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ゼロックス・スーパー杯レビュー

【FUJI XEROX SUPER CUP 名古屋 vs 鹿島】鹿島側レポート:チャンスはつくるもゴールを奪えず。試合を通じてGK楢崎の前に屈する(11.02.27)
2月26日(土) 2011 FUJI XEROX SUPER CUP
名古屋 1 - 1(PK 3 - 1)鹿島 (13:37/日産ス/35,963人)
得点者:54' 増川隆洋(名古屋)、66' 野沢拓也(鹿島)


鹿島の強さは、相手や状況により様々な戦い方ができるところにある。例えば守備位置の高さ。時には高い位置からボールを奪いショートカウンターで相手を沈め、時には自陣まで引いてブロックを形成してから相手を引き出し、敵陣にスペースを作ってから守から攻へのすばやい切り替えでゴールに襲いかかる。この日、鹿島が選択したのは後者だった。
相手、名古屋は3トップ。特に右サイドには金崎夢生が攻め残ることが多く、さらに中盤の3枚にも攻撃的な選手を並べ、サイドバックも高い位置を取ってくる。先に主導権を握ったのは名古屋だった。
それに対して鹿島は、主将の小笠原満男を中心に、追いかけ回すことでこちらが疲弊してしまうより、相手の圧力を一旦受け止め、攻め疲れたところで逆襲に転じることを選択。
「パスを回されて追いかけ回すのはよくない」
守備に自信のある鹿島ならではの戦い方を選んだ。ベンチに控えている選手の名前を見てみれば、硬直した試合をペースアップできる実力を備えた選手は、鹿島の方がずらりと揃っている。論理的な答えの導き出し方とも言えるだろう。
 
実際に、「チャンスはつくれた」と多くの選手が答え、「自分たちのやりたい形をつくったということに関してはよかったですし、主導権を握ってやることができたのではないかと思います」というオズワルド・オリヴェイラ監督の記者会見のコメントも強がりには聞こえないほど、多くのチャンスを鹿島はつくることができていた。しかし、それを決めることができなければゴールは生まれない。ゴールマウスで立ちふさがったのが楢崎正剛だった。
前半、最大の決定機は29分、大迫勇也のカットインだろう。中盤でこぼれ球を拾った小笠原から左にいたフェリペ・ガブリエルへ展開。さらにゴール左に開いた大迫へボールが渡ると、そこから大迫は躊躇なく1対1を仕掛けていった。高校時代からゴール左から仕掛けるパターンは得意とする。ボールをつつきながら内側に切れ込むと右足を一閃。強烈なシュートを放ったが、これを楢崎に指先で弾き出されてしまった。
後半、昨年1年間でわずか1失点だったセットプレーで先制点を奪われてしまい先手を取られるも、野沢拓也が完璧なFKを見舞い同点に。さらに終了間際にも野沢が同じくパーフェクトと思われたボレーシュートを放ったが、横っ飛びした楢崎がゴール外へ弾き出す。
PK戦では3本もシュートを止められてしまっては勝てないだろう。相手を讃えるべき試合内容だった。

とはいえ、すぐ水曜(3/2)に上海でAFCチャンピオンズリーグの試合が待つことを考えると、名古屋のような個の力で圧力を掛けてくる相手に1失点だったことは悪くない。シーズンは始まったばかりの状態であるにも関わらず、守備が大きく崩されることはほとんどなかった。
「アレックスも早くフィットしてくれた。ある程度の守備の目処はできている。失点しなければ負けない」
守備の要である岩政大樹は手応えを感じていた。あとは攻撃陣。この日出場のなかった田代有三も「次は行けます」と意気込む。PK戦で敗れたとはいえ、悪い内容ではなかった。


以上
2011.02.27 Reported by 田中滋


相手GKの神がかりセーブでPK戦による敗退を余儀なくされたが、シーズン前の調整としては悪く無かった。
多くのチャンスを作り、後一歩のところまでボールを運んだ。
結果だけで悲観するのは愚の骨頂と言えよう。
そして、負傷が報じられておった田代が気合い十分とのことで、期待させられる。
攻撃的な部分でもう一歩足りなかったゼロックス・スーパー杯であるが、今季を占うという意味では問題は無い。
次の試合、ACL上海甲花戦が楽しみである。

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深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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