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新潟戦報道・コメント

鹿島は5得点で3連勝/J1
 鹿島が大量5得点で快勝し、3連勝とした。前半35分にFW田代が3戦連発となる先制点を決めると、FWアレックス・ミネイロ、DF新井場、MFファビオ・サントスが加点。最後は新潟のオウンゴール。
 田代は「ここ3試合は僕も、チームもいい状態にある。この調子を続けて、残り2試合も勝ちたいです」と話した。

3連勝の鹿島、目標は天皇杯 「みなさんと元旦に優勝を」
鹿島は新潟に5−1と快勝、連勝を3に伸ばした。アウトゥオリ監督は「気持ちの面で切り替えができて、良くなっている」とナビスコ杯決勝の敗北から立ち直ったチームを褒めた。
 リーグ戦の優勝が消えている鹿島にとって次の目標は天皇杯のタイトル。3点目を決めた新井場が「みなさんと元旦に優勝を味わいたい」とサポーターに呼び掛けると、赤一色のスタンドが大きく沸いた。

田代3戦連発!好調・鹿島3連勝

 【鹿島5―1新潟】鹿島は前半35分にFW田代のヘディングシュートで先制。その後も攻撃の手を緩めず5―1で大勝した。3戦連発となる今季7ゴール目を挙げた田代は「先取点が取れたのが大きかった。いいボールが入れば点を取る自信はあります」。11月に入り3連勝。アウトゥオリ監督は「ウチはこれぐらいの力はある」と胸を張った。

【J1:第32節 鹿島 vs 新潟 レポート】シーズン終盤戦で3連勝。天皇杯に向け、本気モードになってきた鹿島。新潟は痛い大敗。 [ J's GOAL ]
11月23日(木) 2006 J1リーグ戦 第32節
鹿島 5 - 1 新潟 (15:00/カシマ/12,178人)
得点者:'35 田代有三(鹿島)、'38 アレックスミネイロ(鹿島)、'45 本間勲(新潟)、'62 新井場徹(鹿島)、'64 ファビオサントス(鹿島)、'66 オウンゴ−ル(鹿島)
「選手たちはナビスコカップ決勝で敗れたことから気持ちの切り替えがきちんとできている。加えて、他チームの疲労が溜まっている中、鹿島の選手たちはコンディションがいい。ここへきて安定した力を出せるようになってきた」と鹿島アントラーズのパウロアウトゥオリ監督は前向きにコメントした。
 やや皮肉なことだが、11月3日のヤマザキナビスコカップ決勝で敗れてから、一気に調子を上げてきた鹿島。天皇杯4回戦・ホンダFC戦を皮切りに、ガンバ大阪、大宮アルディージャと立て続けに撃破し迎えた今日23日のアルビレックス新潟戦も快勝した。アレックス・ミネイロと田代有三の両ストライカーがそろい踏みし、新井場徹にファビオ・サントスがゴール。さらにオウンゴールも加わり、終わってみれば大量5得点の白星。残された唯一のタイトル・天皇杯獲得に向け、彼らはエンジン全開だ。
 2006年J1も残り3試合。勝ち点52で6位に位置する鹿島は23日、ホーム・カシマスタジアムに勝ち点42の8位・アルビレックス新潟を迎えた。この日の鹿嶋は今にも雨が降りそうな曇り空。気温は13度と予想ほどは下がらなかったが、鹿島灘から吹き付ける強風のため、体感温度は著しく低かった。
 そんなコンディションだが、連勝中の鹿島にとっては関係ない。この日は10月末からAFC・U−19アジアユース選手権でインドに遠征していた内田篤人がほぼ1ヶ月ぶりに先発に戻ってきた。その間、右サイドバックを担っていた新井場が本来の左サイドバックに回り、ファビオ・サントスが左MFに入った。右足首を痛めている岩政大樹は今回も欠場を余儀なくされた。また、2日前のU−21日韓戦に先発出場した増田誓志は控えに回り、ボランチには中後雅喜と野沢拓也が入る。そして2トップは現在絶好調のアレックス・ミネイロと田代だ。一方の新潟も鹿島と同じ4−4−2。増田同様、韓国戦に出場した千葉和彦はベンチスタートとなった。鹿島にとってはボランチ・シルビーニョ、左MFファビーニョ、FWエジミウソンのブラジル人トリオの動きに要注意だ。
 立ち上がりは新潟がいい入りを見せる。右の鈴木慎吾と松下年宏の連携、ファビーニョとエジミウソンの流動的なポジショニングでサイドから起点を作った。鈴木やエジミウソンが鋭い飛び出しを見せるなど、序盤は鹿島守備陣をひやっとする場面があった。しかし徐々にボールを支配。得意のパス回しから攻撃のリズムを作る。中盤の構成力は明らかに鹿島が上だった。
 そして33分、最初のビッグチャンスが訪れる。左からのクロスに飛び込んだ本山がゴール前で完全フリーになったのだ。「当てるだけで入ると思った」と本人もいうほどの決定機だったが、彼のヘッドはGK北野貴之に弾かれる。こぼれ球を拾った本山は再びシュートを放つが、北野がキャッチ。鹿島は千載一遇のチャンスを逃してしまう。
 これで新潟にリズムが行くかと思われたが、逆に本山の決定機が大量得点の呼び水となる。その2分後、左サイドに開いた本山からのクロスをアレックス・ミネイロが中央で流し、そこに飛び込んだ田代がダイビングヘッド。豪快に先制ゴールを奪った。この3分後には野沢のクロスに合わせた中央に動いたアレックス・ミネイロがフリーで右足シュート。2点目を挙げる。新潟守備陣にとってはほんの一瞬、作ってしまったゴール前の穴に飛び込まれた格好だ。鹿島らしい老獪な攻めで前半は2−0で折り返す。
 このまま終われない新潟・鈴木淳監督は後半からシルビーニョに代えて本間勲を起用。その彼が開始早々にいきなり1点を挙げる。キックオフと同時に前線に走りこんだ鈴木の動きに惑わされた鹿島守備陣が中途半端なクリアをしたボールを拾い、彼は思い切りミドルシュートを打ったのだ。この1点で新潟には「まだ行ける」というポジティブな空気が流れたはずだった。
 けれども、今の鹿島は常勝軍団と呼ばれた時代の勝負強さを発揮できるチーム。後半17分には左サイドを思いきり攻めあがった新井場が強烈なミドルシュートを決め、勝負を決める3点目をゲットした。本来のポジションに戻った彼は水を得た魚のようにイキイキしていた。その直後には右の内田からのクロスに呼応してファーサイドに走りこんだファビオ・サントスが4点目を奪う。さらに2分後にはオウンゴールまで飛び出し、鹿島は5−1で大量リードすることになった。
 鈴木監督はそれでも諦めず、アジアユースで活躍した河原和寿や田中亜土夢らフレッシュな選手たちを投入し、1点でも取ろうと必死にボールを追った。が、「今日の攻撃は単発ばかりで、工夫が足りなかった」と鈴木も反省するように、新潟は決め手を欠く。しまいにはエース・エジミウソンが2枚目の警告をもらって退場。ちょうど1年前、同じカシマで2−7で大敗した時の悪夢が蘇ってくるような苦い大敗を喫してしまった。
 鹿島は確実に勝ち点3を伸ばし、天皇杯に向けて自信を深めた。「ナビスコとリーグ戦を落とした分、必ず天皇杯を獲るという強い気持ちで戦っている」と新井場も言う。今の彼らはシーズン終盤の疲れを全く感じさせない。この調子で行けば、その悲願達成も十分可能だろう。対する新潟は順位を3つ落とし11位に後退してしまった。残り2試合、何とか踏みとどまりたいところだ。
2006.11.22 Reported by 元川 悦子

【J1:第32節】鹿島 vs 新潟:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
Q:ここへきてリーグ戦3連勝だが、チーム状態が上向いてきた要因は?
「まずナビスコカップに敗退し、そういった部分で気持ちの切り替えができたということ。以前から指摘していた精神的な強さが少しは改善できたし、よくなりつつあると思う。もう1つはフィジカル的な要素。彼らのコンディションが非常によく整っている。筋肉系のケガも他チームより少ないし、意識もやろうとすればできるところがよく表れている。そういった意味で、体の状態がよくなっている。他チームも疲労がたまっているけれど、我々は安定した力を出せるようになってきたし、高いレベルのプレーを出す選手の意識を称えたい。それをいかに持続するかという新しい挑戦に向かわなければいけない」
Q:内田が右に戻って、新井場が左に入ったが、これが天皇杯に向けての形になるのか?
「必ずしもそれだけではない。内田がいなくて、新井場が右、ファビオが左というオプションもできたし、ここ3〜4試合でファビオも調子を取り戻した。今日は前をやらせたら、よりいいパフォーマンスを出せた。ナビスコカップ、リーグ戦のタイトルを獲れなかった分、天皇杯に向けてみんなで全力で戦っていきたい」
Q:新潟の弱点はどこで、どう突こうとしたのか?
「結果からしてみると、これだけのスコアだったが、新潟は悪い内容ではなかった。前線も質や機動性が非常に高い。しかし鹿島の選手たちがここぞという時に集中を切らさずにやったし、効率よく点を取ったからこういう形になった。それでも新潟にてこずった面はある。ウチの選手たちは『自分たちの力はこんなもんじゃない』と今、思っている。本来、もっとシーズンの早い時期から出すべき気持ちを、今になって出そうと思ったのではないか。そういう気持ちで最後までやろうとしているのが大事なことだ」

【J1:第32節】鹿島 vs 新潟:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●新井場徹選手(鹿島)
「勝ってよかった。前半はいい形だったけど、後半の立ち上がりにやられたのは反省点。あれはチームにとっての課題だし、警告。監督も5点取ったことより、そのことを問題視するはず。 サポーターのみなさんには申し訳ないけど、優勝がなくなった後の3連勝だし、あそこで勝っていればと思う試合はある。そういう意味では昨年と一緒。だからこそ、天皇杯は必ずタイトルを獲るという強い気持ちで臨みたい。そのつもりでリーグ戦を戦っている。残り2試合は必ず勝って、みなさんと元旦に優勝を味わいたい」
●本山雅志選手(鹿島)
「今日も勝ってよかった。でも立ち上がりからもっとプレスをしかけていけばよかった。ボールがつながらなくて厳しかったけど、徐々に回せるようになった。後半の頭も悪かった。自分自身、反省しなきゃいけない。
●田代有三選手(鹿島)
「いいボールが入れば点になる。いい流れの中で中にいれば、点につながるということが今日は実践できた。体を張って人につなげば、みんなうまいしうまく機能する。点が入る流れが今は分かるし、それを続けていきたい。ゴールシーンも飛び込む意識を持っていて、それを得点に結びつけることができた。点を取れば勝てるし、ウチの守備はしっかり耐えてくれている。これを維持したい。

元川女史は試合観戦しているようだ。
他の結果とコメントから記事を起こしている記者とは一線を画す。
ただし、可もなく不可もない記事ではある。
この鹿島本来の調子をもたらせたのは誰がどう見てもガンバの橋本選手であろう。
彼のオウンゴールが、これまでの憑き物を祓ってくれたとしか思えない。
そして退場で調子がガツンと上がった。
本当に感謝している。
昨季後半からの悪霊を聖地から追い払ってくれたと言えるだろう。
昨日の試合でもポカンと集中力が切れている時間が多数見受けられた。
本当にどうしようもないパスミス・連携ミスを自陣内で犯すのである。
危険極まりない。
10月までの不調時には確実に失点していた。
しかし、昨日の試合では(その前の大宮戦でも)、ピンチから逆襲に転じチャンスに繋がっているのである。
巡り合わせとは不思議なモノである。
あれほど奥州から天下を狙っていた政宗が、副将軍となり幕府に尽力を惜しまず、支倉常長を南蛮に送ったにも関わらずキリシタンを弾圧することになろうとは、誰にも予想し得ないことであった。
時勢は常に混沌としている。
今に流されず、真実を見て過ごすことが寛容であろう。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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