ジョルジーニョ監督、流れは自然と変わっていく
開幕3連敗&無得点の鹿島、次節で浮上のきっかけをつかめるか
敵地で広島に敗れたJ1鹿島は、まさかの開幕3連敗を喫した。1994年のセカンドステージで開幕4連敗という屈辱を味わったことはあるが、そのときは最初の3戦がPKでの敗戦だった。現在ならば引き分けに相当することから、クラブ史上初となる最悪のスタートと言えるだろう。
しかし、この試合でもやや不運な判定が結果に影響してしまったように、対戦相手の前になすすべなく敗れているわけではない。選手たちも「どうしようもないという感覚もない」(増田誓志)と語っており、結果を残せていないことに首をひねっている。
深刻なのは得点力不足で、3試合とも無得点で敗れており、20日に行われたナビスコカップでは2得点したものの、いまだにリーグ戦の総得点はゼロのままだ。大迫勇也は「3連敗したことは事実」と結果を受け止め、無得点であることについては「焦りますね」と顔をゆがませた。
ジョルジーニョ監督は大迫だけでなく、ジュニーニョや興梠慎三、岡本英也、佐々木竜太といったFW陣の名前を挙げ、「抱えている選手の能力を考えれば流れは自然と変わっていく」と語る。
とはいえ、結果が出ることを座して待つわけにはいかない。広島戦ではまずまずのプレーを見せながら、大崎淳矢にゴールを許してしまった山村和也は「課題も出た。まずはそこをしっかり修正して、次は結果が出るようにしたい」と意気込んだ。次の対戦相手は、同じくスタートダッシュに失敗して下位に沈む横浜F・マリノス。浮上のきっかけをつかみたい。
取材・文:田中滋
[ スポーツナビ 2012年3月26日 17:20 ]
三連敗、そして無得点という由々しき仕儀にコメントするメンバーである。
確かに、結果だけ見れば非常事態と言って良かろう。
大迫は真摯に受け止め焦りを隠せない様子。
しかしながら、「どうしようもないという感覚もない」と誓志が申すように、内容が悪いわけではない。
ジョルジーニョ監督が流れが変わるとコメントするように、ちょっとしたボタンの掛け違いと、ジャッジのさじ加減ではなかろうか。
先日の新井場の退場のようなわかりやすい誤審だけでなく、開幕戦での仙台プレイヤーによる真後ろからのファールにノーカードなど、首をかしげるレフェリングがいくつもあったことは紛れもない事実である。
これらの逆境を跳ね返し、得点を重ねて勝利を掴むのだ。
期待しておる。
敵地で広島に敗れたJ1鹿島は、まさかの開幕3連敗を喫した。1994年のセカンドステージで開幕4連敗という屈辱を味わったことはあるが、そのときは最初の3戦がPKでの敗戦だった。現在ならば引き分けに相当することから、クラブ史上初となる最悪のスタートと言えるだろう。
しかし、この試合でもやや不運な判定が結果に影響してしまったように、対戦相手の前になすすべなく敗れているわけではない。選手たちも「どうしようもないという感覚もない」(増田誓志)と語っており、結果を残せていないことに首をひねっている。
深刻なのは得点力不足で、3試合とも無得点で敗れており、20日に行われたナビスコカップでは2得点したものの、いまだにリーグ戦の総得点はゼロのままだ。大迫勇也は「3連敗したことは事実」と結果を受け止め、無得点であることについては「焦りますね」と顔をゆがませた。
ジョルジーニョ監督は大迫だけでなく、ジュニーニョや興梠慎三、岡本英也、佐々木竜太といったFW陣の名前を挙げ、「抱えている選手の能力を考えれば流れは自然と変わっていく」と語る。
とはいえ、結果が出ることを座して待つわけにはいかない。広島戦ではまずまずのプレーを見せながら、大崎淳矢にゴールを許してしまった山村和也は「課題も出た。まずはそこをしっかり修正して、次は結果が出るようにしたい」と意気込んだ。次の対戦相手は、同じくスタートダッシュに失敗して下位に沈む横浜F・マリノス。浮上のきっかけをつかみたい。
取材・文:田中滋
[ スポーツナビ 2012年3月26日 17:20 ]
三連敗、そして無得点という由々しき仕儀にコメントするメンバーである。
確かに、結果だけ見れば非常事態と言って良かろう。
大迫は真摯に受け止め焦りを隠せない様子。
しかしながら、「どうしようもないという感覚もない」と誓志が申すように、内容が悪いわけではない。
ジョルジーニョ監督が流れが変わるとコメントするように、ちょっとしたボタンの掛け違いと、ジャッジのさじ加減ではなかろうか。
先日の新井場の退場のようなわかりやすい誤審だけでなく、開幕戦での仙台プレイヤーによる真後ろからのファールにノーカードなど、首をかしげるレフェリングがいくつもあったことは紛れもない事実である。
これらの逆境を跳ね返し、得点を重ねて勝利を掴むのだ。
期待しておる。