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Number順位予想

連覇を目指す名古屋が依然優勢か?
2011年のJリーグ、開幕プレビュー。

佐藤俊 = 文

 3月5日からいよいよ2011年Jリーグがスタートする。昨シーズンは、名古屋が第18節の浦和戦に勝利し、トップに立つと、そのまま独走状態で初制覇を果たした。名古屋優勝の要因は、分厚い選手層と粘り強く、負けないサッカーを貫いたチーム力にあるが、ガンバ大阪や鹿島など他チームの自滅感も否めなかった。それゆえ今季は、名古屋の本当の力が試されるシーズンになる。

 その名古屋は、今シーズンも優勝候補の筆頭に挙げられる。

 昨年からストイコビッチ監督のきめ細かい指導で、攻守にソツないサッカーをしてきたが、今年は監督の哲学がさらにチームに浸透し、個々の選手の質が上がっているからだ。例えば、監督はサイドチェンジする場合、ただ闇雲にサイドを変えるのではなく、自分のマーカーが離れている場合は、ショートパスで打開するなり、常に的確な状況判断を求めてきた。それが監督の満足の行くレベルに達しつつあるのだ。さらに、藤本淳吾、永井謙佑ら少数ながらも力のある選手を獲得した。充実した手駒、監督の哲学の浸透、連覇への高いモチベーションとチームにほとんど死角はない。リーグ2連覇に向けて、恐いのは怪我人と慢心だけだろう。

選手を大幅に入れ替えて凄味を増した鹿島が対抗馬筆頭か。

 新王者に対抗する一番手は、リーグV奪回を目指す鹿島だ。今シーズンに賭ける意気込みを感じさせたのは、鹿島らしくない大幅な血の入れ替えだ。11人の選手を放出し、田代有三ら期限付きの移籍の復帰組、本田拓也、カルロンら新規加入組ら10人の選手を獲得した。ダブルスタンダードも可能になった選手層は、年齢のバランスも良く、リーグ屈指ともいえる陣容になった。

 かつてないほどの凄味を増した鹿島だが、要注意は下位への取りこぼし。それさえなければ、今シーズンは堂々と名古屋と優勝を争える。あとは、どれだけ本気で優勝したいのかという気持ちだけ。筆者は、鹿島が名古屋のそれを若干上回ると見ているが……。

大宮、仙台、柏の3チームは上位いじめで台風の眼に?

 一方、今シーズン、台風の目になりそうなのが、大宮と仙台、そして昇格組の柏だ。

 特に大宮は、ラファエルら昨年の戦力が残った上に、上田康太ら即戦力を7名も獲得した。これでひ弱だったセンターラインに軸が出来た。チーム作りでは定評のある鈴木淳監督だけにこれだけ手駒が揃えば、完成度の高い攻守の切り替えの早いアグレッシブなサッカーを見せてくれるだろう。スタートは鹿島ら上位チームとの対戦が続く。だが、ここをうまく乗り切り、開幕ダッシュに成功すれば間違いなく今季、脅威の存在になる。

 仙台も大宮同様、昨年の中心選手が軒並み残留し、新たにマルキーニョス、柳沢敦、松下年宏、角田誠らが加入した。昨年までの物足りなかった攻撃陣に役者が揃い、トップ10入りを目指す仙台の今年に賭ける意気込みが伝わってくる。新旧の選手がまとまり、シーズン中盤以降も調子を落とさずに戦えれば、シングル入りも狙えるはずだ。

 柏は、昨年のセレッソ大阪のような新風になる可能性を秘めている。1年半、指揮を執るネルシーニョ監督の下、チームは非常にまとまっている。昨年J2ではぶっちぎりで優勝し、天皇杯でも神戸を破るなど、力は本物だ。主力は小林祐三以外、退団者がおらず、昨年のベースの上に清水から兵働昭弘を獲得するなど戦力強化もしたたかに進めた。昨年のセレッソほど爆発的な攻撃力はないが堅守を軸に、上位いじめをしてくれそうだ。

ベテラン頼みのG大阪は総合力で名古屋、鹿島に劣る。

 ここで、2011年Jリーグの順位予想を考えてみたい。

【1】 鹿島アントラーズ (4)
【2】 名古屋グランパス (1)
【3】 ガンバ大阪 (2)
【4】 サンフレッチェ広島 (7)
【5】 セレッソ大阪 (3)
【6】 川崎フロンターレ (5)
【7】 大宮アルディージャ (12)
【8】 浦和レッズ (10)
【9】 柏レイソル (J2・1)
【10】 清水エスパルス (6)
【11】 ベガルタ仙台 (14)
【12】 ヴィッセル神戸 (15)
【13】 横浜F・マリノス (8)
【14】 ジュビロ磐田 (11)
【15】 アルビレックス新潟 (9)
【16】 モンテディオ山形 (13)
【17】 ヴァンフォーレ甲府 (J2・2)
【18】 アビスパ福岡 (J2・3)
※ ( )内は昨季の順位

 昨年、無冠に終わったガンバ大阪は、選手層が薄く、ベテランの負担が大きい。すでに橋本英郎が怪我で半年離脱予定で、さらに怪我人が出た場合、ガンバの肝である中盤の構成力がガタ落ちする可能性も。レギュラーとサブの戦力格差も解消されておらず、総合力では名古屋、鹿島と差がある。

 広島は、日本代表の李忠成を始め、攻撃陣は非常に活きがいい。問題は、リベロ。ストヤノフが抜けた後、中島浩司が1年間、ミスなく、怪我なくやれるかどうか。槙野智章が抜け、新たに水本裕貴が入った最終ラインの守備連携も課題になる。

 セレッソ大阪は、香川真司、家長昭博、アドリアーノが抜けた攻撃の穴をどれだけ埋められるか。また、選手層は厚くないだけにACLの負担がどう響くか。未知の戦いでのクルピ監督の手腕が問われる。

相馬直樹新監督のもと新スタートを切る川崎が化けるか?

 川崎は、相馬直樹が新監督に就任し、ジュニーニョ以外のブラジル人も抜け、本当の新スタートになる。従来の勝ち切れないチーム体質を変え、1−0でも勝てるチームに生まれ変われれば、優勝争いに加わることは十分、可能だろう。

 浦和は、ペトロビッチ新監督が就任したが、未知数な部分が多い。ややダブつき気味の攻撃陣をメンタル的にフォローし、開幕から波に乗れば優勝争いにも絡んで来そうだ。

 清水は、昨年のスタメン7名を含む、13名が退団し、まったく別のチームに変わった。上位進出には小野伸二、高原直泰ら黄金世代の頑張りが不可欠だが、ゴトビ新監督の元、新メンバーでチームがまとまるまで少し時間がかかりそうだ。

 昨シーズン、奇跡の残留を果たした神戸。第28節のガンバ戦以降は最終節まで4勝3分けと負け知らずだった。あのシンプルで攻撃的なサッカーを今季も継続できるかどうか。

 横浜F・マリノスは、松田直樹らベテランや山瀬功治ら中堅の選手が大量に退団し、若手主体にシフトチェンジした。骨太な選手が抜け、チームは過渡期なだけに、今年は試練の1年になりそうだ。

厳しい残留争いを強いられる下位チームの台所事情。

 磐田は、成岡翔ら主力が抜けた割に補強は大学生を中心に僅か。2年間で柳下監督のスタイルは浸透したが、昨年よりも前田遼一頼みになると、苦しい戦いがつづく。

 山形は、獲得したマイコンらブラジル人2人が、どれだけ機能できるか。守備は計算できるだけに得点力アップが課題になる。

 新潟は、昨年、16ゴールを奪ったマルシオ・リシャルデスの退団が痛い。その穴を埋めるべく獲得したブルーノ・ロペスがどのくらい点を奪えるか。この選手の活躍が今季の成績を大きく左右するだろう。

 甲府は、守備重視の三浦俊也監督に代わり、うまくモデルチェンジできるか。チーム改革が中途半端に終われば、厳しい終盤戦を迎えることになる。

 5年ぶりのJ1登場の福岡だが、総合的な戦力は他チームよりも落ちる。J1残留を明確な目標とし、田中誠らベテランの踏張りが鍵になる。

名古屋、鹿島の図抜けた2強以外の戦力は拮抗している。

 今シーズン、名古屋、鹿島の優位は変わらない。

 この2チーム以外は、何らかのキッカケ、例えば主力選手の怪我、若手の成長、Jリーグの中断によって、チーム状態が変化し、順位が変わる可能性がある。また、以前のようにトップ5、中堅、降格争いという厳然とした枠組が微妙になり、名古屋、鹿島以外の戦力格差は、昨年よりなくなった。セカンドグループの頑張りが、今季のJリーグを盛り上げてくれるキーになるだろう。

 卯年の今シーズン、見事に飛躍するのは鯱か、鹿か、それとも……。


鹿島を優勝と予想するナンバーの記事である。
選手層の厚さがそれを後押ししているとのこと。
そして、どれだけ勝ちたいかという気持ち、そこが鍵を握るであろう。
気持ちであれば、国内随一と言って良い。
弱いメンタルでは鹿島に於いては通用せぬ。
問題は、下位チームからの取りこぼしであろう。
昨季はそれに泣かされた。
今季は高さの田代、動き出しのカルロンを補強し、攻撃的には上積みされた。
引かれた相手にも、攻撃的に行けるであろう。
実際に、PSM水戸戦ではフィットしてないカルロンが先制点を叩き出しておる。
Jリーグでは問題なく戦える陣容であろう。
この予想が当たるのか否かは、年末に判明する。
それまで、楽しみにこの記事を取っておきたいと思う。
楽しみである。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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