サッカーマガジン 名古屋戦寸評
2013.5.18 J1第12節 鹿島×名古屋 寸評・採点・布陣
2013-05-20
鹿島 3 ― 1 名古屋
■カシマ■17,161人■晴■22.9℃■主審:家本(6.0)
■得点(アシスト)
(鹿)40分:遠藤、66分:中村(柴崎)、90+4分:大迫
(名)24分:小川(田中隼)
MATCH REPORT
序盤から多くのチャンスをつくった鹿島だが、24分に左サイドを突破され、小川に先制を許す。しかし、40分に遠藤が同点弾を突き刺すと、後半は攻勢を強め、66分に中村が逆転ゴール。その後は粘り強く守りながら、終盤に本田のクロスを大迫が決めて、勝ち点3を得た。
Most Valuable Player
鹿島 小笠原 満男 「ジーコの前では負けられない」思いが、プレーに表れた。球際の強さ、鋭い縦パスで勝利に貢献
鹿島
GK 21 曽ヶ端 準 6.0 キックミスも目立ったが、クロスに対して鋭く飛び出しピンチ防ぐ
DF OUT 82分 22 西 大伍 6.0 藤本に突破を許す場面もあったが、11分に正確なクロスで決定機演出
DF IN 82分 4 山村 和也 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
DF 3 岩政 大樹 6.5 ケネディとの空中戦でファウルも取られたが、うまくスペース消す
DF 5 青木 剛 6.5 岩政の背後を的確にケアしつつ、ケネディや小川に厳しく体寄せた
DF 6 中田 浩二 6.0 前半は背後のスペース突かれたが、後半はクレバーな位置取りで守る
MF 40 小笠原 満男 7.0 鬼気迫るプレー。相手に厳しく体を寄せ続け、正確にパス散らした
MF 20 柴崎 岳 6.5 果敢にミドルを狙い、66分には鋭いボール奪取から決勝点アシスト
MF OUT 85分 25 遠藤 康 6.5 献身的に守備こなしつつ、巧みなカットインから先制ゴール決めた
MF IN 85分 16 本田 拓也 6.5 相手の縦パスを何度もカット。大迫のゴールにつながるクロスも
MF OUT 63分 10 本山 雅志 5.5 背後からの厳しいチェックに苦しみ、ボールを収められなかった
MF IN 63分 13 中村 充孝 7.0 うまく走り込み決勝ゴール。その後も技術を生かして好機演出した
MF 35 野沢 拓也 6.0 失点場面で背後を突かれたが、うまくボランチと大迫のパイプ役
FW 9 大迫 勇也 6.5 相手の前で、背後で巧みにボール収め、正確な技術でダメ押し弾
監督 トニーニョ・セレーゾ 7.0 交代策が的中。中3日のコンディション、ダヴィ不在を乗り切った
名古屋
GK 1 楢? 正剛 5.5 細かなキックミスあり、3失点も喫したが、11分のセーブはさすが
DF 32 田中 隼磨 6.0 大迫への対応には苦戦したが、意欲的に前へ出て先制点をアシスト
DF 4 田中 マルクス闘莉王 5.0 遠藤のドリブルへの対応が軽く、失点招く。大迫もつぶせなかった
DF 5 増川 隆洋 5.0 ビルドアップでの貢献度は高かったが、大迫、遠藤を捕まえきれず
DF 6 阿部 翔平 5.5 序盤はうまく遠藤を抑えていたが、徐々にマークの受け渡しが曖昧に
MF OUT 72分 28 田口 泰士 5.5 セカンドボールへの反応早かったが、中に絞る遠藤を捕まえられず
MF IN 72分 19 矢野 貴章 5.0 ボールを受けてからのプレー判断が遅く、クロスの精度も低かった
MF OUT 82分 20 ダニルソン 6.0 対人守備の強さは光っていたが、前に出て背後を突かれる場面も
MF IN 82分 9 ヤキモフスキー - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
MF 10 小川 佳純 6.0 先制点の飛び込みは見事だったが、その後はうまく攻撃に絡めず
MF OUT 85分 11 玉田 圭司 5.5 ドリブルにキレはあったが、ゴール前でマークを剥がせなかった
MF IN 85分 27 田鍋 陵太 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
MF 8 藤本 淳吾 5.5 序盤は巧みなドリブルで好機つくるも、後半は消える時間長かった
FW 16 ケネディ 5.5 ボールを受ける位置が低く、そこからゴール前に出て行けなかった
監督 ストイコビッチ 5.5 コンディションの優位性生かせず。交代策でも変化生まれなかった
Most Disappointing Player
名古屋 田中 マルクス闘莉王 前に出てボールを奪った反面、大迫に背後のスペースを狙われ、遠藤の突破への対応も軽かった

サッカーマガジン誌の寸評である。
この試合のMVPにも輝いた小笠原満男が高得点を付けられておる。
特に同点ゴールにつながったヤスへの縦パスは速さ強さ正確さを兼ね備えた素晴らしいものであった。
パスだけでなく、スペースを埋める動き、相手へのマークなど、随所に満男の戦術眼を感じさせられる箇所が随所にあり、見所満載であったと言えよう。
単にこの試合だけでなく、ここ数試合、結果が伴わない試合でも満男のプレイは輝きを増しておった。
まさに攻守の要である。
円熟した満男に敵う選手はそうは居まい。
また、ベテランの味を出した満男と並んで決勝ゴールのアツも高評価である。
得点シーンはアツの決定力の高さを現しており、観る者を沸かせた。
本人は結果を出すまでに時間がかかったことを吐露しておったが、タイトルを常に狙う鹿島で、そう簡単に結果は出せるものではない。
寧ろ、良い時期に出てきたと感じておる者が多いのではなかろうか。
若きアツにはこれからの鹿島を背負って行ってもらわねばならぬ。
アツの決定力でゴールを量産し、勝利の美酒を味あわせて欲しい。
ベテランと若手の融合で勝利を積み重ねていくのだ。
期待しておる。
2013-05-20
鹿島 3 ― 1 名古屋
■カシマ■17,161人■晴■22.9℃■主審:家本(6.0)
■得点(アシスト)
(鹿)40分:遠藤、66分:中村(柴崎)、90+4分:大迫
(名)24分:小川(田中隼)
MATCH REPORT
序盤から多くのチャンスをつくった鹿島だが、24分に左サイドを突破され、小川に先制を許す。しかし、40分に遠藤が同点弾を突き刺すと、後半は攻勢を強め、66分に中村が逆転ゴール。その後は粘り強く守りながら、終盤に本田のクロスを大迫が決めて、勝ち点3を得た。
Most Valuable Player
鹿島 小笠原 満男 「ジーコの前では負けられない」思いが、プレーに表れた。球際の強さ、鋭い縦パスで勝利に貢献
鹿島
GK 21 曽ヶ端 準 6.0 キックミスも目立ったが、クロスに対して鋭く飛び出しピンチ防ぐ
DF OUT 82分 22 西 大伍 6.0 藤本に突破を許す場面もあったが、11分に正確なクロスで決定機演出
DF IN 82分 4 山村 和也 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
DF 3 岩政 大樹 6.5 ケネディとの空中戦でファウルも取られたが、うまくスペース消す
DF 5 青木 剛 6.5 岩政の背後を的確にケアしつつ、ケネディや小川に厳しく体寄せた
DF 6 中田 浩二 6.0 前半は背後のスペース突かれたが、後半はクレバーな位置取りで守る
MF 40 小笠原 満男 7.0 鬼気迫るプレー。相手に厳しく体を寄せ続け、正確にパス散らした
MF 20 柴崎 岳 6.5 果敢にミドルを狙い、66分には鋭いボール奪取から決勝点アシスト
MF OUT 85分 25 遠藤 康 6.5 献身的に守備こなしつつ、巧みなカットインから先制ゴール決めた
MF IN 85分 16 本田 拓也 6.5 相手の縦パスを何度もカット。大迫のゴールにつながるクロスも
MF OUT 63分 10 本山 雅志 5.5 背後からの厳しいチェックに苦しみ、ボールを収められなかった
MF IN 63分 13 中村 充孝 7.0 うまく走り込み決勝ゴール。その後も技術を生かして好機演出した
MF 35 野沢 拓也 6.0 失点場面で背後を突かれたが、うまくボランチと大迫のパイプ役
FW 9 大迫 勇也 6.5 相手の前で、背後で巧みにボール収め、正確な技術でダメ押し弾
監督 トニーニョ・セレーゾ 7.0 交代策が的中。中3日のコンディション、ダヴィ不在を乗り切った
名古屋
GK 1 楢? 正剛 5.5 細かなキックミスあり、3失点も喫したが、11分のセーブはさすが
DF 32 田中 隼磨 6.0 大迫への対応には苦戦したが、意欲的に前へ出て先制点をアシスト
DF 4 田中 マルクス闘莉王 5.0 遠藤のドリブルへの対応が軽く、失点招く。大迫もつぶせなかった
DF 5 増川 隆洋 5.0 ビルドアップでの貢献度は高かったが、大迫、遠藤を捕まえきれず
DF 6 阿部 翔平 5.5 序盤はうまく遠藤を抑えていたが、徐々にマークの受け渡しが曖昧に
MF OUT 72分 28 田口 泰士 5.5 セカンドボールへの反応早かったが、中に絞る遠藤を捕まえられず
MF IN 72分 19 矢野 貴章 5.0 ボールを受けてからのプレー判断が遅く、クロスの精度も低かった
MF OUT 82分 20 ダニルソン 6.0 対人守備の強さは光っていたが、前に出て背後を突かれる場面も
MF IN 82分 9 ヤキモフスキー - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
MF 10 小川 佳純 6.0 先制点の飛び込みは見事だったが、その後はうまく攻撃に絡めず
MF OUT 85分 11 玉田 圭司 5.5 ドリブルにキレはあったが、ゴール前でマークを剥がせなかった
MF IN 85分 27 田鍋 陵太 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
MF 8 藤本 淳吾 5.5 序盤は巧みなドリブルで好機つくるも、後半は消える時間長かった
FW 16 ケネディ 5.5 ボールを受ける位置が低く、そこからゴール前に出て行けなかった
監督 ストイコビッチ 5.5 コンディションの優位性生かせず。交代策でも変化生まれなかった
Most Disappointing Player
名古屋 田中 マルクス闘莉王 前に出てボールを奪った反面、大迫に背後のスペースを狙われ、遠藤の突破への対応も軽かった

サッカーマガジン誌の寸評である。
この試合のMVPにも輝いた小笠原満男が高得点を付けられておる。
特に同点ゴールにつながったヤスへの縦パスは速さ強さ正確さを兼ね備えた素晴らしいものであった。
パスだけでなく、スペースを埋める動き、相手へのマークなど、随所に満男の戦術眼を感じさせられる箇所が随所にあり、見所満載であったと言えよう。
単にこの試合だけでなく、ここ数試合、結果が伴わない試合でも満男のプレイは輝きを増しておった。
まさに攻守の要である。
円熟した満男に敵う選手はそうは居まい。
また、ベテランの味を出した満男と並んで決勝ゴールのアツも高評価である。
得点シーンはアツの決定力の高さを現しており、観る者を沸かせた。
本人は結果を出すまでに時間がかかったことを吐露しておったが、タイトルを常に狙う鹿島で、そう簡単に結果は出せるものではない。
寧ろ、良い時期に出てきたと感じておる者が多いのではなかろうか。
若きアツにはこれからの鹿島を背負って行ってもらわねばならぬ。
アツの決定力でゴールを量産し、勝利の美酒を味あわせて欲しい。
ベテランと若手の融合で勝利を積み重ねていくのだ。
期待しておる。