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黄金世代を超えよ

【Jリーグ】鹿島の「黄金世代」が「プラチナ世代」に宣戦布告!
小室 功●文 text by Komuro Isao
小内慎司●写真 photo by Kouchi Shinji



「プラチナ世代」に負けじと奮闘する「黄金世代」。鹿島では小笠原(写真左)ら5選手がチームを引っ張っている。

 フェイエノールトの宮市亮をはじめ、ガンバ大阪の宇佐美貴史や横浜F・マリノスの小野裕二など「プラチナ世代」が何かと話題の昨今だが、呼称された世代の元祖「黄金世代」もまだまだ意気軒昂だ。アジアカップでは遠藤保仁(G大阪)が日本代表の中心として活躍。清水エスパルスでは、小野伸二−高原直泰の“ホットライン”復活が注目を集めている。

 そして忘れてならないのが、鹿島アントラーズの面々である。小笠原満男をはじめ、中田浩二、本山雅志、新井場徹、曽ケ端準ら「黄金世代」がいよいよチームの最年長となり、改めてその存在感を増している。「79年組」と言い換えられる彼らは現在、31歳。老け込むような年齢ではなく、チームの生産性を上げるうえで貴重な役割をこなし続けている。

「79年組」の強みはタフな戦いを幾度となく経験し、勝ち切ってきた者だけが身につけられる“術”を携(たずさ)えていることだ。

「時間帯やスコア、状況によって、やっていいプレイと、やってはいけないプレイがある。流れが悪いなら、それに応じたプレイをしなければいけない」と極意の一端を小笠原が語れば、「こういうときはこうしよう、ああしようと、特に言わなくてもお互いにわかり合っている」と意思疎通の確かさを中田が証言する。鹿島が試合巧者と言われるのも、彼らのような舵取りがいるからこそである。

 2002年からエースナンバーの「10番」を背負い、10シーズン目を迎えた本山も衰えを知らない。昨季は腰椎椎間板ヘルニアの手術に始まり、度重なるケガのためにリーグ戦はほとんど出場機会がなかったが、天皇杯では圧巻のプレイを披露。指揮官であるオズワルド・オリヴェイラ監督を唸らせた。
「あれだけの能力を持つ本山を90分間使えないのはチームにとって大きな損失。年間を通して活用できるように何とか考えなければいけない」

 不動の守護神・曽ケ端はここ3シーズン、Jリーグ、ナビスコカップ、天皇杯、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)と、公式戦に全試合フル出場を果たした。その確固たる地位はまだまだ揺るぎそうにない。なにしろ、試合に出続けているだけでなく、Jリーグでの1試合平均失点が、08年と09年がともに0.88、10年が0.91。つまり3年間、1失点未満という驚異的な数字を叩き出している。「自分ひとりでやっているわけじゃないから」と曽ケ端本人はそっけないものの、誰ひとりとして果たしたことのない偉大な記録だ。

 ガンバ大阪の下部組織で育ち、ユース時代にJリーグデビューを飾った新井場も、プロ生活に限れば鹿島でのシーズンのほうが長い。フォア・ザ・チームに徹し、攻守にそつのないプレイで勝利に貢献。本職の左サイドバックとともに右サイドバックでの起用にもきっちり応え、チームに不可欠な存在となった。

 ただ一方で、近い将来を見据えたとき、いつまでも「79年組」に頼ってばかりいられないのも事実。鹿島にも「プラチナ世代」を代表する逸材、柴崎岳が入団してきた。世代交代をうながす声があるのは否定できない。

 だが「79年組」の面々は、そんな声に反発するかのように、今でも先頭に立って精力的にトレーニングを消化。「そう簡単にポジションを譲るつもりはないよ」と口をそろえる。

 Jリーグ開幕以来、鹿島が獲得したタイトルはJ最多の14。その半数は「79年組」が主軸となって築き上げてきたものだ。そして今年も全タイトル制覇を目指す鹿島は、なかでもJリーグ奪還とACL初制覇のダブルクラウンが最大のターゲットとなる。それを成し遂げるためには、やはり「79年組」の力は欠かせない。


「世代交代」という声に真っ向から対決する黄金世代である。
鹿島の中心選手である、満男・中田コ・本山・曽ケ端・新井場は不可欠な存在である。
彼らを越える選手が出てきてこその世代交代と言えよう。
とはいえ、全員が一気に変わることなどはあり得ぬ。
一つ一つピースを埋めるように変化を遂げれば良かろう。
チームの変貌も楽しんでいきたいと思う。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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