ジュビロ戦コメント・報道
J1リーグ 第32節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
(前半立ち上がりで集中力が足りなかったと言われるが)そういったことはあったかもしれないが後半になってアグレッシブさも出せるようになっていた。圧力を掛けることもできていたしチャンスも多く作れていた。連戦の疲労の影響からかシュートに持ち込んだ時にうまくステップが踏めなかったりとチャンスを決め切れなかったことはあったかもしれない。チャンスを作り出せるが最後がうまくいかなかった部分はあったと思う。
Q:前節名古屋に優勝を決められてタイトルを逃したことで選手にモチベーションが下がったという影響はあったのか?
4連覇できなかったことに深く感じたものもいればそれほど深く思っていない選手もいただろうし、気持ちを切り替えることができた選手もいればできなかった選手もいるだろう。ただ我々がやるべきことは勝ちつづけること。その作業をやり続けるだけである。
Q:ベンチから出てくることが少なかったように思えたが?
指示するのは通訳であって、特別に試合に出る出ないで勝敗に関わることではない。やるべき作業ができていればベンチからは出ないし、それが出来ていなかったら前に出て通訳やコーチが指示をするもの。
ベンチから出ていなかったとかレフェリングについてどうこうとか、川口のファインセーブで敗れたとか今日の敗因について皆さんはいろいろと原因を見つけてくるかもしれないが、それはすべて間違っている。今日の敗戦はジュビロがアントラーズの弱点をついて彼らがメリットをしっかりと出せた成果だと思うしジュビロがやった作業を讃えないといけない。ジュビロがやるべきしてやったことが勝利に値する内容であったということだ。
Q:試合後、自らサポーターに挨拶に行っていたが?
挨拶に行くのは毎回やっていること。勝てば選手が応援してくれたサポーターのもとに挨拶に行っている。負けた時には敗戦の責任を自分が背負って取り組んでいるということを選手たちに伝えたかった。サポーターの中には協力的にチームに愛情を持って真剣に一緒になって勝利を目指している真のサポーターがいる。彼らの期待にこたえることができなかったことに対する残念な思いと応援してくれている感謝の気持ちを表したかった。
【小笠原 満男】
ACLの出場権へのチャンスがあるとかないとかと関係ない。天皇杯を含めて残りの試合を全部勝ちたい。
【曽ヶ端 準】
結果が出せなかったことが全てです。
【大迫 勇也】
次はいつ使ってもらえるかわからないので決めないといけなかった。今日は絶対に決められた。もったいない。
【伊野波 雅彦】
運動量がなかった。自爆。マークをつくところでつけなかったり、しっかりとクリアをすることが出来ないとこういう結果になってしまう。
【岩政 大樹】
連戦の最後なのである程度、中盤にスペースが空いてしまうのは仕方がなかった。ACLの出場権獲得が最終節までもつれこむことになってしまったのは自分たちの責任によるもの。自分自身は2〜3点取れた試合だったが、精一杯やれたと思うし、力不足です。
2010年11月23日(火)

本日行われたJ1第32節磐田戦は、1-2の敗戦に終わりました。
【J1:第32節 鹿島 vs 磐田】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.11.23)
11月23日(火) 2010 J1リーグ戦 第32節
鹿島 1 - 2 磐田 (14:04/カシマ/18,575人)
得点者:4' 前田遼一(磐田)、13' ジウシーニョ(磐田)、44' 岩政大樹(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:立ち上がり、監督が良く仰る注意力、集中力という2つのキーワードが足りなかったように思えたのですが、いかがだったでしょうか?
「確かにそういった部分はありましたけど、それが原因で失点したわけではないですし、ジュビロさんが持つメリットも讃えなければならないし、やるべきことをやったのだと思います」
Q:ハーフタイムの指示で「球際をもっと激しく」という指示を出されていますが、メンタルとかフィジカル面でこの連戦が影響した部分はありませんか?
「そのアグレッシブさということに関しては、後半を見てもらえれば、やれること、あるいはできることを見せられたと思いますし、相手に圧力をかける作業を全員でできたのではないかと思います。チャンスは多くつくったわけであって、あとは連戦の疲労から、生理運動学的な部分で、正しいステップが踏めなかったり、強弱が乱れたり、いろいろなところに影響があったのではないかと思います。さらに、自信というものを、決定的なチャンスを決める自信というものがなかった、あるいは欠けてしまったのではないかと思います。大半、うちのホームでは圧力をかけて、チャンスをつくり、それを決めるという流れがあったんですけど、今日はその最終的な部分がうまくいかなくなっただけだと思います」
Q:前節で優勝が無くなって、インターバルがすごく短くて今日の試合を迎えたということで、モチベーションや弱気になっていたことはありませんか?また、今日の試合に当たって工夫された部分はありませんか?
「短い期間の中で、準備をするということなので当然ながらいろんな作業はやりました。4年連続でタイトルを取ることが出来なかったということは、選手のなかには深く感じた人もいれば、それほど気持ちの落ち込みが無い選手もいると思います。あとはそこから切り替えが早くできる選手もいれば、ちょっと時間がかかってしまう人もいると思います。ただ、やるべきことというのは決まっているわけで、試合を勝ち続けることしかできません。その作業をしっかりやることに尽きるんだと思います。今日の敗戦に関しては、アントラーズが負けたというよりも、ジュビロさんがアントラーズの弱点や機能性を低下させるための作業を徹底的にやって、自分たちの長所をいかす作業をやりつづけた成果だと思います。一般的には連戦だったり、4連覇出来なかったことが影響していると考えられるかもしれませんが、今日に関してはジュビロさんが、多分8回対戦していますけど、そのなかでもいちばんやるべき作業をやった試合ではないかと思います」
Q:試合が終わったあと、サポーターの前に行ったと思います。それはどういう気持ちで行った行動だったのかということと、スタンドをしばらく見ていたと思いますが、どんなことを思いましたでしょうか?
「これは毎回やっていることです。勝ったときは選手のメリットです。選手を讃える、と。負けたときは自分も責任を持って取り組んでいるんだというのを、選手にも伝えたいし、サポーターの皆さんにも伝えたいということでの行動です。当たり前のことと思います。あと、しばらくサポーターの皆さんを見るとことには意味があります。当然ながらサポーターの中には協力的で、僕を含めたこのクラブの人間と、真剣に勝利を目指して取り組んでいる人がいます。そういう真のサポーターと、ただ勝っているときだけ、勢いがあるときだけしかいないサポーターもいるわけです。ですので、真のサポーターは誰なのか、それを3年もいれば、今年でもう4年目ですけど、顔を見ればわかります。名前はわかりませんけれど顔はわかります。そういう真剣に応援して、愛情をもって接してくれる人に、努力はしましたけど残念ながら期待に答えることが出来ませんでしたという、お詫びの気持ちと感謝を示したかっただけです」
Q:今日は、ロスタイムあたりまでほとんどベンチから出てこなかったように見えたのですが、あれは意味のある行動だったのでしょうか?
「基本的に僕が出ていったとしても、指示を出すのは通訳です。特別になにか、ベンチを出るか出ないか、そんな回数で試合の勝敗が決まるわけなら、ずっと出っぱなしにすればいいわけです。ただ、やるべき作業を選手がやっているときは、出ていく必要はないですし、やっていないときには指示や要望を出していくわけです。そのために通訳やコーチングスタッフがいるわけで、今日、敗戦の理由を皆さんはお探しかと思いますが、それが僕がベンチを出た回数、レフリング、相手キーパーの川口選手のファインセーブとか、運に見放されたとか書きたいのだと思いますが、それはすべて間違いです。やはりジュビロさんがやった作業を讃えなければいけないと思いますし、一人ひとりがやるべき作業というものを徹底的にやり続けることが出来るかどうか。やるだけ、一時的にやることは誰でもできるわけですが、やり続けることができるかが重要になってきます。レフリングに関しては、今日はなにも申し上げることはないです。負けたときにはコメントしたくないと思います。人によっては敗者の弁を悪意を持って受け止める方もいますので、僕はコメントしません。勝ったときにはコメントすることもありますが、そのことについては今日に関しては話しはしません。
ただ、今日は、ジュビロさんが勝利に値する内容、作業をしたと思っております」
以上
【J1:第32節 鹿島 vs 磐田】試合終了後の各選手コメント(10.11.23)
●佐々木竜太選手(鹿島):
「入れるとこ入れなくちゃ…。フェリペがいたとこにそのまま入りました。大樹さんがあがってきてパワープレーになったときはスリートップみたいになったので、そのこぼれを狙ってました。監督は『負けることもある。次にいこう』と話していました」
●小笠原満男選手(鹿島):
「残念です。判定がどうのこうのより負けたという事実が…。(ACL圏内も危ういが?)圏内とか圏外とかは関係ない。あと3つ勝って、2つになってしまったけれど、ここを勝って、天皇杯を含めて全部勝ちたいです」
●岩政大樹選手(鹿島):
「違いがないと言えば嘘になる。僕自身はタイトルがかからない試合にどういうパフォーマンスが出せるかがプロ選手として大事だと思っている。そういう試合でどういうプレーができるかを心がけているのでいつも以上に心がけて入りました。(そのなかで得点を奪った)2点、3点、取れました。力不足だと思います。(ACLもおしりに火が点いたが?)自分たちが招いた結果。優勝が決まって中二日ということで、どういう試合が出来るかだった。サポーターのショックを和らげる試合が出来なかった。申し訳なく思います」
●伊野波雅彦選手(鹿島):
「運動量が足りなかった。自爆でしょ。マークに着くところで着いていなかったり、しっかりクリアするところで出来なかったりすると、こういう結果になってしまう」
[ J1:第32節 鹿島 vs 磐田 ]

ホームの鹿島は44分、野沢の左CKから、ニアに飛び込んだ岩政大樹がヘッドで合わせて1点を返す。
写真は前田遼一(磐田)と競り合う岩政(鹿島)。
鹿島ACL出場権確保へ尻に火/J1
<J1:磐田2−1鹿島>◇第32節◇23日◇カシマ
鹿島のACL出場権確保へ向け尻に火がついた。2点を追って猛反撃を仕掛けるも、磐田GK川口能活(35)に阻まれ、DF岩政大樹(28)の1得点止まり。後半41分には岩政のシュートが相手DFの手に阻まれ、直後にFW佐々木のシュートがゴールラインを割ったように見えた場面もあったが、主審に流された。岩政は「タイトルがかかっていない試合で、どう気持ちを出すかもプロ」と反省しきりだった。
[2010年11月24日9時20分 紙面から]
【鹿島】DF岩政追撃弾も黒星/J1

磐田に敗れピッチでうなだれる鹿島イレブン(撮影・下田雄一)
<J1:磐田2−1鹿島>◇第32節◇23日◇カシマ
鹿島はDF岩政大樹(28)が、追撃弾を決める活躍をみせたが、チームを勝利に導くには至らなかった。0−2の前半44分に、見事なダイビングヘッドでCKを押し込み得点。さらに後半41分にもヘディングシュートが枠をとらえたが、ゴールライン上で相手DFに手で止められた。「周りに聞いたら、ハンドだったみたいですね」と振り返ったが、主審はハンドがなかったとの判定。同ロスタイムには、GKとの1対1でのシュートも磐田GK川口のスーパーセーブにあい「2、3点は取れましたね」と苦々しげだった。
[2010年11月23日17時51分]
鹿島にV逸ショック…集中力欠き「自滅」
2010.11.23 18:40

前半4分、先制ゴールを決め駆けだす磐田・前田。右は鹿島・岩政=カシマ
J1第32節(23日、鹿島1−2磐田、カシマ)4連覇を逃したショックからか鹿島は序盤、集中力を欠いた。前半4分、13分といずれもフリーにした前田、ジウシーニョに決められ連続失点。伊野波は「自滅」と自嘲気味だった。
浴びせたシュートは相手の3倍以上の22本だったが、ゴールは岩政の1点のみ。「(優勝を逸した)サポーターのショックを和らげる試合ができなかった」と岩政も頭を垂れた。(カシマ)

後半、競り合う鹿島・マルキーニョス(18)と磐田・西=カシマ
伊野波「自爆」…鹿島、守備崩壊で3位転落

<鹿島・磐田>磐田に敗れ肩を落とす鹿島イレブン
Photo By スポニチ
【鹿島1−2磐田】鹿島はリーグ最少失点の守備が崩壊し、3位に転落した。
中2日の試合で中盤の運動量が足りず、前半13分までに2失点した。日本代表DF伊野波は「自爆。付いていくところで付いてなかったり、クリアするところでクリアしなかった」と敗因を分析した。前半44分にヘディングでゴールを決めたDF岩政は、「(名古屋の)優勝が決まって、サポーターのショックを和らげる試合ができなかった。反省しているし、申し訳ない」と厳しい表情だった。
[ 2010年11月24日 ]
痛恨黒星で3位後退…鹿島
◆J1第32節 鹿島1―2磐田(23日・カシマ) 鹿島は磐田戦の判定についてJリーグに意見書を提出することを決めた。1―2で迎えた後半41分、DF岩政が放ったヘディングシュートがMF那須の左手を直撃。そのはね返りをFW佐々木が押し込んだが、ゴールイン後に相手がクリアした一連のプレーについて、文書で説明を求める。試合は敗れ、3位に降格。佐々木は「あれは決めないと」と嘆いた。
(2010年11月24日06時02分 スポーツ報知)
オリヴェイラ監督の申すように、誤審について述べたところで結果は変わらぬ。
今年はラインを割ったゴールを無効にされる試合が多かったように思える。
試合を左右する重要なジャッジ故に、細心の注意を願いたい
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
(前半立ち上がりで集中力が足りなかったと言われるが)そういったことはあったかもしれないが後半になってアグレッシブさも出せるようになっていた。圧力を掛けることもできていたしチャンスも多く作れていた。連戦の疲労の影響からかシュートに持ち込んだ時にうまくステップが踏めなかったりとチャンスを決め切れなかったことはあったかもしれない。チャンスを作り出せるが最後がうまくいかなかった部分はあったと思う。
Q:前節名古屋に優勝を決められてタイトルを逃したことで選手にモチベーションが下がったという影響はあったのか?
4連覇できなかったことに深く感じたものもいればそれほど深く思っていない選手もいただろうし、気持ちを切り替えることができた選手もいればできなかった選手もいるだろう。ただ我々がやるべきことは勝ちつづけること。その作業をやり続けるだけである。
Q:ベンチから出てくることが少なかったように思えたが?
指示するのは通訳であって、特別に試合に出る出ないで勝敗に関わることではない。やるべき作業ができていればベンチからは出ないし、それが出来ていなかったら前に出て通訳やコーチが指示をするもの。
ベンチから出ていなかったとかレフェリングについてどうこうとか、川口のファインセーブで敗れたとか今日の敗因について皆さんはいろいろと原因を見つけてくるかもしれないが、それはすべて間違っている。今日の敗戦はジュビロがアントラーズの弱点をついて彼らがメリットをしっかりと出せた成果だと思うしジュビロがやった作業を讃えないといけない。ジュビロがやるべきしてやったことが勝利に値する内容であったということだ。
Q:試合後、自らサポーターに挨拶に行っていたが?
挨拶に行くのは毎回やっていること。勝てば選手が応援してくれたサポーターのもとに挨拶に行っている。負けた時には敗戦の責任を自分が背負って取り組んでいるということを選手たちに伝えたかった。サポーターの中には協力的にチームに愛情を持って真剣に一緒になって勝利を目指している真のサポーターがいる。彼らの期待にこたえることができなかったことに対する残念な思いと応援してくれている感謝の気持ちを表したかった。
【小笠原 満男】
ACLの出場権へのチャンスがあるとかないとかと関係ない。天皇杯を含めて残りの試合を全部勝ちたい。
【曽ヶ端 準】
結果が出せなかったことが全てです。
【大迫 勇也】
次はいつ使ってもらえるかわからないので決めないといけなかった。今日は絶対に決められた。もったいない。
【伊野波 雅彦】
運動量がなかった。自爆。マークをつくところでつけなかったり、しっかりとクリアをすることが出来ないとこういう結果になってしまう。
【岩政 大樹】
連戦の最後なのである程度、中盤にスペースが空いてしまうのは仕方がなかった。ACLの出場権獲得が最終節までもつれこむことになってしまったのは自分たちの責任によるもの。自分自身は2〜3点取れた試合だったが、精一杯やれたと思うし、力不足です。
2010年11月23日(火)

本日行われたJ1第32節磐田戦は、1-2の敗戦に終わりました。
【J1:第32節 鹿島 vs 磐田】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.11.23)
11月23日(火) 2010 J1リーグ戦 第32節
鹿島 1 - 2 磐田 (14:04/カシマ/18,575人)
得点者:4' 前田遼一(磐田)、13' ジウシーニョ(磐田)、44' 岩政大樹(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:立ち上がり、監督が良く仰る注意力、集中力という2つのキーワードが足りなかったように思えたのですが、いかがだったでしょうか?
「確かにそういった部分はありましたけど、それが原因で失点したわけではないですし、ジュビロさんが持つメリットも讃えなければならないし、やるべきことをやったのだと思います」
Q:ハーフタイムの指示で「球際をもっと激しく」という指示を出されていますが、メンタルとかフィジカル面でこの連戦が影響した部分はありませんか?
「そのアグレッシブさということに関しては、後半を見てもらえれば、やれること、あるいはできることを見せられたと思いますし、相手に圧力をかける作業を全員でできたのではないかと思います。チャンスは多くつくったわけであって、あとは連戦の疲労から、生理運動学的な部分で、正しいステップが踏めなかったり、強弱が乱れたり、いろいろなところに影響があったのではないかと思います。さらに、自信というものを、決定的なチャンスを決める自信というものがなかった、あるいは欠けてしまったのではないかと思います。大半、うちのホームでは圧力をかけて、チャンスをつくり、それを決めるという流れがあったんですけど、今日はその最終的な部分がうまくいかなくなっただけだと思います」
Q:前節で優勝が無くなって、インターバルがすごく短くて今日の試合を迎えたということで、モチベーションや弱気になっていたことはありませんか?また、今日の試合に当たって工夫された部分はありませんか?
「短い期間の中で、準備をするということなので当然ながらいろんな作業はやりました。4年連続でタイトルを取ることが出来なかったということは、選手のなかには深く感じた人もいれば、それほど気持ちの落ち込みが無い選手もいると思います。あとはそこから切り替えが早くできる選手もいれば、ちょっと時間がかかってしまう人もいると思います。ただ、やるべきことというのは決まっているわけで、試合を勝ち続けることしかできません。その作業をしっかりやることに尽きるんだと思います。今日の敗戦に関しては、アントラーズが負けたというよりも、ジュビロさんがアントラーズの弱点や機能性を低下させるための作業を徹底的にやって、自分たちの長所をいかす作業をやりつづけた成果だと思います。一般的には連戦だったり、4連覇出来なかったことが影響していると考えられるかもしれませんが、今日に関してはジュビロさんが、多分8回対戦していますけど、そのなかでもいちばんやるべき作業をやった試合ではないかと思います」
Q:試合が終わったあと、サポーターの前に行ったと思います。それはどういう気持ちで行った行動だったのかということと、スタンドをしばらく見ていたと思いますが、どんなことを思いましたでしょうか?
「これは毎回やっていることです。勝ったときは選手のメリットです。選手を讃える、と。負けたときは自分も責任を持って取り組んでいるんだというのを、選手にも伝えたいし、サポーターの皆さんにも伝えたいということでの行動です。当たり前のことと思います。あと、しばらくサポーターの皆さんを見るとことには意味があります。当然ながらサポーターの中には協力的で、僕を含めたこのクラブの人間と、真剣に勝利を目指して取り組んでいる人がいます。そういう真のサポーターと、ただ勝っているときだけ、勢いがあるときだけしかいないサポーターもいるわけです。ですので、真のサポーターは誰なのか、それを3年もいれば、今年でもう4年目ですけど、顔を見ればわかります。名前はわかりませんけれど顔はわかります。そういう真剣に応援して、愛情をもって接してくれる人に、努力はしましたけど残念ながら期待に答えることが出来ませんでしたという、お詫びの気持ちと感謝を示したかっただけです」
Q:今日は、ロスタイムあたりまでほとんどベンチから出てこなかったように見えたのですが、あれは意味のある行動だったのでしょうか?
「基本的に僕が出ていったとしても、指示を出すのは通訳です。特別になにか、ベンチを出るか出ないか、そんな回数で試合の勝敗が決まるわけなら、ずっと出っぱなしにすればいいわけです。ただ、やるべき作業を選手がやっているときは、出ていく必要はないですし、やっていないときには指示や要望を出していくわけです。そのために通訳やコーチングスタッフがいるわけで、今日、敗戦の理由を皆さんはお探しかと思いますが、それが僕がベンチを出た回数、レフリング、相手キーパーの川口選手のファインセーブとか、運に見放されたとか書きたいのだと思いますが、それはすべて間違いです。やはりジュビロさんがやった作業を讃えなければいけないと思いますし、一人ひとりがやるべき作業というものを徹底的にやり続けることが出来るかどうか。やるだけ、一時的にやることは誰でもできるわけですが、やり続けることができるかが重要になってきます。レフリングに関しては、今日はなにも申し上げることはないです。負けたときにはコメントしたくないと思います。人によっては敗者の弁を悪意を持って受け止める方もいますので、僕はコメントしません。勝ったときにはコメントすることもありますが、そのことについては今日に関しては話しはしません。
ただ、今日は、ジュビロさんが勝利に値する内容、作業をしたと思っております」
以上
【J1:第32節 鹿島 vs 磐田】試合終了後の各選手コメント(10.11.23)
●佐々木竜太選手(鹿島):
「入れるとこ入れなくちゃ…。フェリペがいたとこにそのまま入りました。大樹さんがあがってきてパワープレーになったときはスリートップみたいになったので、そのこぼれを狙ってました。監督は『負けることもある。次にいこう』と話していました」
●小笠原満男選手(鹿島):
「残念です。判定がどうのこうのより負けたという事実が…。(ACL圏内も危ういが?)圏内とか圏外とかは関係ない。あと3つ勝って、2つになってしまったけれど、ここを勝って、天皇杯を含めて全部勝ちたいです」
●岩政大樹選手(鹿島):
「違いがないと言えば嘘になる。僕自身はタイトルがかからない試合にどういうパフォーマンスが出せるかがプロ選手として大事だと思っている。そういう試合でどういうプレーができるかを心がけているのでいつも以上に心がけて入りました。(そのなかで得点を奪った)2点、3点、取れました。力不足だと思います。(ACLもおしりに火が点いたが?)自分たちが招いた結果。優勝が決まって中二日ということで、どういう試合が出来るかだった。サポーターのショックを和らげる試合が出来なかった。申し訳なく思います」
●伊野波雅彦選手(鹿島):
「運動量が足りなかった。自爆でしょ。マークに着くところで着いていなかったり、しっかりクリアするところで出来なかったりすると、こういう結果になってしまう」
[ J1:第32節 鹿島 vs 磐田 ]

ホームの鹿島は44分、野沢の左CKから、ニアに飛び込んだ岩政大樹がヘッドで合わせて1点を返す。
写真は前田遼一(磐田)と競り合う岩政(鹿島)。
鹿島ACL出場権確保へ尻に火/J1
<J1:磐田2−1鹿島>◇第32節◇23日◇カシマ
鹿島のACL出場権確保へ向け尻に火がついた。2点を追って猛反撃を仕掛けるも、磐田GK川口能活(35)に阻まれ、DF岩政大樹(28)の1得点止まり。後半41分には岩政のシュートが相手DFの手に阻まれ、直後にFW佐々木のシュートがゴールラインを割ったように見えた場面もあったが、主審に流された。岩政は「タイトルがかかっていない試合で、どう気持ちを出すかもプロ」と反省しきりだった。
[2010年11月24日9時20分 紙面から]
【鹿島】DF岩政追撃弾も黒星/J1

磐田に敗れピッチでうなだれる鹿島イレブン(撮影・下田雄一)
<J1:磐田2−1鹿島>◇第32節◇23日◇カシマ
鹿島はDF岩政大樹(28)が、追撃弾を決める活躍をみせたが、チームを勝利に導くには至らなかった。0−2の前半44分に、見事なダイビングヘッドでCKを押し込み得点。さらに後半41分にもヘディングシュートが枠をとらえたが、ゴールライン上で相手DFに手で止められた。「周りに聞いたら、ハンドだったみたいですね」と振り返ったが、主審はハンドがなかったとの判定。同ロスタイムには、GKとの1対1でのシュートも磐田GK川口のスーパーセーブにあい「2、3点は取れましたね」と苦々しげだった。
[2010年11月23日17時51分]
鹿島にV逸ショック…集中力欠き「自滅」
2010.11.23 18:40

前半4分、先制ゴールを決め駆けだす磐田・前田。右は鹿島・岩政=カシマ
J1第32節(23日、鹿島1−2磐田、カシマ)4連覇を逃したショックからか鹿島は序盤、集中力を欠いた。前半4分、13分といずれもフリーにした前田、ジウシーニョに決められ連続失点。伊野波は「自滅」と自嘲気味だった。
浴びせたシュートは相手の3倍以上の22本だったが、ゴールは岩政の1点のみ。「(優勝を逸した)サポーターのショックを和らげる試合ができなかった」と岩政も頭を垂れた。(カシマ)

後半、競り合う鹿島・マルキーニョス(18)と磐田・西=カシマ
伊野波「自爆」…鹿島、守備崩壊で3位転落

<鹿島・磐田>磐田に敗れ肩を落とす鹿島イレブン
Photo By スポニチ
【鹿島1−2磐田】鹿島はリーグ最少失点の守備が崩壊し、3位に転落した。
中2日の試合で中盤の運動量が足りず、前半13分までに2失点した。日本代表DF伊野波は「自爆。付いていくところで付いてなかったり、クリアするところでクリアしなかった」と敗因を分析した。前半44分にヘディングでゴールを決めたDF岩政は、「(名古屋の)優勝が決まって、サポーターのショックを和らげる試合ができなかった。反省しているし、申し訳ない」と厳しい表情だった。
[ 2010年11月24日 ]
痛恨黒星で3位後退…鹿島
◆J1第32節 鹿島1―2磐田(23日・カシマ) 鹿島は磐田戦の判定についてJリーグに意見書を提出することを決めた。1―2で迎えた後半41分、DF岩政が放ったヘディングシュートがMF那須の左手を直撃。そのはね返りをFW佐々木が押し込んだが、ゴールイン後に相手がクリアした一連のプレーについて、文書で説明を求める。試合は敗れ、3位に降格。佐々木は「あれは決めないと」と嘆いた。
(2010年11月24日06時02分 スポーツ報知)
オリヴェイラ監督の申すように、誤審について述べたところで結果は変わらぬ。
今年はラインを割ったゴールを無効にされる試合が多かったように思える。
試合を左右する重要なジャッジ故に、細心の注意を願いたい