを痛め、出場しなかった。最近はスーパーサブとしてFWでの起用が多かった。小笠原の移籍に続き、主力である本山の離脱はチームに与える影響も大きい。9月下旬の復帰を目指して、29日からリハビリを開始する予定だ。
[ 2006年08月29日付 紙面記事 ]
なんと甘い男なのだろう。
これからイタリア語を始めるのか。
"仕事"をしに渡伊したのではないのか?
言葉はその第一歩で、出来て当然ではないか。
もう、片言なれど喋れる状態だと思っていた。
「これからインサイドキックを覚えます」と言っているようなモノである。
前途多難とはこのことであろう。
これを世の中では物見遊山と言う。
もう4年もタイトルから見放され疲れてしまい、精神的に参ってしまった為と好意的に受け取ってやろう。
ごゆるりと静養なさいませ。