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セレッソ戦プレビュー

【J1:第19節 C大阪 vs 鹿島】プレビュー:乾貴士C大阪ラストダンス! 相手は鹿島、決戦の地は長居。舞台は整った!(11.07.30)
近年のC大阪躍進を支えてきた桜色の戦士が、また1人、夢に向かって旅立つ。乾貴士、23歳。トリッキーでスピードに乗ったドリブルや、卓越したテクニックを活かし、香川真司、家長昭博、清武弘嗣、倉田秋といった選手たちとの抜群のコンビで、「3シャドー」というC大阪の攻撃スタイルを確立させた功労者が、この第19節鹿島戦を最後に、「自分自身の夢でもあった」海外に、ドイツ・ブンデスリーガ2部のボーフムへと渡る。

「プロに入って、(横浜F・)マリノスで苦しんでいるところ、声をかけてくれたのがセレッソだった。自分を助けてくれたし、移籍してきてみんな温かく支えてくれたりしましたし……。ここに来ていなかったら、こうなっているかも、自分自身分からなかったですし。監督、選手、スタッフにも、本当に、感謝したいです。しっかり、ここでいい成長ができたと思いますし、またこれをつなげて、違う形になりますが、セレッソにしっかり恩返ししたいと思います」

29日に行われた移籍会見で、C大阪での思い出を聞かれた際、乾は時折言葉を詰まらせながら、感謝の思いを自分の言葉でしっかりと述べていた。その彼の、C大阪での集大成となる今回。「しっかり勝ち切って快く送り出したい」と、乾と親交の深かった藤本康太も言うように、仲間も、エースの花道を白星で飾りたいという思いは一層強く持っている。

ただし、「あいつ(乾)が点を獲って勝てれば一番いいが、鹿島はそんなに簡単に勝てる相手ではない」と酒本憲幸が言えば、「今季なかなか勝てていない鹿島といえども、鹿島はやっぱり鹿島。かみあえば強くなるのは明らか。本来の強さをここで出してくるかもしれない。だから、しっかりと100%の準備をして臨みたい」と元鹿島の中後雅喜も述べるように、相手の鹿島について、C大阪の誰もが警戒を怠っていない。現実として、C大阪が暫定11位(勝点21)、鹿島が暫定14位(同19)と、どちらも今季は苦戦中。後半戦、巻き返しのためにも、どちらにとっても今節は大事な試合であり、相当激しい攻防が予想される。

それでも、3戦連続得点中のキム ボギョンは「(前節の)清水戦でも、乾のいいパスもあって点も獲れた。今度も彼とのコンビを見せたいし、僕も彼の攻撃ポイントを出せるよう心がけたい」と力強く意気込みを語り、「トレーニングでみんないい準備ができている。僕も安定したプレーを出して、(乾)貴士にいいボールを出したい」と、キム ジンヒョンも戦友の晴れ舞台となる一戦にさらなる意欲を燃やしている。

また、C大阪では、乾だけでなく、2005年からチームに在籍していた丹野研太が29日から大分へ期限付き移籍。なかなか出場機会に恵まれなかったものの、選手会長も務めるなど、イレブンをまとめてきた27番が、浪速の地を離れることになった。「優勝争いも、(J2)降格も、(J1)昇格も、ACLも、いろんな経験をしたし、たくさんの選手と一緒にやれて、すごく成長させてもらった。(東日本大)震災のときも、一番にサポーターが動いてくれて、(励ましの)いろんな声をかけてくれて、感謝の気持ちでいっぱい」という宮城県出身の守護神。「ただし、自分が試合に出ればもっとできることもあったり、もっとやれることもあったと思う。そう考えると、はがゆさもあった。サッカー選手としてもっと成長したいし、またそういう選手になっていきたい」と、成長を誓って、新天地に旅立った。乾のみならず、丹野にエールを送るためにも、C大阪としては何よりもここで勝利したいところだ。

一方の鹿島は、ACLのため延期されていた第10節を27日にホームで戦ったばかり。そこではG大阪に1−4と敗れ、2連敗と、浮上のきっかけをつかめずにいる。「これは誰を批判したり、非難したりすることなく、全員で乗り越えるべき試練。選手たちと共に乗り越えたい」とオズワルド・オリヴェイラ監督。このC大阪戦では、中3日というタイトなスケジュールだが、鹿島の底力を見せるべく、背水の陣で敵地に乗り込んでくるはずだ。

「意地と意地のぶつかり合いになる。技術より、気持ちを全面に出して頑張りたい。貴士にとっては日本最後の試合。気持ちよく送り出したいし、それが僕らの唯一できること。サポーターとともに、相手を圧倒するような、いい雰囲気を、長居で作り出したい」と、主将の茂庭照幸。C大阪はこの一戦に並々ならぬ思いで臨む。「最後はいいところを全部出して、しっかり勝ちたい」と乾。「少しでも多くのファンの方々に見てもらえればうれしい」という、滋賀県立野洲高校出身、「セクシーフットボール」の申し子の、C大阪最後の勇姿を、今一度この目に焼き付けておきたい。


以上
2011.07.30 Reported by 前田敏勝


昨季のアウェイ・セレッソ戦も選手の欧州移籍で湧いておったが、今季も同様となっておる。
しかしながら、我等としては同じように敗れるわけにはゆかぬ。
強い気持ちでセレッソにぶつかり、勝ち点をもぎ取りたい。
鹿島の底力を見せて欲しい。
期待しておる。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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