FC東京戦報道
【鹿島】大迫2発!0−2から逆転/J1

鹿島対東京 サポーターの声援に応える鹿島FW大迫(撮影・狩俣裕三)
<J1:鹿島3−2東京>◇第13節◇25日◇カシマ
鹿島は2点差をひっくり返し、中断期間前の最後の試合を制した。
後半2分にFW大迫勇也(23)が反撃弾を決めると、9分後には相手のオウンゴールで同点。とどめは20分。大迫がこの日2点目を決めて逆転した。「相手が前半飛ばしていたのでチャンスはあると思った。この勝ちは大きいね」と笑顔でスタジアムから引き揚げた。
[2013年5月25日20時32分]
大迫劣勢吹き飛ばす2発「気持ち」/J1

後半、決勝ゴールを決めMF小笠原(中央右)らと喜びを分かち合う大迫(同左)
<J1:鹿島3−2東京>◇第13節◇25日◇カシマ
鹿島FW大迫勇也(23)が2ゴールで、劣勢を吹き飛ばした。2点を追う後半2分、ロングボールに抜け出すとゴール前まで独走。反撃ののろしを上げるゴールを決めた。同点の同20分。相手DFがもたついているところを奪い、GK権田の動きを見ながら狙い澄ましてゴールに流し込んだ。「ゴールに対する気持ちを出せた」と汗をぬぐった。
開幕から3試合で2ゴールと絶好のスタートを切ったが、その後は8試合で2点。理由は明確だった。セレーゾ監督から「相手ボランチのマーク」という指示を与えられていた。中盤の守備でスタミナを消耗し、反撃時に裏のスペースまで駆け上がれなかった。だが、東京相手に追いかける試合展開も手伝い「もう出て行くだけだった」。殻を破って突き進んだ。
ロンドン五輪予選をともに戦った同い年の東京MF東の前で2得点。「意識する部分もある。自分はまだ代表でもないから。まずは鹿島で結果を残すことが大事」。ゴールを決め続けることで、代表の座も見えてくる。【湯浅知彦】
[2013年5月26日7時15分 紙面から]
窮地救った!鹿島・大迫、全得点に絡む活躍

後半、決勝ゴールを決め、両手を広げて喜ぶ鹿島・大迫=カシマ
J1第13節第1日(25日、鹿島3−2FC東京、カシマ)鹿島のFW大迫が全得点に絡む活躍でチームを窮地から救った。0−2の後半2分に右足で決めると、11分には大迫の縦パスを受けたMF遠藤が相手のオウンゴールを誘発。そして20分にはボールを奪い、決勝点を決めた。日本代表に同学年のFC東京MF東と柏FW工藤が選ばれた。「意識しないと言ったら嘘になる。鹿島で結果を残し続けることでおのずと見えてくる」と大迫。代表への思いを力に変える。

後半、FC東京・田辺(左)からボールを奪い、決勝ゴールを決める鹿島・大迫(中央)=カシマ

後半、1点目のゴールを決め、ダビ(11)と抱き合って喜ぶ鹿島・大迫=カシマ
(紙面から)
大迫 2発で逆転勝利!絶妙パスで同点ゴールも演出
J1第13節 鹿島3―2FC東京 (5月25日 カシマ)

<鹿島―FC東京>後半、FC東京・田辺(左)からボールを奪い、決勝ゴールを決める鹿島・大迫(中央)
Photo By 共同
鹿島はFW大迫の2ゴールを含む全得点に絡む活躍で2点差を逆転した。
0―2の後半2分にダヴィのパスを受けて右足でネットを揺らすと、後半11分には遠藤への絶妙のパスで2点目を演出。後半20分には相手DFからボールを奪い、左足でGKの股下を抜くシュートを決めた。ザックジャパン入りを目標に掲げるが、23日に発表されたA代表から落選。「こういう結果を出し続ければ、代表はおのずとついてくると思う」と力を込めた。
[ 2013年5月26日 06:00 ]
鹿島3年目の昌子 初先発で勝利貢献!攻撃OK大器のDF
J1第13節 鹿島3―2FC東京 (5月25日 カシマ)

<鹿島・FC東京>鹿島・昌子がサポーターに手を振る
Photo By スポニチ
プロ3年目の鹿島DF昌子源(しょうじ・げん、20)がリーグ初先発で勝利に貢献した。西の出場停止を受けて巡ってきたチャンス。ロンドン五輪代表DF山村、大型新人DF植田を抑えての大役だった。「2失点したけど勝てて良かった。緊張は全然しなかった」。センターバックでフル出場し、インターセプトや効果的な縦パスなど能力の高さを示した。
指導者S級ライセンスを持つ父・力さん(50)は関西サッカー界では有名な存在だ。95〜02年に神戸に在籍しユース監督や下部組織の統括責任者を歴任。現在は姫路独協大監督を務め、兵庫県サッカー協会技術委員長の肩書を持つ。昌子は若手主体で臨んだ5月22日のナビスコ杯C大阪戦で先発落ち。センターバックの3番手を争う山村、植田がスタメンだっただけに落ち込んだが、父から「必ずチャンスは来る」と言葉を送られて心機一転。その3日後の試合で結果を出した。
師と仰ぐ大岩コーチの現役時代をまねて、真冬でも常に半袖で試合に臨むなど可愛げのある性格の持ち主。試合後には鈴木満常務取締役強化部長から「まだ判断ミスはあるが、技術、スピードはレギュラー以上」と最大級の賛辞を贈られており、今後が楽しみな存在だ。
▽昌子 源(しょうじ・げん)1992年(平4)12月11日、兵庫県出身の20歳。フレスカ神戸U―12、G大阪ジュニアユース、米子北高を経て、11年に柴崎らとともに鹿島入り。11年10月12日の天皇杯2回戦筑波大戦で公式戦デビュー。右利き。1メートル82、74キロ。血液型AB。
[ 2013年5月26日 06:00 ]
【鹿島】大迫2発!代表落選の悔しさ晴らした!

後半20分、勝ち越しゴールを決めて、ジャンプする鹿島・大迫
◆J1第13節 鹿島3―2F東京(25日・カシマスタジアム) 鹿島がFW大迫勇也(23)の2ゴールなどでF東京に3―2と逆転勝ちし、暫定3位に浮上した。23日発表の日本代表には選ばれなかったが、初選出のMF東慶悟(22)ら3人の代表選手を擁するF東京に意地を見せた。川崎はFW大久保嘉人(30)がJ1通算97得点となる2ゴール。2―1で新潟を破った。J1は26、29日に試合のある4チームを除き、日本代表活動のため中断。7月6日に再開される。
大迫が全得点に絡み、代表組を尻目に存在感を発揮した。鹿島のエースとして開幕から活躍してきたが、23日に発表された日本代表からは落選。悔しさを振り払うように90分間、暴れ回った。
2点を追う後半2分、FWダヴィのパスにオフサイドラインのギリギリで抜け出し、右足でゴール。「相手は飛ばしていたから後半、絶対に(運動量が)落ちる。1点入れば逆転できると思った」。同11分には相手のオウンゴールを演出。9分後には、日本代表GK権田の股間を抜くシュートで決勝点を奪った。
大迫は代表に選出されたF東京の東と同学年。同じ4本のシュートを放ちながら、東は不発。ライバルの目の前で抜群の決定力を見せ「(五輪代表などで)ずっと一緒にやってたし、頑張ってほしい」とエールを送った。今回は落選したが、7月の東アジア杯(韓国)を始めチャンスはある。「(代表を)意識しないというのはうそ。こういうことを続けていけば自然とついてくる」とゴール量産で日の丸を狙う。
失点直後には、手を叩いて味方の士気を鼓舞するなど、得点以外でもチームを引っ張る。今季はMF小笠原が不在の際、キャプテンを任されている。この日も、小笠原が左膝打撲で交代すると、腕章を引き継いだ。「責任があるけれど、プレーで示していければいい」。チームメートやクラブ関係者も「責任感が出てきた。しっかりした口調で話すようになった」と成長を認める。
鹿島は今季ホームでは5勝1分けで、順位も暫定3位に浮上した。中断期間の来月には宮崎キャンプも予定。エースに引っ張られ、常勝軍団がパワーアップして優勝を目指す。
(2013年5月26日06時03分 スポーツ報知)
J1・第13節 鹿島鮮やか逆転
J1第13節第1日(25日・カシマスタジアムほか=8試合)鹿島は大迫の2得点などで3-2でFC東京に逆転勝ちした。通算成績は7勝4分け2敗、勝ち点25の3位。
鹿島は前半2失点したが後半2分に大迫が1点を返し、11分にはオウンゴールで同点。20分に大迫が勝ち越し点を奪った。
大宮はノバコビッチの2得点などで甲府に3-0で快勝し、勝ち点32で首位を守った。2位の横浜Mは鳥栖に1-0で競り勝ち、同27。
29日にはアジア・チャンピオンズリーグで未消化だった第9節の広島-柏、浦和-仙台がある。日本代表の活動のために約1カ月中断し、第14節は7月6日に行われる。
鹿島の星、爆発の予感 大迫、ひたむきに2ゴール

後半20分、逆転ゴールを決め、ガッツポーズをして喜ぶ鹿島・大迫=上田潤撮影

後半、鹿島・小笠原(40)はFC東京・田辺(27)と接触、負傷退場する=上田潤撮影

後半2分、鹿島・大迫(9)はゴールを決める=上田潤撮影

後半20分、鹿島・大迫(9)はこの試合2点目となる逆転ゴールを決める=上田潤撮影
■鹿島FW 大迫
(25日、鹿島3―2FC東京)
【中川文如】0―2で迎えた後半開始早々、右足でふわりとGKの頭上を越すシュートを決めた。同点に追いついた後の20分、今度はGKの股下を抜くゴール。2得点とも「相手の動き、体勢の逆を突いた」。
鹿児島城西高3年時の2008年度、全国高校選手権で10得点の一大会個人得点記録を残した技術はJ1でも抜きんでる。だが、淡々とプレーする物腰は時に積極性を欠いた。出番が減ると腐りかけ、スタッフに怒られることもあった。プロ5季目で、まだシーズン2桁得点はない。潜在能力を解放しきれていない印象がこれまではあった。
2得点の後、負傷交代した小笠原からキャプテンマークを引き継いだ。ゴールラインを割るとわかっている球もあきらめず追いかけ、手をたたいて味方を鼓舞。「責任、ありますからね。態度で示さないと」
スマートな天才肌に、いつのまにか、ひたむきな鹿島の血が脈打ち始めている。早くも今季6得点の23歳。殻を破る時期が来たのかもしれない。
大迫一色の各紙である。
代表落選と絡め、日本代表の能力がアピールされておる。
それだけの実力は大いに発揮されたように感じる。
その中でスポニチはリーグ戦初先発の昌子源にスポットが当てておる。
鈴木満常務強化部長の「技術、スピードはレギュラー以上」というコメントを報じており、期待の表れを感じさせる。
このFC東京戦では失点に絡んでしまったが、「いける雰囲気が出ていた」と語っており、気持ちの切り替えもDF向きと言えよう。
将来の鹿島を背負うであろうCBの躍動に注目である。

鹿島対東京 サポーターの声援に応える鹿島FW大迫(撮影・狩俣裕三)
<J1:鹿島3−2東京>◇第13節◇25日◇カシマ
鹿島は2点差をひっくり返し、中断期間前の最後の試合を制した。
後半2分にFW大迫勇也(23)が反撃弾を決めると、9分後には相手のオウンゴールで同点。とどめは20分。大迫がこの日2点目を決めて逆転した。「相手が前半飛ばしていたのでチャンスはあると思った。この勝ちは大きいね」と笑顔でスタジアムから引き揚げた。
[2013年5月25日20時32分]
大迫劣勢吹き飛ばす2発「気持ち」/J1

後半、決勝ゴールを決めMF小笠原(中央右)らと喜びを分かち合う大迫(同左)
<J1:鹿島3−2東京>◇第13節◇25日◇カシマ
鹿島FW大迫勇也(23)が2ゴールで、劣勢を吹き飛ばした。2点を追う後半2分、ロングボールに抜け出すとゴール前まで独走。反撃ののろしを上げるゴールを決めた。同点の同20分。相手DFがもたついているところを奪い、GK権田の動きを見ながら狙い澄ましてゴールに流し込んだ。「ゴールに対する気持ちを出せた」と汗をぬぐった。
開幕から3試合で2ゴールと絶好のスタートを切ったが、その後は8試合で2点。理由は明確だった。セレーゾ監督から「相手ボランチのマーク」という指示を与えられていた。中盤の守備でスタミナを消耗し、反撃時に裏のスペースまで駆け上がれなかった。だが、東京相手に追いかける試合展開も手伝い「もう出て行くだけだった」。殻を破って突き進んだ。
ロンドン五輪予選をともに戦った同い年の東京MF東の前で2得点。「意識する部分もある。自分はまだ代表でもないから。まずは鹿島で結果を残すことが大事」。ゴールを決め続けることで、代表の座も見えてくる。【湯浅知彦】
[2013年5月26日7時15分 紙面から]
窮地救った!鹿島・大迫、全得点に絡む活躍

後半、決勝ゴールを決め、両手を広げて喜ぶ鹿島・大迫=カシマ
J1第13節第1日(25日、鹿島3−2FC東京、カシマ)鹿島のFW大迫が全得点に絡む活躍でチームを窮地から救った。0−2の後半2分に右足で決めると、11分には大迫の縦パスを受けたMF遠藤が相手のオウンゴールを誘発。そして20分にはボールを奪い、決勝点を決めた。日本代表に同学年のFC東京MF東と柏FW工藤が選ばれた。「意識しないと言ったら嘘になる。鹿島で結果を残し続けることでおのずと見えてくる」と大迫。代表への思いを力に変える。

後半、FC東京・田辺(左)からボールを奪い、決勝ゴールを決める鹿島・大迫(中央)=カシマ

後半、1点目のゴールを決め、ダビ(11)と抱き合って喜ぶ鹿島・大迫=カシマ
(紙面から)
大迫 2発で逆転勝利!絶妙パスで同点ゴールも演出
J1第13節 鹿島3―2FC東京 (5月25日 カシマ)

<鹿島―FC東京>後半、FC東京・田辺(左)からボールを奪い、決勝ゴールを決める鹿島・大迫(中央)
Photo By 共同
鹿島はFW大迫の2ゴールを含む全得点に絡む活躍で2点差を逆転した。
0―2の後半2分にダヴィのパスを受けて右足でネットを揺らすと、後半11分には遠藤への絶妙のパスで2点目を演出。後半20分には相手DFからボールを奪い、左足でGKの股下を抜くシュートを決めた。ザックジャパン入りを目標に掲げるが、23日に発表されたA代表から落選。「こういう結果を出し続ければ、代表はおのずとついてくると思う」と力を込めた。
[ 2013年5月26日 06:00 ]
鹿島3年目の昌子 初先発で勝利貢献!攻撃OK大器のDF
J1第13節 鹿島3―2FC東京 (5月25日 カシマ)

<鹿島・FC東京>鹿島・昌子がサポーターに手を振る
Photo By スポニチ
プロ3年目の鹿島DF昌子源(しょうじ・げん、20)がリーグ初先発で勝利に貢献した。西の出場停止を受けて巡ってきたチャンス。ロンドン五輪代表DF山村、大型新人DF植田を抑えての大役だった。「2失点したけど勝てて良かった。緊張は全然しなかった」。センターバックでフル出場し、インターセプトや効果的な縦パスなど能力の高さを示した。
指導者S級ライセンスを持つ父・力さん(50)は関西サッカー界では有名な存在だ。95〜02年に神戸に在籍しユース監督や下部組織の統括責任者を歴任。現在は姫路独協大監督を務め、兵庫県サッカー協会技術委員長の肩書を持つ。昌子は若手主体で臨んだ5月22日のナビスコ杯C大阪戦で先発落ち。センターバックの3番手を争う山村、植田がスタメンだっただけに落ち込んだが、父から「必ずチャンスは来る」と言葉を送られて心機一転。その3日後の試合で結果を出した。
師と仰ぐ大岩コーチの現役時代をまねて、真冬でも常に半袖で試合に臨むなど可愛げのある性格の持ち主。試合後には鈴木満常務取締役強化部長から「まだ判断ミスはあるが、技術、スピードはレギュラー以上」と最大級の賛辞を贈られており、今後が楽しみな存在だ。
▽昌子 源(しょうじ・げん)1992年(平4)12月11日、兵庫県出身の20歳。フレスカ神戸U―12、G大阪ジュニアユース、米子北高を経て、11年に柴崎らとともに鹿島入り。11年10月12日の天皇杯2回戦筑波大戦で公式戦デビュー。右利き。1メートル82、74キロ。血液型AB。
[ 2013年5月26日 06:00 ]
【鹿島】大迫2発!代表落選の悔しさ晴らした!

後半20分、勝ち越しゴールを決めて、ジャンプする鹿島・大迫
◆J1第13節 鹿島3―2F東京(25日・カシマスタジアム) 鹿島がFW大迫勇也(23)の2ゴールなどでF東京に3―2と逆転勝ちし、暫定3位に浮上した。23日発表の日本代表には選ばれなかったが、初選出のMF東慶悟(22)ら3人の代表選手を擁するF東京に意地を見せた。川崎はFW大久保嘉人(30)がJ1通算97得点となる2ゴール。2―1で新潟を破った。J1は26、29日に試合のある4チームを除き、日本代表活動のため中断。7月6日に再開される。
大迫が全得点に絡み、代表組を尻目に存在感を発揮した。鹿島のエースとして開幕から活躍してきたが、23日に発表された日本代表からは落選。悔しさを振り払うように90分間、暴れ回った。
2点を追う後半2分、FWダヴィのパスにオフサイドラインのギリギリで抜け出し、右足でゴール。「相手は飛ばしていたから後半、絶対に(運動量が)落ちる。1点入れば逆転できると思った」。同11分には相手のオウンゴールを演出。9分後には、日本代表GK権田の股間を抜くシュートで決勝点を奪った。
大迫は代表に選出されたF東京の東と同学年。同じ4本のシュートを放ちながら、東は不発。ライバルの目の前で抜群の決定力を見せ「(五輪代表などで)ずっと一緒にやってたし、頑張ってほしい」とエールを送った。今回は落選したが、7月の東アジア杯(韓国)を始めチャンスはある。「(代表を)意識しないというのはうそ。こういうことを続けていけば自然とついてくる」とゴール量産で日の丸を狙う。
失点直後には、手を叩いて味方の士気を鼓舞するなど、得点以外でもチームを引っ張る。今季はMF小笠原が不在の際、キャプテンを任されている。この日も、小笠原が左膝打撲で交代すると、腕章を引き継いだ。「責任があるけれど、プレーで示していければいい」。チームメートやクラブ関係者も「責任感が出てきた。しっかりした口調で話すようになった」と成長を認める。
鹿島は今季ホームでは5勝1分けで、順位も暫定3位に浮上した。中断期間の来月には宮崎キャンプも予定。エースに引っ張られ、常勝軍団がパワーアップして優勝を目指す。
(2013年5月26日06時03分 スポーツ報知)
J1・第13節 鹿島鮮やか逆転
J1第13節第1日(25日・カシマスタジアムほか=8試合)鹿島は大迫の2得点などで3-2でFC東京に逆転勝ちした。通算成績は7勝4分け2敗、勝ち点25の3位。
鹿島は前半2失点したが後半2分に大迫が1点を返し、11分にはオウンゴールで同点。20分に大迫が勝ち越し点を奪った。
大宮はノバコビッチの2得点などで甲府に3-0で快勝し、勝ち点32で首位を守った。2位の横浜Mは鳥栖に1-0で競り勝ち、同27。
29日にはアジア・チャンピオンズリーグで未消化だった第9節の広島-柏、浦和-仙台がある。日本代表の活動のために約1カ月中断し、第14節は7月6日に行われる。
鹿島の星、爆発の予感 大迫、ひたむきに2ゴール

後半20分、逆転ゴールを決め、ガッツポーズをして喜ぶ鹿島・大迫=上田潤撮影

後半、鹿島・小笠原(40)はFC東京・田辺(27)と接触、負傷退場する=上田潤撮影

後半2分、鹿島・大迫(9)はゴールを決める=上田潤撮影

後半20分、鹿島・大迫(9)はこの試合2点目となる逆転ゴールを決める=上田潤撮影
■鹿島FW 大迫
(25日、鹿島3―2FC東京)
【中川文如】0―2で迎えた後半開始早々、右足でふわりとGKの頭上を越すシュートを決めた。同点に追いついた後の20分、今度はGKの股下を抜くゴール。2得点とも「相手の動き、体勢の逆を突いた」。
鹿児島城西高3年時の2008年度、全国高校選手権で10得点の一大会個人得点記録を残した技術はJ1でも抜きんでる。だが、淡々とプレーする物腰は時に積極性を欠いた。出番が減ると腐りかけ、スタッフに怒られることもあった。プロ5季目で、まだシーズン2桁得点はない。潜在能力を解放しきれていない印象がこれまではあった。
2得点の後、負傷交代した小笠原からキャプテンマークを引き継いだ。ゴールラインを割るとわかっている球もあきらめず追いかけ、手をたたいて味方を鼓舞。「責任、ありますからね。態度で示さないと」
スマートな天才肌に、いつのまにか、ひたむきな鹿島の血が脈打ち始めている。早くも今季6得点の23歳。殻を破る時期が来たのかもしれない。
大迫一色の各紙である。
代表落選と絡め、日本代表の能力がアピールされておる。
それだけの実力は大いに発揮されたように感じる。
その中でスポニチはリーグ戦初先発の昌子源にスポットが当てておる。
鈴木満常務強化部長の「技術、スピードはレギュラー以上」というコメントを報じており、期待の表れを感じさせる。
このFC東京戦では失点に絡んでしまったが、「いける雰囲気が出ていた」と語っており、気持ちの切り替えもDF向きと言えよう。
将来の鹿島を背負うであろうCBの躍動に注目である。