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甲府戦レビュー

【J1:第7節 鹿島 vs 甲府】レポート:シュート数は23対10。圧倒的に攻めた鹿島だが最後まで甲府のゴールを割ることができず、スコアレスドローに終わる(13.04.21)
4月20日(土) 2013 J1リーグ戦 第7節
鹿島 0 - 0 甲府 (19:04/カシマ/9,898人)

開始早々の絶好機をダヴィが外したところから、すべては始まっていたのかもしれない。やはり本山雅志と野沢拓也のコンビネーションは見事だった。2人のパス交換で右サイドを崩し、野沢からサイドを駆け上がった西大伍にスルーパスが通る。そのパスワークに翻弄された甲府の守備陣は、一番警戒していたはずのダヴィをフリーにしてしまい、西のクロスもダヴィの頭にピタリと合う。あとは古巣対決だったダヴィがゴールに押し込むだけの状況だったが、ポワンとしたシュートは大きくゴール右に外れてしまうのだった。

その後も、本山と野沢が揃った2列目の創造性は、甲府の守備網を何度となく切り裂く。しかし、この日は甲府GKの河田晃兵が絶好調。その活躍ぶりはトニーニョ セレーゾ監督が「今日のMVPは相手のゴールキーパー」と脱帽するほど。6分にはペナルティエリア内でダヴィがヒールパスで本山に繋ぎ、その落としを走り込んだ野沢がシュートする完璧な崩しをセービング。28分あたりには土屋征夫が「10秒で5回もシュートを打たれた」と苦笑する絶体絶命のピンチにも、フリーで走り込んできた柴崎岳のシュートをブロックし、前野貴徳、本山と連続して打たれてもすばやく体勢を立て直してゴールを死守。鹿島は前半だけで15本のシュートを浴びせたが、1点も奪うことができなかった。

その状況に、セレーゾ監督は「スリッピーなピッチを味方につけろ。積極的に低いミドルを狙え」と指示を出す。しかし、相手がブロックを築いているせいか、前半のように崩したかったのか、ミドルシュートは前半よりも少なくなってしまう。頼みの2トップも本調子ではなく、大迫勇也のシュートは力なく枠外に飛び、ダヴィは無理にポストプレーでキープしようとしてボールを奪われてしまう。セットプレーでも何度かチャンスを迎えたが、フリーでヘディングした青木剛のシュートはバーを越え、終了間際の岩政大樹の渾身のヘディングはバーに嫌われてしまった。結局23本のシュートを放つも、甲府の集中した守備を崩せず、スコアレスドローという決着を迎えるのだった。

とはいえ甲府の守備も見事だった。
「ダヴィに入るボールを限定してくれた」
センターバックで奮闘していた土屋が語るように、前線の平本一樹、ウーゴも献身的にボールを追いかけ、平本が自陣まで戻ってスライディングでボールを奪うことも1回、2回ではなかった。あわやという場面では河田が立ちふさがる。城福浩監督も「選手は、ほんとうにいま持ち得る力を出して、相手の特徴を消しながら、体を張ってくれたと思います」と賞賛した。

鹿島としては、山のようにチャンスをつくったが、攻撃のリズムが一定だったことは否めない。攻撃のスピードは乏しく、相手に下がりながらの守備を強要する場面はほとんどなかった。ショートカウンターを含めて、カウンターの形をつくるような守から攻、攻から守への切り替えが遅かったのも気になるところ。相手をパスで崩しきるのも魅惑的だが、それだけでは勝てないことを痛感させられた試合だった。

以上

2013.04.21 Reported by 田中滋


相手をパスで崩しきるのも魅惑的だが、それだけでは勝てないと締める田中氏のレポートである。
鹿島の作った多くの決定機を羅列しておる。
それだけチャンスは作れておった。
しかしながら、結果はノーゴール。
これが、サッカーの不思議と言わざるを得ない。
思い起こせば、前トニーニョ・セレーゾ政権時もアウトゥオリ時代もオリヴェイラの時代も、そして昨季のジョルジーニョもチャンスは十二分に作りながらも勝てぬ試合は多くあった。
今季もそのような試合を目の当たりにしたというだけである。
次は精度の高いフィニッシュを心がけ、高い決定力でゴールを演出して欲しい。
楽しみにしておる。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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