ガンバ戦プレビュー
【J1:第10節 鹿島 vs G大阪】プレビュー:守備に不安を抱えるチーム同士の対戦。効果的に追加点をあげて主導権を握るのは鹿島か、G大阪か!?(11.07.26)
AFCチャンピオンズリーグの影響で、消化試合数が2試合少なかった鹿島。そのうちの1試合がガンバ大阪を迎えるこの試合だ。現在14位に沈んでおり、この苦境から脱するためにも、ライバルであるG大阪から勝利をあげ、再び上位を目指す勢いをつけたいところだろう。
データ的には、両チームの直接対決では直近の6試合を3勝3分と、鹿島が圧倒的な数字を残している。とはいえ、このところ一瞬の隙を突かれてゴールを割られる場面が非常に多いのが気になるところ。さらに、G大阪のリーグ成績を見ると、これまで無得点試合はなく、1得点に終わった試合もわずかに4試合のみ。今季も総得点38でリーグ1位の得点力を誇る相手の攻撃を、どう抑えるのかがポイントとなりそうだ。
ただし、得点と同時に失点も多いのが今季のG大阪の特徴。前節の戦い( http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110100010620110723.html )を振り返ってみても、2度のリードを奪いながら最終的には追い付かれ、勝点1しか得ることができなかった。失点の多さを危惧し、明神智和を1ボランチに据えてDFラインの前で蓋をする役目を与えたが、結果を残すことはできなかった。鹿島と同じような悩みを抱えているとも言えるだろう。
前節の柏戦に敗れた( http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110100010220110723.html )とはいえ内容は、鹿島の試合内容はそこまで悪いものではなかった。やられてはいけない形で失点したため後味の悪い試合となったが、最悪の時期は脱しただろう。何度となく迎えた決定機を決めきることができていれば結果は違ったはずであり、逆に少ないチャンスを相手に確実に沈められたことで、敗戦を喫してしまった。
「追加点が取れないことには後ろの我慢も続かなくなる。でも、そこまで悲観する必要もない」
中田浩二はそう言って、今やっていることを継続する重要性を説いていた。確かに、仙台戦( http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110100010220110717.html )では良い時間帯のなかで追加点を奪ったことが、試合展開を楽にしてくれた。また、仙台戦では相手が前がかりになったことで、今は守る時間帯という意識をはっきり持つことができた。しかし、柏戦では決勝ゴールを奪いにいく意識を強く持った余り、センターバックの前にスペースが出来てしまう悪癖を露呈。最も危険なレアンドロ・ドミンゲスをフリーにしてしまったことが失点に繋がっている。
2点のリードを奪っていた仙台戦と、終盤まで同点の状況だった柏戦を、一概に比べることは難しい。ただ、これまでであれば、終盤の時間帯にピンチを迎えてもなんとか耐え、最後には勝利を手にできてきたのだ。しかし、今季は誰かが守備を怠れば失点に直結してしまっている。ダブルボランチの一角を務める増田誓志も「一瞬空いていると、スルッと入られることが昔より多い」と認める。今の鹿島はボランチに小笠原満男と増田誓志という攻撃的な2人を起用されているだけに、攻撃と守備の分担は分かれておらず、どちらの選手も同じように攻守の役割を果たさなければ、チームの機能性は失われてしまう。であればこそ、試合終盤を迎える前に2点目、3点目を奪うことが、より積極的な改善策であり、それができなかったときは速やかに選手を入れ替え、運動量を保つことが先決だろう。
柏戦で右足ふくらはぎに肉離れを起こした興梠慎三に代わり、今節は大迫勇也が3試合ぶりに先発するはずだ。また、右サイドバックには西大伍が入るだろう。興梠と同じく柏戦で足を痛めた野沢拓也と中田浩二は問題なく先発できる予定だ。鹿島としては間違いなく正念場だ。
「次は本当に大事になる」
中田はこれまでになく語気を強めた。
以上
この闘いは本当に大事と語る中田コである。
ここまで消化試合数の少なさを理由に勝ち点の少なさを気にせずに来ておった。
しかし、この試合でひとつ試合を消化することとなる。
上位におるガンバを叩くことによって、鹿島の調子も戻ってこよう。
気持ちを高め、挑みたい。
チャレンジャーであることを忘れることなく戦うのだ。
我等も気合を入れて声援を送りたい。
期待しておる。
AFCチャンピオンズリーグの影響で、消化試合数が2試合少なかった鹿島。そのうちの1試合がガンバ大阪を迎えるこの試合だ。現在14位に沈んでおり、この苦境から脱するためにも、ライバルであるG大阪から勝利をあげ、再び上位を目指す勢いをつけたいところだろう。
データ的には、両チームの直接対決では直近の6試合を3勝3分と、鹿島が圧倒的な数字を残している。とはいえ、このところ一瞬の隙を突かれてゴールを割られる場面が非常に多いのが気になるところ。さらに、G大阪のリーグ成績を見ると、これまで無得点試合はなく、1得点に終わった試合もわずかに4試合のみ。今季も総得点38でリーグ1位の得点力を誇る相手の攻撃を、どう抑えるのかがポイントとなりそうだ。
ただし、得点と同時に失点も多いのが今季のG大阪の特徴。前節の戦い( http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110100010620110723.html )を振り返ってみても、2度のリードを奪いながら最終的には追い付かれ、勝点1しか得ることができなかった。失点の多さを危惧し、明神智和を1ボランチに据えてDFラインの前で蓋をする役目を与えたが、結果を残すことはできなかった。鹿島と同じような悩みを抱えているとも言えるだろう。
前節の柏戦に敗れた( http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110100010220110723.html )とはいえ内容は、鹿島の試合内容はそこまで悪いものではなかった。やられてはいけない形で失点したため後味の悪い試合となったが、最悪の時期は脱しただろう。何度となく迎えた決定機を決めきることができていれば結果は違ったはずであり、逆に少ないチャンスを相手に確実に沈められたことで、敗戦を喫してしまった。
「追加点が取れないことには後ろの我慢も続かなくなる。でも、そこまで悲観する必要もない」
中田浩二はそう言って、今やっていることを継続する重要性を説いていた。確かに、仙台戦( http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110100010220110717.html )では良い時間帯のなかで追加点を奪ったことが、試合展開を楽にしてくれた。また、仙台戦では相手が前がかりになったことで、今は守る時間帯という意識をはっきり持つことができた。しかし、柏戦では決勝ゴールを奪いにいく意識を強く持った余り、センターバックの前にスペースが出来てしまう悪癖を露呈。最も危険なレアンドロ・ドミンゲスをフリーにしてしまったことが失点に繋がっている。
2点のリードを奪っていた仙台戦と、終盤まで同点の状況だった柏戦を、一概に比べることは難しい。ただ、これまでであれば、終盤の時間帯にピンチを迎えてもなんとか耐え、最後には勝利を手にできてきたのだ。しかし、今季は誰かが守備を怠れば失点に直結してしまっている。ダブルボランチの一角を務める増田誓志も「一瞬空いていると、スルッと入られることが昔より多い」と認める。今の鹿島はボランチに小笠原満男と増田誓志という攻撃的な2人を起用されているだけに、攻撃と守備の分担は分かれておらず、どちらの選手も同じように攻守の役割を果たさなければ、チームの機能性は失われてしまう。であればこそ、試合終盤を迎える前に2点目、3点目を奪うことが、より積極的な改善策であり、それができなかったときは速やかに選手を入れ替え、運動量を保つことが先決だろう。
柏戦で右足ふくらはぎに肉離れを起こした興梠慎三に代わり、今節は大迫勇也が3試合ぶりに先発するはずだ。また、右サイドバックには西大伍が入るだろう。興梠と同じく柏戦で足を痛めた野沢拓也と中田浩二は問題なく先発できる予定だ。鹿島としては間違いなく正念場だ。
「次は本当に大事になる」
中田はこれまでになく語気を強めた。
以上
この闘いは本当に大事と語る中田コである。
ここまで消化試合数の少なさを理由に勝ち点の少なさを気にせずに来ておった。
しかし、この試合でひとつ試合を消化することとなる。
上位におるガンバを叩くことによって、鹿島の調子も戻ってこよう。
気持ちを高め、挑みたい。
チャレンジャーであることを忘れることなく戦うのだ。
我等も気合を入れて声援を送りたい。
期待しておる。