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FC東京戦レビュー

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs F東京】レポート:期待の若鹿が躍動するも後半に質の高さを見せたF東京に大敗を喫する(13.03.24)
3月23日(土) 2013 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 2 - 4 F東京 (16:00/カシマ/11,839人)
得点者:28' 大迫勇也(鹿島)、45'+1 渡邉千真(F東京)、57' ルーカス(F東京)、77' 李忠成(F東京)、78' ダヴィ(鹿島)、81' 東慶悟(F東京)


先の公式戦から、じつに8人もの選手を入れ替えてこの試合に臨んだ鹿島だったが、経験の差は如何ともしがたかった。勢いに任せた若さだけではなく、落ち着いた試合運びでリードしたが、抑えなければいけない時間帯で失点。攻撃陣にタレントを揃えるF東京に4失点という大敗を喫した。

「前半だけを見れば、勝ってもおかしくない試合内容でした」
トニーニョ セレーゾ監督が振り返ったとおり、前半は見事な試合運びを見せる。先発出場選手の平均年齢が26.18歳というF東京もこれからの可能性を感じさせるチームだが、鹿島のそれはさらに若い23.36歳。試合開始直後こそ、少しバタバタする場面もあったが、徐々に統率の取れた守備で試合をコントロールした。10分に、左SBで初先発した前野貴徳があがったところに、昌子源から美しいサイドチェンジのパスが通る。シュートは惜しくもバーを越えていったが、その後もダヴィの突破から遠藤康がゴール前に詰め、遠藤のFKに西大伍が頭で合わせるなど、連続してチャンスが生まれる。そして、28分、高い位置でボールを奪った大迫勇也がリターンパスを受けたあと、ゴール右奥の角度のないところから思いきって右足を振り抜く。本人はニアサイドを狙ったらしいが弧を描いた鋭いシュートが逆サイドのネットに突き刺さり、鹿島がリードを奪うのだった。
F東京は、攻撃陣の動きがかみ合わず、狙いとする連動性が生まれない。しかしながら、その状況でも力を発揮できるのが好調たる由縁だろう。前半終了間際、CKのこぼれ球を拾った徳永悠平が鋭いミドルを放つと、ゴール前にいた渡邉千真がわずかにコースを変えてゴールに流し込む。
「あの1点がなければ違う結果になっていたかもしれない」
ポポヴィッチ監督が賞賛したようにF東京に力を与えただけでなく、鹿島の若い選手に大きなダメージを与える同点弾となった。

後半、河野広貴に変えて東慶悟を投入したF東京はさらに攻勢を強める。前線に4人が並ぶような陣形で鹿島の若い最終ラインに圧力をかけると、これで状況が一変、ボールを支配するようになり、鹿島は当てのないロングボールを蹴るだけになってしまった。そのセカンドボールも支配され自陣に釘付けになる時間が増えてきた57分、東からのパスをペナルティエリア内で受けたルーカスは、フェイントで背後に付いていた西のマークを外し、逆転弾を決める。
さらに、77分には李忠成が、昌子がサイドに引っ張られ最終ラインが混乱しているところを見逃さない。太田宏介のクロスを呼び込むと、F東京移籍後初得点を頭で流し込み、サポーターが待つゴール裏へ駆け寄った。

がっくり肩を落とす選手が多いなか、1分後にダヴィがパワーを活かして1点を返し鹿島も意地を見せる。しかし、高い位置でボールを奪われ最後は東に、李同様に移籍後初得点を決められ、再び若さを露呈してしまうのだった。

鹿島とすれば大迫を負傷で失い、前線に起点がなくなってしまったことが戦い方を難しくした。しかし、監督が大敗することも恐れず、出場機会に飢えた若い選手たちをこのタイミングで敢えて起用したことで、監督が選手の力量を把握できただけでなく、選手自身も自分の力を再認識できたはずだ。
「自分でしっかり鏡を見て自己評価することができれば自分の現状がわかるようになる」
セレーゾ監督は、そういって若手の奮起に期待を示した。

「このメンバーで勝てれば、みんなにとってもすごく自信になったんですけど…」
そうした若手の一人である土居聖真は、そう言って唇を噛んだ。状況を変えるには、これまで以上に練習に励み、努力を重ねるだけだ。


以上
2013.03.24 Reported by 田中滋


敗戦の理由を経験の差と言い切る田中氏のレポートである。
前半は互角以上の戦いをしたこと、そして後半巻き返され勝利を手繰り寄せられなかったことは、若き選手たちに大きな経験を与えたことであろう。
下を向く必要はない。
次も若さをぶつけて挑むのだ。
その精神が実績となり自信に結びついていく。
今は経験値を貯めるところ。
レベルアップして巨大なる敵を倒すところまで強くなるのだ。
若き戦士の成長を楽しみにしておる。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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