広島戦コメント・報道
2012Jリーグ ディビジョン1 第19節

鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ
試合が終わって、今の率直な感想は勝点2を失ってしまったということ。広島の時間になった場面もあったが、選手たちがそういったプレーをしていたわけではなく、逆転できる姿勢を見せていた。今日は選手たちのそういった努力や姿勢を称えたい。後半の最後は主導権を握っていたし、2点目も取れた。勝つに値するような内容だった。今現在の気持ちは、勝点2を失って残念という気持ちが強い。


【本山雅志】
もうひとつ冷静になって、ボールを出せればよかった。最後のほうは攻めることができていた。ただ、結果として同点にすることができてよかったと思う。サコがよかったよね。
【遠藤康】
(前半は)相手もゆったり、こっちもゆったりしたペースだった。ああいうときにセットプレーで点をとれると楽になる。とりあえず、やられないことを第一に考えていた。ミスもあって点をとられてしまったけれど、(同点に追いつくことができて)底力を出せたのではないかと思う。
【曽ヶ端準】
先に点を取られても追いつけたことはプラスだと思う。このコンディションでみんなよく走れていたし、攻守の切り替えもよくできていた。こういう展開でチーム状態がよくないときは、相手に点を取られて負けることが多いけれど、今日はみんな最後までよく頑張っていたと思う。
2012年07月28日(土)

本日行われたJ1第19節 広島戦は2-2のドローに終わりました。
【J1:第19節 鹿島 vs 広島】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.07.28)
7月28日(土) 2012 J1リーグ戦 第19節
鹿島 2 - 2 広島 (18:34/カシマ/15,496人)
得点者:39' 佐藤寿人(広島)、45'+2 大迫勇也(鹿島)、48' 森脇良太(広島)、74' 大迫勇也(鹿島)
●ジョルジーニョ監督(鹿島):
Q:2度のリードを許しながら追い付いて、勝ちきるチャンスもありました。しかし、引き分けたのは残念だったと思いますが、この結果をどう受け止めてますか?
「試合後の率直な感想で言うと、勝点2を失ったかな、ということになります。ただ、逆に試合の全体を見ていくと、一部の時間帯では負けてもおかしくない部分もありました。ただ、選手たちがそこで負けに値するプレーをしたのかというと、逆に逆転できる姿勢を見せたのではないかと思います。今日は、選手たちの努力やがんばり、あきらめない姿勢を讃えていきたいと思います。また、このサンフレッチェさんというのは非常に難しい相手であって、独特のやり方を取っているわけです。また、森保監督も現役時代に互いに対戦した仲でもあるし、サンフレッチェさんの中盤を支配しゲームメイクしていた選手でした。いまは指導者となってこういったやり方を取っているわけで、この独特のやり方を浸透させて成果も出せているので、おめでとう、と言いたいと思います。ただ、今日に関しては、特に後半は主導権を握ってチャンスを多くつくり、同点にまで追い付いたわけですから、今日は試合を勝つに値する内容だったと思いますので、いま現在で考えれば、勝点2を失ってしまった残念な気持ちも存在します」
Q:勝ちきるためにもう一押し、交代の枠を1枚残しましたが、それは交代しなくてもいいと判断したのか、なにか流れのなかでアイデアを持っていたのですか?
「交代の必要性がないと感じました。特に僕が狙っていた形を考えていくと、ベンチに残っていた選手はセンターバックの中田選手でした。梅鉢選手はボランチですし、土居選手はサイドバックのサイドのところで緊急のことがあれば使おうと思っていました。あとは岡本選手が残りでいることになります。交代した本山選手とレナト選手ですが、レナト選手がトップ下というか、相手のボランチの背後やギャップと所で仕事をして欲しい。そして、本山選手とドゥトラ選手がサイドでつくっていく、あるいは推進力を生かしていくことを考えていました。ドゥトラ選手と話したところ、『まだ大丈夫だ。守備にも帰れるし、攻撃にも出て行ける』ということでした。最後の方は土居選手と代えようかと思ったのですが、本人ができる、やるということだたので、僕はそれを信じました。ドゥトラ選手は推進力がありますし、相手は枚数をかけて攻めてくるのでカウンターのときには多くのスペースがありますので、そこをうまく活用できればという思いでした。あとレナト選手が中央でゲームメイクしていく、タメをつくる、あるいはスルーパスを出していく、ということを求めていたので、そこも出来ていたし、また本山選手もすでに入っていたので、ハーフをハーフに代える、ハーフをフォワードに代える必要性も無かった思いますし、大迫選手は十分に仕事をしていたので、交代する必要性は僕が狙っていた攻撃のやり方では無かったのではないかと思います。当然ながら本山選手とドゥトラ選手となってくると、守備のリスク、弱さ、バランスが崩れる形になります。そこでまたFWを入れる必要性はまったくないのではないかと思います。特に大迫選手は2点を取りましたけど、そのあとも3点目、4点目を取れるチャンスをつくっていましたし、調子は良かったので代える必要性はまったく無かったのではないかと思います」
以上
【J1:第19節 鹿島 vs 広島】試合終了後の各選手コメント(12.07.28)
●本山雅志選手(鹿島):
「(かなりチャンスもあったが?)
あそこでもうちょっと冷静になっていたらよかった。相手と同数になっていたしね。でも同点にできたし、サコ(大迫)もよかった。
(結果は悔しい?)
もちろん」
●遠藤康選手(鹿島):
「(前半ジリジリした時間が続いたが?)
ああいうときはセットプレートかで決められるといいんだけど。とりあえずやられないことを考えていました。そのあといろいろミスもあったけど、点も入ったし、底力が出たんじゃないかと思う。
(後半は?)
前から取りに行くように変えていた。
(途中交代が続くが?)
またアピールして出られるようにしていきたいです」
●大迫勇也選手(鹿島):
「勝てた試合だったので悔しいです。1点目はラッキーなゴール。ボールが来たので合わせるだけでした。2点目はモトさん(本山)が合わせてくれると信じて飛び込みました。ゴール前の一瞬の動きは大事にしているところなので。FWは結果を残さないと信頼してもらえない。首位のチームに対して勝ちきれなかったので、このあと全部勝って優勝したいです。
(U-23日本代表の試合は?)
見てないです。結果はすごいこと。がんばって欲しいと思います。僕は僕でここでがんばるしかない。
今日はゴールしか狙ってなかった。ある程度まわされることは覚悟してました。相手が後半ガクッと落ちた。けど、勝ち切れなかった。ハットトリックとれましたね。決めれば俺を見てくれるようになるし、信頼も得られる。相手の5バックは時間とともに徐々にスペースが出来ていた。
(レナトは?)
モトさんと二人でいいパスを出してくれたと思います」
●曽ヶ端準選手(鹿島):
「(いい試合だったが勝ちきれなかった?)
危ない場面で全部決められてしまいましたからね。どの試合でも先にやらないに越したことはないですから。2回追いつけたのはプラスに考えたいです。
(広島のやり方にうまく対応しているように見えたが?)
アウェイのときも退場で10人になりましたけど、監督もうまく対応できたと言っていた。みんな、このコンディションでよく走ったと思います。守から攻への切り替えもよかったですし。
(崩されないなかで失点してしまったが?)
良くないときはそういう失点で負けてきた。残念なドローではありますけど、今日はみんな最後までやりきった。ただ、こぼれ球は気持ちがある方にこぼれるので、そういう意味では広島もしっかりプレーしてたのだと思います」
●青木剛選手(鹿島):
「広島は独特のやり方をしてくる。いつも攻めるときは特長的で、守るときは5バックに前が4枚で守ってくるというのは試合前からわかっていた。うちもしっかり広島に対するやり方をしようとしていました。
(それがうまくいったのでは?)
広島らしい流動的なやり方で崩されたことはなかったので、その部分はうまくいったと思いますけど、やはりホームで引き分けは残念だった。
(2回追い付いた点については?)
広島に先制されると5枚と4枚で守るやり方を崩すのは難しいので良かったけど、先制を許したことが結果的に引き分けになってしまったのかな、とも思います。後半の方がよりボールを取りに行く守備に変えた部分があった。最終的にはクロスなので、佐藤寿人選手とか動き出しがうまいですが、相手のそういう部分が出なかったのはよかったと思います」
[ J1:第19節 鹿島 vs 広島 ]

先制を許した鹿島は前半終了間際の45分+2、大迫勇也(写真)のゴールで同点に追い付く。大迫は74分にも得点をあげてこの試合2得点をあげた。
2ゴールの鹿島・大迫「僕はここで頑張るしかない」
J1第19節は28日に9試合が行われ、サンフレッチェ広島とホームで対戦した鹿島アントラーズは2−2で引き分けた。鹿島は広島に2度リードを許す展開となったが、大迫勇也の2ゴールで追いつき、引き分けに持ち込んだ。
以下は、試合後の大迫(鹿島)のコメント。
「勝てた試合だったので悔しいです。1点目はラッキーなゴール。ボールが来たので合わせるだけでした。2点目はモトさん(本山雅志)が合わせてくれると信じて飛び込みました。ゴール前の一瞬の動きは大事にしているところなので。FWは結果を残さないと信頼してもらえない。首位のチームに対して勝ちきれなかったので、このあと全部勝って優勝したいです。
(U−23日本代表の試合は?)見てないです。結果はすごいこと。がんばって欲しいと思います。僕は僕で、ここで頑張るしかない。
今日はゴールしか狙ってなかった。ある程度まわされることは覚悟してました。相手が後半ガクッと落ちた。けど、勝ち切れなかった。ハットトリックとれましたね。決めればおれを見てくれるようになるし、信頼も得られる。相手の5バックは時間とともに徐々にスペースができていた。
(レナトは)モトさんと二人でいいパスを出してくれたと思います」
取材協力:Jリーグメディアプロモーション
[ スポーツナビ 2012年7月28日 23:02 ]
【鹿島】監督「選手たち称えたい」/J1
<J1:鹿島2−2広島>◇第19節◇28日◇カシマ
鹿島が2度のビハインドを追いつき、首位広島と引き分けた。前半と後半でいずれもリードを許したが、FW大迫勇也(22)の2得点で、後半戦初戦をドローに持ち込んだ。終盤は広島を攻め込み勝ち越しこそ逃したが、ジョルジーニョ監督(47)は「今日は選手たちの努力と頑張り、そして諦めなかった姿勢をたたえたい」と話した。
[2012年7月28日22時30分]
【鹿島】五輪落選大迫が意地の2発/J1
<J1:鹿島2−2広島>◇第19節◇28日◇カシマ
鹿島のFW大迫勇也(22)が2点を奪い、首位広島と引き分けに持ち込んだ。前半ロスタイム、相手ミスからこぼれてきたボールを落ち着いて決めると、後半29分は本山のクロスを相手DFと競り合い、右足で押し込んだ。
ロンドン五輪の日本代表から落選した悔しさを晴らす意地の2ゴール。「僕はここでやるしかない。ゴールしか狙ってなかった」と語気を強めた。
[2012年7月28日22時36分]
鹿島・大迫、意地の2ゴール

後半29分、自身2点目のゴールで同点に追い付き喜ぶ鹿島・大迫=カシマ
J1第19節(28日、鹿島2−2広島、カシマ)鹿島の大迫が2点を奪い、首位広島と引き分けに持ち込んだ。前半ロスタイム、相手ミスからこぼれてきたボールを落ち着いて決めると、後半29分は本山のクロスを相手DFと競り合い、右足で押し込んだ。
ロンドン五輪の日本代表から落選した悔しさを晴らす意地の2ゴール。「僕はここでやるしかない。ゴールしか狙ってなかった」と語気を強めた。(共同)

後半、攻め込む鹿島・大迫(右)。後ろは広島・青山=カシマ
ハットトリックの可能性の高かった大迫である。
スタジアムは大迫の3点目を求めてボルテージが高まっておった。
残念ながら、それは叶わずチームも無念のドローとなった。
しかしながら、新戦力のレナトのパスや満男の90分にわたる運動量、そして大迫の攻撃力とチーム状態は上向きである。
チーム一丸となって真夏連戦を乗り切り、上位を目指して戦っていきたい。

鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ
試合が終わって、今の率直な感想は勝点2を失ってしまったということ。広島の時間になった場面もあったが、選手たちがそういったプレーをしていたわけではなく、逆転できる姿勢を見せていた。今日は選手たちのそういった努力や姿勢を称えたい。後半の最後は主導権を握っていたし、2点目も取れた。勝つに値するような内容だった。今現在の気持ちは、勝点2を失って残念という気持ちが強い。


【本山雅志】
もうひとつ冷静になって、ボールを出せればよかった。最後のほうは攻めることができていた。ただ、結果として同点にすることができてよかったと思う。サコがよかったよね。
【遠藤康】
(前半は)相手もゆったり、こっちもゆったりしたペースだった。ああいうときにセットプレーで点をとれると楽になる。とりあえず、やられないことを第一に考えていた。ミスもあって点をとられてしまったけれど、(同点に追いつくことができて)底力を出せたのではないかと思う。
【曽ヶ端準】
先に点を取られても追いつけたことはプラスだと思う。このコンディションでみんなよく走れていたし、攻守の切り替えもよくできていた。こういう展開でチーム状態がよくないときは、相手に点を取られて負けることが多いけれど、今日はみんな最後までよく頑張っていたと思う。
2012年07月28日(土)

本日行われたJ1第19節 広島戦は2-2のドローに終わりました。
【J1:第19節 鹿島 vs 広島】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.07.28)
7月28日(土) 2012 J1リーグ戦 第19節
鹿島 2 - 2 広島 (18:34/カシマ/15,496人)
得点者:39' 佐藤寿人(広島)、45'+2 大迫勇也(鹿島)、48' 森脇良太(広島)、74' 大迫勇也(鹿島)
●ジョルジーニョ監督(鹿島):
Q:2度のリードを許しながら追い付いて、勝ちきるチャンスもありました。しかし、引き分けたのは残念だったと思いますが、この結果をどう受け止めてますか?
「試合後の率直な感想で言うと、勝点2を失ったかな、ということになります。ただ、逆に試合の全体を見ていくと、一部の時間帯では負けてもおかしくない部分もありました。ただ、選手たちがそこで負けに値するプレーをしたのかというと、逆に逆転できる姿勢を見せたのではないかと思います。今日は、選手たちの努力やがんばり、あきらめない姿勢を讃えていきたいと思います。また、このサンフレッチェさんというのは非常に難しい相手であって、独特のやり方を取っているわけです。また、森保監督も現役時代に互いに対戦した仲でもあるし、サンフレッチェさんの中盤を支配しゲームメイクしていた選手でした。いまは指導者となってこういったやり方を取っているわけで、この独特のやり方を浸透させて成果も出せているので、おめでとう、と言いたいと思います。ただ、今日に関しては、特に後半は主導権を握ってチャンスを多くつくり、同点にまで追い付いたわけですから、今日は試合を勝つに値する内容だったと思いますので、いま現在で考えれば、勝点2を失ってしまった残念な気持ちも存在します」
Q:勝ちきるためにもう一押し、交代の枠を1枚残しましたが、それは交代しなくてもいいと判断したのか、なにか流れのなかでアイデアを持っていたのですか?
「交代の必要性がないと感じました。特に僕が狙っていた形を考えていくと、ベンチに残っていた選手はセンターバックの中田選手でした。梅鉢選手はボランチですし、土居選手はサイドバックのサイドのところで緊急のことがあれば使おうと思っていました。あとは岡本選手が残りでいることになります。交代した本山選手とレナト選手ですが、レナト選手がトップ下というか、相手のボランチの背後やギャップと所で仕事をして欲しい。そして、本山選手とドゥトラ選手がサイドでつくっていく、あるいは推進力を生かしていくことを考えていました。ドゥトラ選手と話したところ、『まだ大丈夫だ。守備にも帰れるし、攻撃にも出て行ける』ということでした。最後の方は土居選手と代えようかと思ったのですが、本人ができる、やるということだたので、僕はそれを信じました。ドゥトラ選手は推進力がありますし、相手は枚数をかけて攻めてくるのでカウンターのときには多くのスペースがありますので、そこをうまく活用できればという思いでした。あとレナト選手が中央でゲームメイクしていく、タメをつくる、あるいはスルーパスを出していく、ということを求めていたので、そこも出来ていたし、また本山選手もすでに入っていたので、ハーフをハーフに代える、ハーフをフォワードに代える必要性も無かった思いますし、大迫選手は十分に仕事をしていたので、交代する必要性は僕が狙っていた攻撃のやり方では無かったのではないかと思います。当然ながら本山選手とドゥトラ選手となってくると、守備のリスク、弱さ、バランスが崩れる形になります。そこでまたFWを入れる必要性はまったくないのではないかと思います。特に大迫選手は2点を取りましたけど、そのあとも3点目、4点目を取れるチャンスをつくっていましたし、調子は良かったので代える必要性はまったく無かったのではないかと思います」
以上
【J1:第19節 鹿島 vs 広島】試合終了後の各選手コメント(12.07.28)
●本山雅志選手(鹿島):
「(かなりチャンスもあったが?)
あそこでもうちょっと冷静になっていたらよかった。相手と同数になっていたしね。でも同点にできたし、サコ(大迫)もよかった。
(結果は悔しい?)
もちろん」
●遠藤康選手(鹿島):
「(前半ジリジリした時間が続いたが?)
ああいうときはセットプレートかで決められるといいんだけど。とりあえずやられないことを考えていました。そのあといろいろミスもあったけど、点も入ったし、底力が出たんじゃないかと思う。
(後半は?)
前から取りに行くように変えていた。
(途中交代が続くが?)
またアピールして出られるようにしていきたいです」
●大迫勇也選手(鹿島):
「勝てた試合だったので悔しいです。1点目はラッキーなゴール。ボールが来たので合わせるだけでした。2点目はモトさん(本山)が合わせてくれると信じて飛び込みました。ゴール前の一瞬の動きは大事にしているところなので。FWは結果を残さないと信頼してもらえない。首位のチームに対して勝ちきれなかったので、このあと全部勝って優勝したいです。
(U-23日本代表の試合は?)
見てないです。結果はすごいこと。がんばって欲しいと思います。僕は僕でここでがんばるしかない。
今日はゴールしか狙ってなかった。ある程度まわされることは覚悟してました。相手が後半ガクッと落ちた。けど、勝ち切れなかった。ハットトリックとれましたね。決めれば俺を見てくれるようになるし、信頼も得られる。相手の5バックは時間とともに徐々にスペースが出来ていた。
(レナトは?)
モトさんと二人でいいパスを出してくれたと思います」
●曽ヶ端準選手(鹿島):
「(いい試合だったが勝ちきれなかった?)
危ない場面で全部決められてしまいましたからね。どの試合でも先にやらないに越したことはないですから。2回追いつけたのはプラスに考えたいです。
(広島のやり方にうまく対応しているように見えたが?)
アウェイのときも退場で10人になりましたけど、監督もうまく対応できたと言っていた。みんな、このコンディションでよく走ったと思います。守から攻への切り替えもよかったですし。
(崩されないなかで失点してしまったが?)
良くないときはそういう失点で負けてきた。残念なドローではありますけど、今日はみんな最後までやりきった。ただ、こぼれ球は気持ちがある方にこぼれるので、そういう意味では広島もしっかりプレーしてたのだと思います」
●青木剛選手(鹿島):
「広島は独特のやり方をしてくる。いつも攻めるときは特長的で、守るときは5バックに前が4枚で守ってくるというのは試合前からわかっていた。うちもしっかり広島に対するやり方をしようとしていました。
(それがうまくいったのでは?)
広島らしい流動的なやり方で崩されたことはなかったので、その部分はうまくいったと思いますけど、やはりホームで引き分けは残念だった。
(2回追い付いた点については?)
広島に先制されると5枚と4枚で守るやり方を崩すのは難しいので良かったけど、先制を許したことが結果的に引き分けになってしまったのかな、とも思います。後半の方がよりボールを取りに行く守備に変えた部分があった。最終的にはクロスなので、佐藤寿人選手とか動き出しがうまいですが、相手のそういう部分が出なかったのはよかったと思います」
[ J1:第19節 鹿島 vs 広島 ]

先制を許した鹿島は前半終了間際の45分+2、大迫勇也(写真)のゴールで同点に追い付く。大迫は74分にも得点をあげてこの試合2得点をあげた。
2ゴールの鹿島・大迫「僕はここで頑張るしかない」
J1第19節は28日に9試合が行われ、サンフレッチェ広島とホームで対戦した鹿島アントラーズは2−2で引き分けた。鹿島は広島に2度リードを許す展開となったが、大迫勇也の2ゴールで追いつき、引き分けに持ち込んだ。
以下は、試合後の大迫(鹿島)のコメント。
「勝てた試合だったので悔しいです。1点目はラッキーなゴール。ボールが来たので合わせるだけでした。2点目はモトさん(本山雅志)が合わせてくれると信じて飛び込みました。ゴール前の一瞬の動きは大事にしているところなので。FWは結果を残さないと信頼してもらえない。首位のチームに対して勝ちきれなかったので、このあと全部勝って優勝したいです。
(U−23日本代表の試合は?)見てないです。結果はすごいこと。がんばって欲しいと思います。僕は僕で、ここで頑張るしかない。
今日はゴールしか狙ってなかった。ある程度まわされることは覚悟してました。相手が後半ガクッと落ちた。けど、勝ち切れなかった。ハットトリックとれましたね。決めればおれを見てくれるようになるし、信頼も得られる。相手の5バックは時間とともに徐々にスペースができていた。
(レナトは)モトさんと二人でいいパスを出してくれたと思います」
取材協力:Jリーグメディアプロモーション
[ スポーツナビ 2012年7月28日 23:02 ]
【鹿島】監督「選手たち称えたい」/J1
<J1:鹿島2−2広島>◇第19節◇28日◇カシマ
鹿島が2度のビハインドを追いつき、首位広島と引き分けた。前半と後半でいずれもリードを許したが、FW大迫勇也(22)の2得点で、後半戦初戦をドローに持ち込んだ。終盤は広島を攻め込み勝ち越しこそ逃したが、ジョルジーニョ監督(47)は「今日は選手たちの努力と頑張り、そして諦めなかった姿勢をたたえたい」と話した。
[2012年7月28日22時30分]
【鹿島】五輪落選大迫が意地の2発/J1
<J1:鹿島2−2広島>◇第19節◇28日◇カシマ
鹿島のFW大迫勇也(22)が2点を奪い、首位広島と引き分けに持ち込んだ。前半ロスタイム、相手ミスからこぼれてきたボールを落ち着いて決めると、後半29分は本山のクロスを相手DFと競り合い、右足で押し込んだ。
ロンドン五輪の日本代表から落選した悔しさを晴らす意地の2ゴール。「僕はここでやるしかない。ゴールしか狙ってなかった」と語気を強めた。
[2012年7月28日22時36分]
鹿島・大迫、意地の2ゴール

後半29分、自身2点目のゴールで同点に追い付き喜ぶ鹿島・大迫=カシマ
J1第19節(28日、鹿島2−2広島、カシマ)鹿島の大迫が2点を奪い、首位広島と引き分けに持ち込んだ。前半ロスタイム、相手ミスからこぼれてきたボールを落ち着いて決めると、後半29分は本山のクロスを相手DFと競り合い、右足で押し込んだ。
ロンドン五輪の日本代表から落選した悔しさを晴らす意地の2ゴール。「僕はここでやるしかない。ゴールしか狙ってなかった」と語気を強めた。(共同)

後半、攻め込む鹿島・大迫(右)。後ろは広島・青山=カシマ
ハットトリックの可能性の高かった大迫である。
スタジアムは大迫の3点目を求めてボルテージが高まっておった。
残念ながら、それは叶わずチームも無念のドローとなった。
しかしながら、新戦力のレナトのパスや満男の90分にわたる運動量、そして大迫の攻撃力とチーム状態は上向きである。
チーム一丸となって真夏連戦を乗り切り、上位を目指して戦っていきたい。