イゴール、初練習
鹿島が再始動 アルシンド長男やる気満々
鹿島が28日、鹿嶋市内のグラウンドで再始動した。11日の東日本大震災でクラブハウスとグラウンドが被害を受け、チームは15日に無期限休止を決めていた。福島第1原発事故も重なり、オリベイラ監督、ブラジル人3選手の来日は今日29日になるが、かつて鹿島でプレーしたアルシンド氏の長男のブラジル人FWイゴール(18)が契約後、初めて全体練習に合流。「外国人では4番目ですが、チャンスがくると思う」と意欲を見せた。
前日27日に来日した。震災の映像はブラジルで見た。「多くの方が亡くなり、どうコメントしていいかわからない」と顔を曇らせた。一方で「地震はそれほど気にならない。(放射能は)クラブから大丈夫と言われている。父からは『安心して行ってこい』と言われた」。父は現在、ブラジルで農場を経営しているという。「父から献身的なプレーを学んだ。両サイドから突破するスピードとテクニックを見てほしい」とアピールした。【塩谷正人】
[2011年3月29日8時1分 紙面から]
髪の毛あるしんど!イゴール“決めゼリフ”も披露

チームに合流したアルシンド氏の長男・イゴール
Photo By スポニチ
かつて鹿島に在籍したFWアルシンド氏の長男のFWイゴールが28日、契約後初めて練習に合流した。
髪が薄かった父親と違いふさふさの髪をなびかせて、ランニング中心のメニューをこなした後に報道陣に囲まれると、日本語で「友達なら当たり前」と父親の“決めゼリフ”を披露。父との違いを聞かれると「まだ髪の毛があることで、これからもあってほしい。髪のケアはしているが、遺伝的には私はもうおしまいだ」とちゃめっ気たっぷりだった。
[ 2011年3月29日 06:00 ]
「父と同じクラブで プレーの夢かなった」 鹿島にアルシンド2世
2011年3月29日

チームに合流したイゴール選手=鹿嶋市内で
かつてサッカーJリーグ・鹿島アントラーズでプレーし、特徴ある髪形から「カッパ」の愛称で親しまれたアルシンド・サルトーリさん(43)の長男で今月上旬に新たに加入したFWイゴール選手(18)が二十八日、練習に合流した。イゴール選手は「父とは別の形でクラブの歴史に名を刻んでいきたい」と抱負を述べた。
アルシンドさんは71試合に出場し50得点したストライカー。イゴール選手は「父と同じクラブでプレーする夢がかなった」と感慨深げだ。「自分の特徴はシュートや前線での流動的な動き。スピードとテクニックも見てほしい」と訴えた。東日本大震災に「言葉が見つからない」と心を痛め「できる支援をしていきたい」という。
練習では黙々とランニングなどをこなしたが、合間に設けられた取材時間には父と同様、陽気な性格をのぞかせた。アルシンドさんとの違いを問われた際には「髪の毛」と答え、笑いを誘った。
愛嬌(あいきょう)たっぷりの新顔が被災地・茨城を元気づけてくれそうだ。 (井上靖史)
アルシンドの長男、J1鹿島に合流 持ち味はスピード
2011年3月29日17時4分

28日の練習後、取材を受けるイゴール。「髪の毛があるのはお父さんとの違いの一つ。遺伝で薄くなってしまったら仕方ない」。ユーモアは父親譲りだ
J1鹿島にフレッシュさと懐かしさを醸すブラジル人が加わった。かつて鹿島で活躍したアルシンド氏(43)の長男イゴール(18)。Jリーグ随一の人気者だった父の手ほどきと助言を受け、プロとしての道を日本で歩み出す。
アルシンド氏は1993、94年のチーム得点王で、93年第1ステージ優勝に貢献。明るい性格とカッパをほうふつとさせる髪形も相まって人気を博した。
93年生まれのイゴールは当時を「正直覚えていない」。ただし「トモダチナラ、アタリマエ」という日本語を暗記している。男性かつらのCMで父が口にしたせりふだ。
父との記憶がはっきりするのはブラジルでのこと。よくボールで遊んだ。父の農場にはコートがある。「お父さんは今もけっこう動けるよ」
リオデジャネイロにあるジーコ元日本代表監督のサッカースクールで2005年からアマチュアとしてプレーした。「いつかは行きたいと思っていて声をかけてもらった」。鹿島入りは自然な流れだったのかも知れない。
同じFWとして父から献身的なプレーを学んだ。「比べられると思うけど、違ったサッカーをして鹿島の歴史のページに名を残したい」。持ち味はスピードという。
父子のプレーが似ているのかは見てのお楽しみだが、鹿島には先輩ブラジル人が外国人枠いっぱいの3人いる。「チャンスは必ず来るから努力しろ」。そんな助言も父から受けてきた。
加入発表の翌日に東日本大震災が起こった。余震や放射能漏れが続くが、「心配しなかった。クラブが説明してくれたから」。被災した茨城県鹿嶋市で28日に再開した全体練習に合流した。自分とクラブの未来を信じる新天地での船出だ。(村上研志)
イゴールの初練習が報じられておる。
契約発表の翌日に震災が起こり、イゴールの去就も不安視されておったが、地震は大丈夫と気丈なところを見せておる。
このメンタルは期待出来るのでは無かろうか。
そして、父・アルシンドからは献身的なプレイを学んでおり、日本サッカーへの順応も早いと思われる。
献身的かつ、前線での流動的な動きを持ち、スピードとテクニックで相手を翻弄する姿を早く実践で観てみたいと思う。
とはいえ、イゴールには耐える日々が続くことであろう。
我等も耐え、イゴールが真価を発揮する日を待とうではないか。
楽しみにしておる。
鹿島が28日、鹿嶋市内のグラウンドで再始動した。11日の東日本大震災でクラブハウスとグラウンドが被害を受け、チームは15日に無期限休止を決めていた。福島第1原発事故も重なり、オリベイラ監督、ブラジル人3選手の来日は今日29日になるが、かつて鹿島でプレーしたアルシンド氏の長男のブラジル人FWイゴール(18)が契約後、初めて全体練習に合流。「外国人では4番目ですが、チャンスがくると思う」と意欲を見せた。
前日27日に来日した。震災の映像はブラジルで見た。「多くの方が亡くなり、どうコメントしていいかわからない」と顔を曇らせた。一方で「地震はそれほど気にならない。(放射能は)クラブから大丈夫と言われている。父からは『安心して行ってこい』と言われた」。父は現在、ブラジルで農場を経営しているという。「父から献身的なプレーを学んだ。両サイドから突破するスピードとテクニックを見てほしい」とアピールした。【塩谷正人】
[2011年3月29日8時1分 紙面から]
髪の毛あるしんど!イゴール“決めゼリフ”も披露

チームに合流したアルシンド氏の長男・イゴール
Photo By スポニチ
かつて鹿島に在籍したFWアルシンド氏の長男のFWイゴールが28日、契約後初めて練習に合流した。
髪が薄かった父親と違いふさふさの髪をなびかせて、ランニング中心のメニューをこなした後に報道陣に囲まれると、日本語で「友達なら当たり前」と父親の“決めゼリフ”を披露。父との違いを聞かれると「まだ髪の毛があることで、これからもあってほしい。髪のケアはしているが、遺伝的には私はもうおしまいだ」とちゃめっ気たっぷりだった。
[ 2011年3月29日 06:00 ]
「父と同じクラブで プレーの夢かなった」 鹿島にアルシンド2世
2011年3月29日

チームに合流したイゴール選手=鹿嶋市内で
かつてサッカーJリーグ・鹿島アントラーズでプレーし、特徴ある髪形から「カッパ」の愛称で親しまれたアルシンド・サルトーリさん(43)の長男で今月上旬に新たに加入したFWイゴール選手(18)が二十八日、練習に合流した。イゴール選手は「父とは別の形でクラブの歴史に名を刻んでいきたい」と抱負を述べた。
アルシンドさんは71試合に出場し50得点したストライカー。イゴール選手は「父と同じクラブでプレーする夢がかなった」と感慨深げだ。「自分の特徴はシュートや前線での流動的な動き。スピードとテクニックも見てほしい」と訴えた。東日本大震災に「言葉が見つからない」と心を痛め「できる支援をしていきたい」という。
練習では黙々とランニングなどをこなしたが、合間に設けられた取材時間には父と同様、陽気な性格をのぞかせた。アルシンドさんとの違いを問われた際には「髪の毛」と答え、笑いを誘った。
愛嬌(あいきょう)たっぷりの新顔が被災地・茨城を元気づけてくれそうだ。 (井上靖史)
アルシンドの長男、J1鹿島に合流 持ち味はスピード
2011年3月29日17時4分

28日の練習後、取材を受けるイゴール。「髪の毛があるのはお父さんとの違いの一つ。遺伝で薄くなってしまったら仕方ない」。ユーモアは父親譲りだ
J1鹿島にフレッシュさと懐かしさを醸すブラジル人が加わった。かつて鹿島で活躍したアルシンド氏(43)の長男イゴール(18)。Jリーグ随一の人気者だった父の手ほどきと助言を受け、プロとしての道を日本で歩み出す。
アルシンド氏は1993、94年のチーム得点王で、93年第1ステージ優勝に貢献。明るい性格とカッパをほうふつとさせる髪形も相まって人気を博した。
93年生まれのイゴールは当時を「正直覚えていない」。ただし「トモダチナラ、アタリマエ」という日本語を暗記している。男性かつらのCMで父が口にしたせりふだ。
父との記憶がはっきりするのはブラジルでのこと。よくボールで遊んだ。父の農場にはコートがある。「お父さんは今もけっこう動けるよ」
リオデジャネイロにあるジーコ元日本代表監督のサッカースクールで2005年からアマチュアとしてプレーした。「いつかは行きたいと思っていて声をかけてもらった」。鹿島入りは自然な流れだったのかも知れない。
同じFWとして父から献身的なプレーを学んだ。「比べられると思うけど、違ったサッカーをして鹿島の歴史のページに名を残したい」。持ち味はスピードという。
父子のプレーが似ているのかは見てのお楽しみだが、鹿島には先輩ブラジル人が外国人枠いっぱいの3人いる。「チャンスは必ず来るから努力しろ」。そんな助言も父から受けてきた。
加入発表の翌日に東日本大震災が起こった。余震や放射能漏れが続くが、「心配しなかった。クラブが説明してくれたから」。被災した茨城県鹿嶋市で28日に再開した全体練習に合流した。自分とクラブの未来を信じる新天地での船出だ。(村上研志)
イゴールの初練習が報じられておる。
契約発表の翌日に震災が起こり、イゴールの去就も不安視されておったが、地震は大丈夫と気丈なところを見せておる。
このメンタルは期待出来るのでは無かろうか。
そして、父・アルシンドからは献身的なプレイを学んでおり、日本サッカーへの順応も早いと思われる。
献身的かつ、前線での流動的な動きを持ち、スピードとテクニックで相手を翻弄する姿を早く実践で観てみたいと思う。
とはいえ、イゴールには耐える日々が続くことであろう。
我等も耐え、イゴールが真価を発揮する日を待とうではないか。
楽しみにしておる。