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流通経済大学サッカー部・中野雄二総監督、山村を語る

比嘉と山村が五輪代表で使われる理由
2012年5月29日

流経大の中野雄二総監督は28日のトークイベントで、同校OBで五輪代表の比嘉祐介と山村和也について、その魅力や持ち味を明らかにした。

28日、秋元大輔著「なぜ流通経済大学サッカー部はプロ選手を輩出し続けるのか?」の出版記念として行われたトークイベントに出席した中野総監督は、トゥーロン国際を含めて批判の対象になることも多い両選手が代表に選ばれ続ける理由についてこう語った。

中野
比嘉は野性的な子なんです。
やべっちFCで質問を読んで答えるというコーナーがあったんですが、
あのときほど僕は緊張したことはありません。
というのは、比嘉は漢字が読めないんですよ。
質問を読めるのか心配で、実はテレ朝に電話しまして、
そしたら全部ひらがなで書いてありますと聞いてほっとしたんですけど。
皆さんには笑われるかもしれなけど、二桁の引き算ができないんです。
それくらい論理的なことはダメです。
ただ関塚さんの言葉を借りますと、
サイドバックでは一番評価が高い。
応対能力は酒井高徳よりも全然いい。
オフェンスのところは高徳の方がいいかもしれないけれど、
相手の良さを消す守備の力は比嘉は抜群なんだと。
それは大学4年のときからずっと言われてまして、
なんで大学生が選ばれているのかって賛否両論あったんですけど、
僕が見ていても比嘉はそういう才能はずば抜けている。

それから大津とか宇佐美とか、
前線でわりと自分本位のプレーをする選手は、
はじめて召集されたときに全部、比嘉と同じ部屋になっているんです。
比嘉のペースに巻き込むことでチームに馴染んでいく。
関塚さんはその辺の役割を比嘉に託しているんです。
比嘉と永井は非常に波長が合います。
大学選抜とかで預かっても、
普通は関西の人が食事のときなど場の雰囲気を作るんですけど、
永井と比嘉がいるときは、永井と比嘉が仕切っていました。
それくらい野性的な感覚がある選手です。

山村は論理的にもしっかりしていますし、
高校が国見ですから強制強制の中で育ってきて、
大学ではある程度自由に、
本人たちの意思に任せて食事もトレーニングもしてきましたから、
その両極端を経験したことで、
自分自身に責任感を植えつけてきたのかなと思います。

ただ非常に優しい子で、W杯に帯同したり、
大学4年間で20カ国以上に遠征に行っているんですけど、
自惚れて帰ってきたことが一度もありません。
例えば扇原どうなんだとか、同じポジションの選手のことを聞いても、
必ずその選手のいいところを言います。
俺の方がいいとか、なんであの選手を使うんだとか、
そういうことを言ったことがありません。
本当に人が良すぎます。

センターバックとしては多少ダーティでも、
相手を抑えるためにガツンと行かなきゃいけない場面というのも、
これから世界と戦う中ではあると思うんですが、
そういう雰囲気がないので、
見る人が見ればマーキングが甘いとか、
ポジションの取り方が遅いんじゃないかとか、
そういった指摘は妥当だと思います。

これから彼はJリーグの中で外国人FWのマークをしていく中で、
多少ギリギリのところのプレーを覚えて行かないと、
中澤だったり闘莉王のようなDFになれるかといったら
疑問に思う部分もあります。

日本選手全体の課題ですけど、
指導者の僕がファウルしていいよと言っているわけではなくて、
その日のレフェリーがどういう基準で裁いている人か。
野球で言えば、アウトコースの低めを取る人だなとか、
インコースをあまり取らない人だな、とか、
癖や特徴があるわけじゃないですか。
それを選手がどれだけ早く把握して、
今日のレフェリーはここまではOKだな、という駆け引きを
身に着けていくしかないですね。

フェアプレーというと、
激しい当たりを避けるような傾向がありますが、
汚いと激しいは違うんですね。
その辺が日本のサッカーの中で誤解をされているところなのかと思います。

山村は状況判断が良い選手なので、
ギリギリのところで体を投げるという習慣をあまり持っていないです。
山村は常にスタンディングなポジションでプレーすることが多いんですね。
それは大学リーグでは良いポジショニングだねってほめられるけれど、
もう一ランク二ランク上に行けば、
そういう中でもギリギリのところで体を投げるということができないと、
世界では通用しないんじゃないかなと思っています。


流通経済大学サッカー部の中野雄二総監督による山村評である。
倫理的で責任感がある、そして、優しい、と山村の良さを評価したところで、ダーティさに欠けるとのこと。
更に世界では通用しないとばっさり切っておる。
これは残念と言えよう。
とはいえ、この評はギリギリのプレイを覚えるか否かとといったところにかかっておるとの前提である。
山村はプロ1年生の若きプレイヤーである。
ここから鹿島で学び、大きく成長してくれるであろう。
幸いなことに、鹿島にはDFを専門とする大岩コーチがおる。
大岩コーチと共に、山村がワールドクラスのDFに育っていく様を見守りたい。
楽しみである。

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