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名古屋戦 監督コメント 野沢宣言

【J1:第21節】鹿島 vs 名古屋:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
Q:メンバーを大幅に入れ替えて、実質的に今までと違うチームで戦い、苦戦したわけだが、今日の評価は?
「深井はずっとハーフでやっているから違和感はない。野沢はそれだけの戦術眼と知識を持っているから、ハーフでもボランチでも使えると考えている。その他のいくつかの選手を変えたのは土曜日の試合(ナビスコカップ準決勝)も考えたメンバー変更だった。
全体的に若いチームになり、フレッシュさがあったと思う。最後まで諦めずに戦い、グランパスのような最近勢いのあるチームにあれだけの試合ができたことを評価しなければいけない。
グランパスの監督さんがどういう発言をしたのか分からないが、もし判定にクレームをつけているなら正当なことじゃないか。 彼が今日体感したのは我々がずっと中断明けからされていること。甲府戦で小笠原が明らかにPKをもらえるシーンがあったことを思い出した。今日はPKを与えていただいたが、グランパスには不利な判定だったと思う。私の30年間の経験、サッカーの知識は何だったんだろうかと疑問が残る。
試合についてだが、サッカーは5つの要素から成り立っている。1つが選手、2つ目が現場スタッフ、3つ目がフロント、4つ目がレフリー、5つ目がメディアだ。この5つの要素からサッカーというスポーツが構成されている。1つ目の選手と連動してかかわり、醍醐味を増すのがサポーターだ。それが6つ目になる。この中で、周囲から分析され評価されるのは選手とスタッフで、それ以外が評価されないのはおかしい。日本サッカー向上のためには全てが評価されなければいけない。

レフリーに対して評価するとか何か発言することを禁じているのはどうか。言われることでレフリー自身も向上心を持ってのぞめる。今日は満足できる勝ち方じゃない。2点目はPKだったが、あれはそもそも存在しないPKだ。自分にとって不満の残る試合になってしまった。今日はレフリーに助けられたゲームだ」

Q:小笠原がチームを去ったが、今後の戦い方は見えたのか?
「どんな監督でも小笠原のような能力を持つ選手を失うのは痛手だ。特にナビスコカップ準決勝の近い日程で失ったことは痛い。ただ小笠原は海外移籍を志願したと聞いているし、チャンスがあれば送り出すべきだと思う。他の選手に彼と同じことをやってほしいとは考えていない。野沢を小笠原のところで使うとすでに私は選手全員の前の発言している。試合をこなすごとに彼はよくなっていくと思う」
以上

まず、フロント・審判・メディアに苦言を呈していることが読みとれる。
全く同意である。
フロントは満男の移籍問題を拗らせ、懐柔するでもなく戦力外にすることも出来ずにいた罪は大きい。
その結果、試合の2日前にチームから離脱という誰にとっても不幸となる結果を招いてしまった。
審判は再三この場でも挙げているが、昨日の家本主審はその中でももっとも酷いレフェリングをしたと言えるだろう。
ファールの基準は一定でない、カードを出す基準も異なっている、プレイを見ていない、ゲームをコントロール出来ない、ファールを犯した側に有利に進めるなど、列挙し出せば枚数に暇がない。
誤審のレベルではなく、プロの試合の笛を吹く審判では無いと言い切れる。
そしてメディア。
Q:メンバーを大幅に入れ替えて、実質的に今までと違うチームで戦い、苦戦したわけだが、今日の評価は?
こんな質問をするあなたは試合を見ていたのですか?
とでも言いたげである。
もっと辛辣なコメントが頭の中にはあったのかもしれない。
メディアとして恥ずかしい質問をしていることに気づかせようとしているのである。
日本のメディアを育ててくれているのだ。
これは感謝するしかなかろう。
我等もこの記者が何故この質問をしたのか問いただしたい。
しかし、アウトゥオリ監督が抑えたように、我等も口を慎むべきであろう。

そして、このコメントで最も重要な部分が発言される。
野沢を小笠原のところで使うとすでに私は選手全員の前の発言している。
遂に地元が生んだ天才がポジションを掴んだ。
テクニックでは鹿島随一とデビュー当時から褒め称えられ続けたこの男が中盤に君臨する日が来たわけである。
昨季はFWとして出場し10得点を挙げた。
チーム第二位、日本人では最多得点である。
評判だけでなく実績がついた。
今季は序盤での出場機会が少なく、我等も不安に思っていた。
が、日程が進むにつれ出場機会を増やし、ナビスコ杯では攻撃の核として主力に這い上がって行った。
広島戦では攻撃的MFとしてフル出場、そして名古屋戦ではボランチとしてフル出場、同点弾をアシストした。
まさに小笠原満男の行ってきたポジションとプレイである。
トニーニョ・セレーゾ前監督は野沢を本山と同様な選手と捉えていた節があり、同時期要すことを避けていた。
同時起用した昨季は野沢をFWとして使い、中盤に置くことは無かった。
アウトゥオリ監督は逆に本山をFWのサブとし、野沢を中盤に置くことを好んだ。
その結果がナビスコ杯準決勝進出であり、本日の勝利であることは疑いようもない事実である。
本山選手も素晴らしいプレイヤーで再開後の得点の陰には必ず本山のプレイが絡んでいる。
しかし、現在怪我をして離脱中である。
また、攻撃的に特化した選手でボランチには不向きである。
かつて野沢もそうであったが、昨日の名古屋戦では開眼したかのように守備に攻撃にと動いていた。
前半に強烈なシュートをブロックしたのも野沢である。
もう疑惑の天才とは言わせない。
中盤の王様、それがもっとも似合う男である。
次なる目標は腕にキャプテンマークを巻くことであろう。
その日は近いとだけここに記そうではないか。

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狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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