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広島戦プレビュー

【J1:第27節 広島 vs 鹿島 プレビュー】徹底的に話をすることで立て直しを図る広島と優勝のため絶対に負けられない鹿島、双方の想いがぶつかりあう [ J's GOAL ]
9月30日(日)J1 第27節 広島 vs 鹿島(14:00KICK OFF/広島ビ)
コミュニケーション、コミュニケーション。今週の広島の練習は、この言葉があらゆる場所で飛び交い、さらに実践された。月曜日には、戸田和幸キャプテンが森崎浩司・青山敏弘・柏木陽介・桑田慎一朗・高柳一誠ら中盤の選手を集めて話し合い、休み明けの水曜日はレギュラーメンバーに高柳一誠・李漢宰・盛田剛平らを加えた選手たちで忌憚のない意見交換を行った。
選手たちだけではない。ペトロヴィッチ監督も動く。練習前と後、そして練習中と、少しの時間を見つけては選手たちに話しかけ、意見を聞き、指導を重ねた。そして木曜日には全体ミーティングを行い、こう言っている。「例えば(柏木)陽介がフリーで飛び出した時、ボールを持っていたウェズレイがたまたまパスを出さなかったとする。その時、陽介がウェズレイに『どうしてパスを出してくれないんだ』と言う。これは、サッカーにおいては当たり前のコミュニケーションだろう?要求は、どんどんやるべきだ。でもそれを、本人に直接言うことなく、違う場所で愚痴のように言い合うことは、コミュニケーションではない。言うのなら、本人の前でやるべきだ。選手同士で、面と向かって話をすることは、批判でも非難でもない。互いに理解しあって、プレーするためのものだ。我々は、チームという一つの共同体で、サッカーという職業についているのだから、互いにもっとコミュニケーションを深めようじゃないか」
その言葉が少しずつ浸透し始めたのか、元々はおとなしく声も出ない雰囲気だった広島のムードが変わり始めた。互いに「こうやってほしい」という言葉を練習中に言い合い、時には年齢に関係なく声を荒げてしまうことも。しかし「たとえ言い争っても、しっかりと後で冷静に話をすればいいだけのことだから」と青山は言う。仕事における要求や議論は、非難ではない。「勝つんだ」という目標がはっきりさえしておけば問題ないのである。
一方で、相手に要求する声ばかりではなく、互いを励まし合う声も頻繁に出てきた。例えば佐藤寿人は、素晴らしいインタセプトを見せた森崎和幸に「カズ、スーパー!」と声をかけ、美しいクロスを入れた駒野友一に「ナイスクロス!」と叫ぶ。どちらかと言えばここのところの佐藤は「要求系」の声が多かったのだが、全体に「要求系」が増えてきたこともあったのか、「励まし系」の声かけにシフトし始めた。同じように森崎和幸や森崎浩司も、若い選手に対して声をかけ、動き方の確認と同時に気持ちを高めるように励ましていた。
「チームで結果が出せない時、陥りがちなのは選手が少人数のグループに分かれ、相手のいない場所で勝手に話をすることだ。『何で走らないのか』『何でパスをしないのか』『何で監督はダブルボランチにしないんだろう』とか。議論や要求するのはいい。しかし、当事者の前で言わなければ、それは意味はなさないし、そこからは理解など生まれない」とペトロヴィッチ監督は言う。指揮官は、ここまで積み上げてきた広島のサッカーに自信を持っているし、選手たちに対して絶大な信頼を寄せている。「ここ2ヶ月、確かに厳しい状況が続いているが、それは将来、必ず活きてくる」という彼の言葉からも、続けていけば絶対に打開できるという強い意志が見えている。ただ、だからといって手をこまねくのではなく、彼は徹底的に話すという手法で、甲府戦敗北の傷が残るチームの雰囲気を盛り上げ、苦境を脱出しようとしている。もちろん選手側でも、監督の信頼が厚い戸田和幸というリーダーを中心に、チームを立て直そうと動いていることも確かだが。


鹿島は、首位との勝点差が10と優勝争いに生き残るためには、もう1点もポイントを落とせないところまで来ている。が、ここにきて、守護神・曽ヶ端準が2試合出場停止となるというアクシデントも発生した。DFファボンに加え、MFダニーロも負傷した。厳しい状況であるが、そういう時にこそ真価を発揮してきたから、鹿島は強豪と呼ばれてきたのである。例えば、前節の新潟戦では試合直前になってFW柳沢敦が首を負傷し出場不可能となった。が、急きょ出場した FW田代有三が爆発して2得点。チームを見事に勝利に導いた。それが、鹿島というチームの奥深い強さなのだ。


両チームとも、それぞれの立場にとって厳しい状況にある。勝点3が欲しい想いも、同様だ。明日は、両チームの勝利に向かう熱い想いが、広島ビッグアーチでスパークする。
以上
2007.09.29 Reported by 中野和也


田代の出場は十分に準備を行った上であった。
前節の悦っちゃん同様お粗末な記事である。
本日最終回を迎えたどんど晴れの小松江里子女史並と言えよう。
かき入れ時のさるさ踊りに旅館従業員総出で踊りに出てしまっては商売あがったりである。
この脚本家の書く直江兼続に期待せよと言われても難儀であろう。
悲しき現実である。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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