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新潟戦報道

鹿島が鮮やかな逆転勝ち/J1

<J1:鹿島3−1新潟>◇第26節◇22日◇カシマ

 先手を奪ったのは新潟だった。前半3分、日本代表FW矢野がハーフウエーライン付近からドリブルで持ち込み、最後はDFを振り切ってゴールを決めて先制した。だが鹿島も反撃を開始。同11分に右サイドにいたMF小笠原が中央に折り返したボールをFW田代が押し込んで同点。同33分にもDF内田の右クロスを再び田代が頭で決めて、鮮やかに逆転した。

 鹿島は後半にも同14分にMF野沢が左45度から落ち着いて左隅に流し込んで決定的な3点目。同43分にGK曽ケ端がFW矢野を報復行為で蹴って、1発退場となったが、そのまま逃げ切って2試合ぶりに快勝した。新潟は3連敗となった。
[2007年9月22日21時18分]


鹿島内田が決勝点を演出/J1

<J1:鹿島3−1新潟>◇第26節◇22日◇カシマ

 鹿島DF内田が決勝点を演出した。1−1で迎えた前半33分、右サイドの低い位置から短いステップでゴール前のニアに低空クロス。FW田代がヘッドで合わせて、勝ち越し点が生まれた。「あそこ(ニアの低い位置)に出しても有三さんは体をなげうってくれるので」と感謝していた。[2007年9月23日2時36分]


鹿島田代2発、病気と闘う友へ勇気/J1



8月13日、宇野純平さんを見舞う鹿島FW田代(宇野純平君を支える会提供)

<J1:鹿島3−1新潟>◇第26節◇22日◇カシマ

 鹿島はFW田代有三(25)の難病の友にささげる2発で新潟に勝利した。


 病魔と闘う友のために、鹿島FW田代はゴールのたびに心臓をたたいてみせた。6月16日広島戦以来、約3カ月ぶりのゴールを待ちわびていたのは田代自身だけではない。「特発性拡張型心筋症」という生命にかかわる心臓の病気に侵された友人の宇野純平さんも、この瞬間を福岡の病室で待っていた。「やっと決められたよ、と言いたい」。同点、そして逆転弾で約束していたパフォーマンスをついに実行した。


 執念がこもっていた。前半11分、豪快に右足ボレー。真骨頂は同33分の決勝弾。地面すれすれの右クロスに対し、頭から突っ込んだ。DFが足を差し出しており、負傷しかねないプレーだったが「足で行くより頭で行った方がミートできる」と勇気を体で示した。


 兄輝之さんの知人で、田代自身も小学校時代に対戦経験のある宇野さんが病と闘っていることを明かしたのは8月13日。難航していた募金運動が広がるきっかけをつかむためだった。だがその10日後に左太もも裏肉離れで離脱した。「純平君から『焦らせてすみません』とメールが入ったけど、彼のせいじゃない」。これ以上、気を使わせたくなかった。ケガのFW柳沢に代わって巡ってきた6試合ぶりのチャンスを逃すわけにはいかなかった。


 試合後、携帯電話にメールが入っていた。宇野さんからで「血圧、心拍数が上がりました」との明るい言葉で興奮と感謝を伝えてきた。以前に顔を合わせた時に「死にたかったという時もあった、と聞いた」と05年4月からの長い闘病生活の苦労も知っている。試合後にゴール裏スタンドに登り「全部勝ちます。最後まであきらめません!」と絶叫した。


 プロ入り後、得点した公式戦は15戦全勝。首位浦和を勝ち点10差で追うチームと、病床にいる友のためにゴールを決めた男の、勝利への魂の叫びだった。【広重竜太郎】[2007年9月23日9時6分 紙面から]


鹿島・田代が病の友人に贈る2発…5試合ぶり先発で逆転演出

 J1第26節第1日(22日、鹿島3−1新潟、カシマスタジアム)鹿島は新潟に3−1で快勝し暫定3位に浮上した。



 鹿島FW田代が心臓に重病を患っている友人に贈る2発。ゴール後には心臓をたたくパフォーマンスを披露した。「前から約束していたのに、随分時間がかかった。このパフォーマンスで少しでも多くの人に知ってもらえればうれしい」。突発性拡張型心筋症で米国での移植手術を目指す宇野純平さんのため、今後も試合で活躍して募金呼びかけの場を作るなど協力を求めていくつもり。試合は3−1逆転勝ちで、暫定3位浮上。首痛の主将FW柳沢の代役として5試合ぶりに先発した男が、魂のゴールを決め続ける。


田代2発!難病の友に勇気贈った



<鹿島・新潟>前半33分、2点目のゴールを決めた鹿島・田代(右)は胸を叩くパフォーマンス

 【鹿島3―1新潟】鹿島FW田代が難病と闘う友人にささげる2ゴールを決め、チームを勝利へと導いた。0―1の前半11分だ。左クロスからMF小笠原の折り返しを右足でゴール。同33分には、DF内田からの右クロスを得意のヘッドで決めた。6月16日の広島戦以来、98日ぶりの同点ゴールと、貴重な決勝弾でチームは優勝戦線に踏みとどまった。「結果が出てなかったので、これが最後のチャンスだという気持ちでやった」とホッとした表情をのぞかせた。


 特別な思いがあった。今年に入り、兄の友人で「特発性拡張型心筋症」という難病と闘う宇野純平さん(21)と知り合った。7月に福岡市内の病院を訪れて激励。その際、ゴール後に胸を叩くパフォーマンスを約束した。そして、この日、約束通りのパフォーマンスを2度も見せた。

 「特発性拡張型心筋症」の完治には、海外で心臓移植手術を受けるしか方法がないという。だが、そのためには渡航費、手術費、滞在費に加え、飛行機の改造費、数個の人工心臓の確保など、1億円に上る費用が必要となる。26日には、募金活動などの詳細を発表する会見(福岡県庁)があるだけに、田代は「その26日までにゴールできて良かった」と笑みを浮かべた。


 病室のテレビで応援していた純平さんからは試合後、「心拍数と血圧が上がった」とのメールが届いた。「やっとゴールできたとメールを返します。このゴールで勢いに乗っていければ」と田代。05年以来、カップ戦を含め、自らが得点を決めた試合は15戦全勝。今後も自らの得点でチームを勝利へと導き、純平さんにさらなる勇気を与えるつもりだ。


鹿島・田代 病床の友人にささげる2発!…J1第26節

 ◆J1第26節 鹿島3―1新潟(22日、カシマ) 病床の友人にささげた。鹿島FW田代は前半11分、右ボレーで同点弾をたたき込むと、同33分には頭で決勝点。ゴールのたびに何度も左胸をたたいた。「純平くん、ようやく決められたよ。やっと約束を果たせた」叫びながら―。


 今年7月、難病の突発性拡張型心筋症を患う宇野純平さん(21)と出会った。福岡市内の病院を見舞い、臓器移植手術には渡米、1億円が必要なこと、そして現状では、資金が足りていないことを伝えられた。田代はその場で、募金の呼びかけなどの協力を申し出た。


 そのとき、純平さんから頼まれていたこと。それが「ゴールしたら、左胸をたたいてほしい」だった。6月16日広島戦以来の得点で「ようやくできました。これからも続けていく」と安どの表情。得点した試合は15連勝と常勝神話を持つ男は、チームの逆転優勝、友人の命をも助ける。


 鹿島逆転勝ち 連敗阻止、暫定3位 水戸は逆転負け Jリーグ

2007/09/23(日) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁

 Jリーグ一部(J1)第二十六節第一日は二十二日、各地で六試合を行い、鹿島は田代の2得点の活躍などで3−1(前半2−1)で新潟に逆転勝ちし連敗を阻止した。鹿島の通算成績は十四勝六分け六敗、勝ち点48で暫定3位に浮上した。

 鹿島は前半三分にカウンターから矢野に先制点を奪われたが、十一分に田代のゴールでが決まり同点。その後も攻勢に出ると、三十三分には内田の右クロスを田代が頭で合わせて逆転。後半は新潟の反撃を抑え、十四分には野沢が3点目を奪い突き放した。四十三分に曽ケ端がラフプレーで退場となったが、最後まで集中を切らさずに逃げ切った。


復活田代、約束果たす2G

 完全復活だ! 右太もも肉離れから復帰したFW田代有三(25)が決勝点を含む2得点。「僕にとってラストチャンス。結果にこだわってやりたい」と燃えていた背番号9が窮地を救った。

 序盤は前節の名古屋戦の敗戦を引きずったような展開だった。3分に矢野に速攻から得点を許すと、その後も中盤のプレスがきかず、新潟にボールを回されるシーンが続いた。この悪い流れを一変させたのが田代。11分に小笠原の右からの折り返しにゴール正面で素早く反応。右足を振り抜きネットを揺らし同点とすると、33分には内田からの低い右クロスに相手DFの足の前へ頭を出し、逆転のゴール。「悪い流れだったが、巻き返すゴールを決められたのがよかった」。今季リーグ戦1得点と苦しんだ男の意地の2発だった。

 それだけでなく、田代には果たさなくてはいけない約束があった。地元福岡で心臓の難病に苦しむ知人の宇野純平さんを個人的に支援。海外での手術費を捻ねん出すしゅつ るための募金活動が26日から始まる。その宇野さんと約束していたのがゴール後のパフォーマンス。右拳で胸をたたくパフォーマンスを2度も披露。「前から約束してて、だいぶ時間がたっちゃいましたけど、2点取れてよかった。これでいろんな人に知ってもらえたらうれしい」とはにかんだ。

 田代がゴールした試合は公式戦15戦全勝。「どういう試合でも結果を出して自分のためにも、宇野くんを知ってもらうためにも結果を出し続けたい」。常勝神話の“鹿島の鳥人”がチームを逆転優勝に導く。


復調した(というよりも今季のリスタート)田代の”ええ話”一色である。

スポーツ選手の捧げる系は胸を打つ。

田代はゴール二発を捧げそれをやってのけた。

JEF戦以来6試合ぶりの先発・怪我明けということでは素晴らしくメディア受けも宜しかろう。

しかしそれを演出したのは脇役の押しのけられた選手達がいてこそである。

アシストの満男・篤人はもとよりゴールシーンへ至るプロセスに陰に隠れた職人の姿がある。

この試合では青木に押し退けられておったチューヤンの復調に目を向けねばならぬと思う。

満男と本山のコンビネーションが創ったスペースに駆け上がっていく勇姿はボランチと言うよりもビポーテと表した方が相応しい。

スペインで言えば4番を背負うプレイスタイルである。

サイドに散らす速いミドルパスの精度も戻り、陰の立て役者として奮闘した。

攻撃力あってこそピッチに立つ資格であると言わんばかりである。

青木の出場停止による代役ではない。

ただメディアにはゴールという結果が伴わなければ受けないであろう。

が、それでよい。

陰の功労者いてこそ勝利を積み重ねることが出来るのである。

数正が秀吉側に出奔するのは、家康家臣の結束を固めるが故の苦肉の策である。

幼少よりの家臣故、この役を仰せつかった。

否、自ら買って出たのである。

本多作左衛門が悪口を言うのも裏で口裏を合わせたためであった。

天下への道を開くためには仕方のないことなのである。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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