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徳島・アレックス、VOICE

VOICE
7月22日、第25節ホームの北九州戦が、移籍加入後、初めての試合となった。結果は1-1の引き分けに終わり、残念ながらヴォルティスでの初勝利はお預けとなった。
「チームとしては勝ち点3を取るために全力を尽くしたと思いますが、自分自身は大事な場面でゴールを決めることができず悔しかったです。でも、サポーターの応援はすばらしくて、スタジアムの雰囲気もとてもよかったですね。徳島の街の人たちはみんな温かくて、地域に愛されていると肌で感じることができましたし、クラブもホームタウンに支えられる存在を目指していることが分かりました」

2002年にブラジルから初来日し、川崎フロンターレに入団した。
「ブラジルでU-23の試合に出ているのをエージェントが見てくれていて、僕のプレースタイルなら日本でもきっと活躍できるはずだと。それで川崎フロンターレに声をかけてもらいました。ブラジルのエージェントもきっと自分のためになるはずだと言ってくれたし、クルゼイロEC(ブラジルのサッカーチーム)で一緒にプレーしていたマルコス・パウロ選手も絶対に行った方がいいと背中を押してくれました。ブラジルと日本はサッカーのスタイルが違います。ブラジルでは子どもの頃から個人技を活かしたプレーが中心ですが、日本は戦術が中心。その両方のよさを合わせることで、チームに貢献することが自分の役割だと思ってやってきました」

その後、アビスパ福岡、柏レイソル、ジェフユナイテッド千葉、鹿島アントラーズでプレーしてきた。ヴォルティスの何人かのチームメイトとは同じチームでプレーしたことがあり、小林監督からも指導を受けたことがあるため、早い段階でチームに慣れることができたという。
「みんな僕を温かく迎えてくれてうれしかったです。監督は細かいところまで見てくれているし、選手一人ひとりの成長を促してくれる人。もちろん、これは移籍する前から分かっていたことです。これまで移籍する時は常に高い目標を持ち、上を目指しているチームを選んできたのですが、ヴォルティスは昨シーズン4位で、J1昇格を目指しているチームだということが大きかったです。高いモチベーションでシーズン終了まで、1日1日大切にしていきたいですね」


5歳頃から遊びでボールを蹴っていたというアレックス選手。現在、藤枝MYFC所属で活躍するアラン選手は双子の兄弟だ。
「子どもの頃はアランと家の前でずっと一緒にサッカーをやっていました。これはブラジルの街角ではよくある光景です。その後、小学校に入った頃から街のチームでプレーするようになり、12歳でクルゼイロECの育成チームに入りました。多くのブラジルの子どもがそうであるように、小さい頃からサッカー以外の遊びはやったことがないんです。だから僕の人生すべてがサッカーで、サッカー選手になること以外、考えたことがありませんでした」

そして17歳の時、クルゼイロECとプロ契約をして、プロサッカー選手としての道を歩み始めた。
「ずっとプロになることだけを考えてきたので、本当にうれしかったです。クルゼイロはスター選手がたくさんいるので、そんなチームの一員に加わることができたんだと。あの時の喜びは今でも忘れられません。子どもの頃から学校の勉強もちゃんとしていたほうだったので、もしサッカーの道が閉ざされることがあったら何か他の道も考えていたかもしれませんが、今もこうしてサッカーをやっていられることに感謝しています」

クルゼイロECには2001年まで所属。その後はずっと日本でプレーしており、今では日本でのプロサッカー選手生活の方が長くなった。
「僕はとても幸せで、いつも誰かが支えてくれたし、よいアドバイスや影響を与えてくれました。その1人がフロンターレとアビスパでプレーしていたベンチーニョ選手。彼とは毎日のように一緒にいましたが、いつも『アレックス、走ることやフィジカルの強さなど、自分の得意なことだけをピッチで表現していてはダメだ。もっとアシストして、ゴールもしていかなければ自分の特長は作れない』と言ってくれていました。彼のそんな言葉が、アビスパでのシーズン26点につながりました。また柏で1シーズン一緒にやったフランサ選手も影響を受けた1人。彼のプレーを見て深く考えるようになり、サッカー観が変わりました」

日本に来て10年以上になるが、初めは1日の生活のリズムやスタイルがきっちりしていることに戸惑ったそうだ。
「今ではそのスタイルが好きになり、自分自身の中に取り入れています。奥さんが日本人なので、その影響も大きいです。休日は奥さんと一緒に家でリラックスすることが多いですね。日本の生活にはすっかり慣れましたが、初めて食べた焼き鳥がタレで、それだけはダメでした。それ以来、ずっと塩にしています(笑)」


左足からの正確なパスやシュート、そして豊富なスタミナがアレックス選手の持ち味だ。
「チャンスがあれば自分でも積極的にゴールを狙っていきますし、チームメイトの特長を引き出せるようなプレーを練習から常に意識しています。いつも心がけているのは、100%のプレーをすること。いい状態ではないのにプロとしてプレーしていたら、それは人を騙しているようなもの。100%じゃないプレーを
して、応援してくれる人たちを悲しませるようなことはしたくありません。いつもいい状態を保ち、100%のパフォーマンスをしたい。100%の応援に100%のプレーで応えていくのが信念です。もちろん、サッカー選手だからケガをすることもありますが、そういう時はまずは自分自身が受け入れることが大事だし、そこから何を学ぶかだと思います。これは人生でも同じだと思う。それに僕は何があっても神様がついてくれていると信じてやってきました」

アレックス選手が考えるサッカーの魅力は“勝利の瞬間”にあると語る。
「ピッチにいるときは集中しているので見えませんが、ピッチの外に出ると、サポーターをはじめ、スタンドのみんなが喜んでいる顔が見えるんです。それぞれの人にいろいろな人生があるわけだけれど、その人の人生に自分が喜びを与えたり、その喜びを共有できることがサッカー、そしてスポーツの魅力だと思います。さらにJリーグの場合、チームが勝つことで、街のムードをもっと明るくすることができます。ホームタウンといっしょになって、いい雰囲気を作っていきたいです。そのためにもチームメイトと一緒にもっともっといいプレーをして、サッカーが好きな人たちをもっと増やして、スタジアムが人でいっぱいになるように盛り上げていくのが僕たちの仕事です。これから『スタジアムに行ってみたい!』と思ってもらえるようなプレーを心がけていきます!」


徳島の公式でコメントを出すレンタル中のアレックスである。
焼き鳥のタレは苦手とのこと。
かつてジーコが食わず嫌い王決定戦に出演した際もきつねうどんを嫌いな一品としており、ブラジル人にはあの手の味が駄目なのであろう。
アレックスの徳島での活躍を祈っておる。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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