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シャルケ・篤人、のんびりやりますよ

【ドイツ】リーグ戦スタメン落ちが続く内田篤人の変化と復活のきざし
了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo



出場機会がなかったマインツ戦だが、その表情は明るかった

 内田篤人が少しずつ復活に向けて動き出している。
 今季に入ってからの公式戦出場は、UEFAヨーロッパリーグプレイオフのヘルシンキ戦に左サイドバックで先発したにとどまっている。それも決して出来が良かったとは言えず、ビルト誌では最低評価に相当する6点をつけられるなど、まるで戦犯扱い。格下のヘルシンキに敗れたうっぷんを晴らされているかのようでもあった。
 その週のリーグ戦、つまり第3節マインツ戦では再び先発から外れている。これで開幕から3戦連続のスタメン落ちとなった。
 それでも少しずつ上昇モードにあると感じさせるのはなぜなのだろうか。まずは見た目の違いだ。ドルトムントとスーパーカップを戦った7月下旬は、華奢(きゃしゃ)な内田にしてはいくぶんぽっちゃりとしているように見えた。本人も「このオフで2キロ増えました」と打ち明けている。体型にはさほど影響は現れないようではあるが、顔つきは一目瞭然だった。それがだいぶ引き締まり、頬(ほお)はこけ、鋭い目つきが戻ってきたように思う。
 ただ単に身体をしぼっているのではなく、自分のサッカー人生で初めて、チーム練習以外に筋トレを行なっているのだそうだ。「体をでっかくしたいなと思って、ユリアン(・ドラクスラー)と、『たいしたことないなあ』とか言ったりしながらやっている。それにしても外国人って、すぐ筋肉がつくんですね。あそこまでムキムキになりたいわけじゃないけど。まあ、楽しみながらできればね」と、笑いを交えながら、筋肉強化に取り組んでいることを語る。

 また、そんな話をする内田の表情も、これまでと変わったように見える。一時は、下を向きながら「まあまあのんびりやりますよ」と、現状を気にしていない風を装いながら、なんだかうしろめたそうな様子がありありと見えた。だが先発から外れ、悔しい思いをしている分、それを自分自身のパワーアップにつなげたいという意識が生まれてきたようだ。内田は「この時間をムダにしたくないなと思って」と言う。昨季までの、「欲がない」「向上心がない」などと自分を評していたころからすると、大きな変化だ。
 マインツ戦でシャルケは、前半に2点をリードされるも、後半に4点を返す大逆転劇を演じた。後半開始と同時にドラクスラーとファルファンを投入し、一気に流れをひっくり返した。「自分がもしも交代出場を命じられたらどういうプレイをしようとイメージしていた?」と聞かれた内田は、「もう、ハーフタイムの時点で今日はないなと思った」と苦笑いした。
 この日の試合は午後3時半キックオフ。30度を超える暑さだったが、「ドイツ人は暑い、暑いと言ってるけれど、この程度で暑いの? 日本じゃプレイできないね、みんな」と、楽しそうに話していた。そんな雰囲気も、「まあのんびりやりますよ」と自嘲気味に話していた1ヵ月前とは違う。
 久々に与えられたヘルシンキ戦のチャンスはものにできなかった。それでもこのまま上昇モードを続けていけば、再びシャルケの先発として必要とされる日は、案外、遠くなさそうだ。


レギュラー落ちも筋力強化に励むシャルケの篤人である。
篤人本人はのんびり構えておるように語るが、内心は出場意欲に燃えておるであろう。
是非とも、出場機会を得、再びレギュラーを奪い取って欲しいところ。
スピードにパワーを付けた、新たなる身体で欧州を跋扈するのだ。
楽しみにしておる。

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